大学推薦入試で学費免除になる？学費免除のためには特待生制度を活用！

大学で学ぶためには多額の費用がかかります。しかし、特待生制度を利用すれば支払う学費を抑えることができ、場合によっては全く学費を払うことなく大学に通うことも可能です。

今回の記事では、特待生制度とはどのような制度か、特待生になるためにはどうしたら良いのか、特待生制度のある大学はどこ？といったテーマで、特待生制度について解説していきます。

記事の監修者：五十嵐弓益（いがらし ゆみます）

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特待生制度とは

特待生制度とは、「特別待遇学生制度」の略語で、成績優秀な学生の入学金や学費の一部または全額を免除したり、奨学金を給付するなどして、学生の金銭的負担を減らす制度のことです。

選考基準が学業成績ではなく、スポーツにおける成績優秀者が対象となる「スポーツ特待生制度」や、英検やTOEICなど特定の資格の保有が条件となる「資格特待生制度」もあります。

大学によって設置されている制度は異なり、免除される金額や期間などの条件にも違いがあります。

特待生制度は、学費を融資する意味での奨学金とは異なり、選考において家計状況が影響することはありません。

特待生になるには

特待生になるにはどうしたら良いのでしょうか。選抜には主に２つの方式があります。

入学試験で特待生を選抜

特待生制度の中で一般的なものは、入学試験で優秀な成績を収めた学生の学費を減免・免除する形式です。

入試で優秀な成績を収めた学生を特待生として選抜する方式と、特待生選抜試験として特待生を選ぶための試験を実施して選抜する方式があります。

特待生に選ばれると、入学金が免除されたり、初年度の学費が減免・免除されたりします。

大学４年間の学費が減免・免除される制度もありますが、その場合は毎年継続審査を受ける必要があります。成績が基準に満たない時には特待生から外されることもあります。

在学中の試験成績で特待生を選抜

入試ではなく、在学中に優秀な成績を収めた学生の学費を減免・免除する制度もあります。各科目の試験で良好な成績を収め、大学が設定した基準を満たした学生が対象となります。

基本的には１年間の学費が減免・免除されます。次年度も選抜されるためには、継続して大学が定める基準をクリアしなければなりません。

五十嵐塾長

入学試験で選ばれる場合も在学中の成績で選ばれる場合も、面接を受けなければならないことがあります。

学力に加えて、人間性も審査の対象となるのです。

特待生制度のある大学一覧

特待生制度がどのようなものか、お分かりいただけたと思います。続いては、どの大学で制度が利用できるのか、ご紹介していきます。

掲載した内容は2022年度のものです。最新の情報は、各大学のホームページ等をご確認ください。

特待生制度のある国公立大学一覧

特待生制度のある私立大学一覧

私立大学については、非常に数が多いため、大学名のみご紹介します。詳細は各大学のホームページをチェックしてみてください。

まとめ

返済する必要がある奨学金とは異なり、特待生制度はお金を借りることなく、学費を減免・免除することができます。

特待生になれるのは基本的に成績優秀な学生であり、学生全体からすると少数です。しかし、ご紹介した通り、非常に多くの大学が特待生制度を設けていますので、一度自分の志望する大学・学部について調べてみてはいかがでしょうか。