苦手な科目は面接でどう答える?不得意科目の回答例文を紹介!

大学受験

大学受験の面接。どんなことを聞かれるのか考えただけでドキドキしますよね。

みなさんいろいろな質疑応答をシミュレーションしていることでしょう。

今回は、面接で『苦手な科目』や『不得意科目』を聞かれた時の答え方を解説します。

得意な科目や頑張った科目を聞かれるのは分かりますが、苦手な科目を聞かれるの!?と驚いている人も多いかもしれませんね。

実は苦手な科目についての質問には、面接官の意図があるのです。

例文もありますのでぜひ参考にしてくださいね!

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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苦手な科目の面接での答え方

面接は、大学側にあなたのことを知ってもらえる大切な機会。

それなのに面接官はどうして苦手な科目について聞くのだろう…?

その意図は、面接官が質問を通してあなたの『苦手なことへの向き合い方』や、『苦手なことから逃げ出さずに取り組めるか』を見るためです。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

決してあなたを落とそうと思って質問をしているわけではないので、安心してくださいね!

苦手な科目の答え方は、

1.【結論】 まず苦手な科目を答える

2.【エピソード】 なぜ苦手なのか・どのように取り組んだのか・そこから学んだこと

3.【大学入学後】 取り組んだ経験をどのように活かしていきたいか

この手順で答えると具体的に分かりやすく組み立てられます。

ぜひ参考にしてくださいね。

逆に答え方でしてはいけないのが、

苦手なことだけを伝える(『数学が苦手です』などと言いっぱなしにする)

抽象的な話をする

自分を理解してもらうためには具体的な話をするのが大切です!

五十嵐塾長
五十嵐塾長

具体的な話ができるように、自己分析はしっかり行おう!

苦手な科目の教科別回答例文

では、具体的にどのような回答をすればいいのか、例文をいくつかご紹介します。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

まずは国語を例にみていこう!

国語

私が苦手な科目は国語です。(→【結論】苦手な科目の名前

漢字や文法、語彙など暗記するものには抵抗がないのですが、登場人物の心情を答える問題や、筆者の意図や文章の要旨を答えるものなど自分の言葉で記述することに苦手意識を持っていました。(→【エピソード】なぜ苦手か、何が苦手か

まずは書くことに対する苦手意識を無くしたくて、毎日少しずつ日記をつけることに挑戦しました。(→【エピソード】具体的取り組み

その結果だんだんと書くことへのハードルが下がり、テストで記述問題を空欄で提出してしまうことが減りました。(→【エピソード】取り組み①の結果

次に、読んだ本への感想や新聞記事の要旨を書くことにチャレンジしました。(→【エピソード】具体的な取り組み②

すると、自分の言葉で表すことやまとめることができるようになってきて、テストの点数も上がってきました。

また、以前は不得意だった自分の思いを人に話すことも好きになってきました。(→【エピソード】取り組み②の結果

大学では、ゼミなどでディスカッションをする機会が多いと聞きました。

この国語への取り組みで学んだことを活かして、積極的に仲間と意見交換をしたり、みんなの意見をまとめる役割もしてみたいと思っています。(→【大学入学後】これからどう活かしていきたいか

五十嵐塾長
五十嵐塾長

詳しい流れは分かったかな?

科目が違っても基本の組み立て方は同じ。

では他の科目の回答例もみてみよう!

数学

私は数学が苦手です。

子供の頃から数字に対する苦手意識が強く、『数学』というだけで逃げてしまっていました。

そのため、正直なところ計算問題でしか得点が取れない状態でした。

高校生になりこのままではまずいと思い、まずは公式を一つずつ覚えていくことから始めました。

その結果、テストの点数が少しずつ上がり始めて嬉しかったのを覚えています。

公式だけで対応できないような応用問題は、先生や数学が得意な友人に聞いて何度も解き直しをし、自分のものにしていきました。

テストは平均点辺りの点数までしか上がりませんでしたが、この経験はコツコツやれば結果に現れるという自信につながっています。

苦手なことでも逃げずにまずは取り組んでみること、諦めない気持ちを忘れずに大学生活を送りたいです。

英語

私は英語が苦手です。

暗記があまり得意でないことに加え、英語の文法は日本語とは異なる順番なのでなかなか馴染めず、テストでもあまり点数が取れないために苦手意識が強くなってしまいました。

また、これからの社会では英語を使えることが重要と聞き、焦る気持ちも大きくなりました。

いつまでも苦手と思っているわけにはいかないと思い、とにかく英単語を暗記するところから始めました。

単語を覚えると、文法に当てはめて英作文ができるようになったり、長文読解でも知っている単語を繋いで少しずつですが速く読めるようになりました。

テスト前だけでなく、毎日空いた時間に少しでも単語帳を見ることを習慣づけたら、英語への苦手意識が薄れてきたように感じています。

この経験で、苦手なことでも自分なりに向き合い、継続することで少しでも自信に変えられることを学びました。

大学生活では今まで知らなかったような物事に触れる機会が多いと思います。

最初から苦手だとシャットアウトするのではなく、この経験を活かしてひとつひとつにしっかり向き合い行動していきたいです。

世界史

私の苦手科目は世界史です。

元々暗記が苦手なこともありますが、世界史は日本史と違い馴染みのない外国のことだから抵抗感があることも理由のひとつです。

私は世界のことをよく知らないから苦手意識が強いのかもしれません。そこで、今までは聞き流してきた外国のニュースを意識して聞くことを心がけてみました。

どこで何が起こっているのかが分かり始めると、少しずつ外国へのハードルが下がってきました。

次に、馴染みのある日本史の年表と照らし合わせて勉強しました。

日本史と重ねて覚えることで、ただ暗記だけをしていた時よりも覚えやすくなり、勉強の効率が良くなりました。

テストの点数にも繋がり、現在は世界史の勉強に以前よりも前向きに取り組めています。

この経験から、苦手なことでも工夫次第で取り組みやすくできることが分かりました。

大学では、まだ知らないことを学ぶ機会が多くあると思います。

ただ苦手なだけで終わらせず、難しいことでも自分なりに工夫して向き合っていきたいです。

まとめ

いくつか回答例をご紹介しました。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

最後に組み立て方のポイントをもう一度確認しよう!

面接で苦手な科目を聞かれたら、『科目の名前』→『苦手な理由』→『具体的なエピソード』→『これからどうしたいか』の順で答えましょう。

エピソードには『なぜ苦手か』『苦手な科目への取り組み方』『取り組みから学んだこと』を入れると面接官もより興味を持ってくれるでしょう。

ぜひ例を参考に、自分の取り組みを振り返って考えてみてくださいね。

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