「成績は悪くない」
「勉強もそれなりにできる」
「でも、将来やりたいことが分からない」
このタイプの高校生は、実はかなり多いです。
そして同時に、一番進路選択で迷いやすい層でもあります。
文系か理系か。
就職か大学院か。
何となくで決めていいのかという不安。
現役医師として断言します。
このタイプの高校生こそ、医学部を進路の選択肢に入れるべきです。

「やりたいことが見つからない」は、欠点ではない
まず大前提として、やりたいことが見つからないことは、悪いことではありません。
むしろ
・視野が狭すぎない
・簡単に決め打ちしない
・現実を見ている
という、長所の裏返しであることも多い。
問題は、「何となく」で進路を決めてしまうことです。
医学部は「潰しが効く」学部である
よく誤解されますが、医学部は決して選択肢が狭い学部ではありません。
臨床医だけでなく
・研究
・行政
・企業
・教育
・起業
医師免許は、一生有効で、使い道が非常に多い資格です。
やりたいことが見つからない段階で
「将来の幅を狭めない」という観点では、
医学部は極めて合理的な選択です。
「とりあえず就職」との決定的な違い
やりたいことが見つからない高校生ほど、
「とりあえずこの学部」
「とりあえず就職しやすそう」
という選択をしがちです。
しかし、社会に出てから分かります。
後から選択肢を広げるのは、想像以上に難しい。
一方、医学部は
・学部選択の時点で努力は必要
・でも、その後の自由度は高い
という、少し特殊な構造をしています。
勉強ができる、は才能である
ここははっきり言います。
「勉強ができる」は、立派な才能です。
しかも
・再現性が高い
・評価基準が明確
・若いうちに最大化できる
この才能を一番分かりやすく評価してくれるのが、医学部受験です。
社会に出てからは勉強ができるだけでは評価されにくくなります。
だからこそ、使えるタイミングで使うべきです。
医学部は「目的を後から見つけられる場所」
医学部に入る時点で「明確な志」を持っている人は、実は少数派です。
多くは
・なんとなく
・親の影響
・安定しそう
そんな理由から始まっています。
それでも、
学ぶ中で
・患者
・研究
・社会との関わり
を通じて、目的が見えてきます。
医学部は、目的を探しながら進める数少ない進路です。
努力が裏切られにくい世界
医療の世界は、決して楽ではありません。
でも
・勉強した分だけ理解できる
・経験した分だけ対応できる
・努力が可視化されやすい
という特徴があります。
やりたいことが見つからない人にとって、努力が報われる実感を得やすい環境は、非常に重要です。
向いていない人も、確かにいる
誤解のないように言います。
医学部は万能ではありません。
・人と関わるのが極端に苦手
・長期戦が耐えられない
・勉強そのものが嫌い
こうした場合は、別の道もあります。
ただし「やりたいことが分からない」だけを理由に除外するのは、もったいない。
最後に
やりたいことが見つからない高校生にとって、一番怖いのは可能性を閉じてしまう選択です。
医学部は
・努力が評価され
・選択肢が広く
・後から方向転換ができる
極めて珍しい進路です。
もし今、「特別な夢はないけれど、勉強は嫌いじゃない」そう思っているなら。
医学部を目指す理由として、それだけで十分です。
夢は、目指してから見つかることもあります。



