【推薦入試】岐阜県立看護大学 看護学部 看護学科 （小論文過去問題解説）

岐阜県立看護大学 看護学部 看護学科の小論文対策

［令和５年度　学校推薦型選抜A］

問I　本学に入学後、看護の専門知識・技術や医学的知識以外に学習したいことは何ですか。理由を含めて具体的に説明しなさい。

問題Ⅱ-1　下記の文章を読み、次頁の設問に答えなさい。
※問題文は、「長田弘 『なつかしい時間』 岩波書店 2022年 22-25 頁」より引用し、一部改変したものです。

問1　著者は、対話とはどのようなものであると述べているか、200字以内で説明しなさい。

問2　著者は、今は「対話を活かすことが足らなくなった。あるいは、できなくなった」と述べています。あなたは、普段の生活のなかで対話をしていくためにはどのようにしていくと良いと考えますか。 対話に関する筆者の考えを踏まえ、300字以内で述べなさい。

問題Ⅱ-2　下記の表は、令和元年と令和2年の男女別産業別雇用者数の推移を示したものである。
以下の設問に答えなさい。
※表は、「厚生労働省雇用環境・均等局 令和2年版働く女性の実情 第2節労働力人口、就業者、雇
用者の状況 14頁 付表 17-1 産業別雇用者数の推移」 をもとにデータを一部抜粋して作成したもの
です。 https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/20.html

問1　令和2年の女性の総雇用者数は 2,703万人である。令和2年の女性の総雇用者数に対する「医療、福祉」の女性雇用者の割合 (%) を、小数点以下第1位 (小数点以下第2位を四捨五入) まで求めなさい。

問2　令和元年と令和2年の産業別雇用者数を比較し、女性の特徴と男性の特徴について、それぞれ根拠を示して説明しなさい。

問題II-3        下記のメールを読み、次頁の設問に答えなさい。

問題文は、「English Stream: Elementaryインプットからアウトプットヘ：初級編竹内理住政二郎、薮越知子植木美千子、Brent Cotsworth編著金星堂2019年44-45頁」より引用し、一部改変したものです。

問1   E-mail 1で、Amy Paulsonは2つの質問をしています。質問の内容を日本語で書きなさい。

問2   以下の文がE-mail 2の内容と一致していれば〇、一致していなければ×を記入しなさい。

1. The competition will not accept Amy Paulson’s photographs, as she is not a professional photographer.

• When Amy Paulson sent an e-mail, the competition was already closed.

• According to the rules, photographs which have wild animals in them are OK.

問3     あなたは夏休みの英会話コースに申し込むためのメールを書いています。以下の文を読んで、日本語の部分を英語に訳しなさい。

Hello Ms. Hashima,

I would like to join the English conversation course for the summer vacation.

①質問したいことが2つあります。

②英語は得意ではありませんが、参加できますか？

③締切日はいつですか？

I am looking forward to your response.

Sincerely,

Taro Gifu

小論文過去問題解説

問I　この入試問題は、志願者に対して看護学に関連する専門知識や技術以外の学習目標について尋ねており、その理由を具体的に説明することを求めています。看護学に入学する志願者にとって、看護専門知識と技術だけでなく、さまざまな他の学問分野からも学ぶことが重要です。なぜなら、看護は多くの側面から構成され、患者ケアをより効果的に提供するために幅広い知識とスキルが必要だからです。例えば、心理学、倫理学、公衆衛生学: 看護師は個別の患者ケアだけでなく、コミュニティ全体の健康にも貢献します。公衆衛生学等の分野を学ぶことは、看護師としてのスキルを向上させ、患者ケアの質を高めるだけでなく、倫理的な責任を果たし、コミュニティ全体に貢献するための重要なステップです。これらの分野から学ぶことで、より総合的な看護のプロフェッショナルとしての能力を向上させ、患者と社会に対して価値を提供できるでしょう。

問題II-1　特定の文章から抜粋された情報に基づいて論点を理解し、それについて要約と考察を行う能力を試すものです。以下にそれぞれの問題について解説します。

問1: この問題では、著者が「なつかしい時間」の中で対話についてどのように語っているかを要約する必要があります。

問2: この問題では、著者の意見を踏まえつつ、自分の考えを述べる必要があります。

問題II-2　統計データを分析し、それに基づいて情報を抽出し説明する能力を評価するための問題です。以下にそれぞれの設問に対する解説を提供します。

問1: この問題では、特定の産業（「医療、福祉」）における女性雇用者数の割合を計算する必要があります。

問2: この問題では、令和元年と令和2年の産業別雇用者数の変化に基づいて女性と男性の特徴を説明する必要があります。

問題II-3　問１～問３は、与えられたメールの内容を理解し、関連する質問に答えたり、文章を訳したりする能力を試すものです。

岐阜県立看護大学の所在地・アクセス

所在地	アクセス
岐阜県羽島市江吉良町３０４７－１	JR東海道新幹線「岐阜羽島」駅から徒歩　約15分 名鉄竹鼻・羽島線「新羽島」駅から徒歩　約15分

【岐阜県立看護大学】のHPはこちら

岐阜県立看護大学の入試傾向

岐阜県立看護大学の入試は、主に以下のような傾向があります。

岐阜県立看護大学の入試は、一般入試では、大学入学共通テストの結果（国語、数学、英語、理科、社会の5教科）や学力試験、面接試験の成績を総合的に評価します。

また、指定校推薦入試では、推薦校からの推薦状や面接試験の結果が重要な要素となります。 入試の難易度や合格者の条件は年度によって異なる場合があります。一般的には、看護大学の入試では学力試験に加え、面接試験や自己PRなど、個人の意欲や人物面も重視されます。また、看護学に関する基礎知識や看護職への理解も重要な要素とされることがあります。

岐阜県立看護大学の募集コース

募集要項はこちら

入試情報はこちら

看護学部　看護学科 （定員数：80人）

看護学科では、岐阜県民の健康と福祉の充実に貢献できる看護専門職の育成を目標に、看護の基本技術を身につけ、看護の対象となる方が遭遇した困難や諸問題の解決について深い責任を感じ、常に創造的に問題解決行動をとって活躍できる人材を育成する。
入学早期より看護専門職の基本となる学習として専門科目、専門関連科目、教養基礎科目を学び、高学年次には看護の現場での実習を体験した後、主体的な選択によりさらに自らの学習を発展させるための教養選択科目と看護実践に取り組みながら研究報告をまとめる卒業研究に取り組む。
卒業により全員が看護師および保健師の国家試験受験資格を取得する。このほか、４年次への進級までに必要な科目を履修し、学内選考を経て４年次に助産実習の単位を修得した者は助産師国家試験受験資格を、養護実習の単位を修得した者は養護教諭一種免許を取得できる。