こんにちは!高校2年生の3月は、受験に向けた本格的な準備をスタートさせる重要な時期です。理系の国公立大学を目指す場合、数学・理科・英語が得点のカギとなります。また、共通テストでは理系でも国語や社会が必要になるため、全科目をバランスよく対策することが求められます。
3月に「何を」「どのように」勉強すれば、受験本番まで効率よく進めることができるのか?ここでは、理系受験生に特化した学習計画を詳しく解説します!

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
🎯 3月にやるべきことリスト(全体像)
✅ 1. 2年生までの総復習(特に数学・理科を重点的に)
✅ 2. 基礎を固めて応用・実践への準備を整える
✅ 3. 受験に向けた参考書・問題集の選定
✅ 4. 志望大学の入試傾向を把握
✅ 5. 共通テスト対策をスタート
✅ 6. 学習習慣を整えて勉強時間を安定させる
✅ 1. 2年生までの総復習(特に数学・理科を重点的に)
3月は「苦手克服」と「基礎固め」が最優先です。理系の場合、特に数学と理科の理解が不十分だと3年生での応用問題に対応できなくなるため、基礎の定着にしっかり取り組みましょう。
<数学>
数学は理系受験の要となるため、基礎力をしっかり固めることが重要です。特に「数ⅠA・数ⅡB」は共通テストでも個別試験でも頻出なので、基本問題を完璧にしてから応用へ移るのがポイント。
▶️使用する教材
● 『チャート式 基礎と演習』(数研出版)
o 数ⅠA → 例題・重要問題を2周(P.10〜P.180)
o 数ⅡB → 例題・重要問題を2周(P.20〜P.200)
● 『Focus Gold』(啓林館)
o 応用レベルの問題に挑戦(P.50〜P.150)
▶️取り組み方
● 1日2〜3題を集中して解く
● 間違えた問題は必ず解き直し
● 理解できていない分野は基本に戻る
<理科>
理科(物理・化学・生物)は、受験科目としてだけでなく、大学入学後にも役立ちます。3月は基礎を徹底し、応用問題に挑む準備を整える時期です。
▶️使用する教材
● 『重要問題集』(数研出版)
o 物理 → 力学・電磁気を重点的に(P.30〜P.100)
o 化学 → 有機化学・無機化学の総復習(P.40〜P.120)
o 生物 → 代謝・遺伝を重点的に(P.50〜P.110)
▶️取り組み方
● 1日1分野をじっくり復習
● 苦手分野を重点的に解く
● 「なぜこうなるか」を理解してから次に進む
<英語>
英語は理系でも配点が高いため、しっかり得点源にする必要があります。文法・長文・リスニングをバランスよく強化しましょう。
▶️使用する教材
● 『ターゲット1900』(旺文社)
o 1日100語 → 3月中に2周
● 『Next Stage』(桐原書店)
o 文法・語法を中心に総復習(P.10〜P.150)
● 『共通テスト英語リーディング 実践問題集』(Z会)
o 1日1題 → 制限時間を意識して取り組む
▶️取り組み方
● リスニングはスキマ時間に取り組む
● 長文は「読む→解く→読み直す」を徹底
基礎を固めて応用・実践への準備を整える
基礎問題を完璧にしてから応用・実践問題に移ることが重要です。
● 数学 → 「例題→練習→応用」の順で進める
● 物理・化学・生物 → 教科書レベルをマスターしてから難問へ
● 英語 → 文法・長文・リスニングをバランスよく
受験に向けた参考書・問題集の選定
3月中に受験用の問題集を決めておくと、4月以降の学習計画が立てやすくなります。
● 数学・理科は2冊程度(基礎+応用)
● 英語は単語帳・文法問題集・長文問題集を1冊ずつ厳選
志望大学の入試傾向を把握
● 大学公式サイトで配点・試験形式を確認
● 過去問を確認して出題傾向を把握
● 「記述式 or マーク式」などの特徴を理解
共通テスト対策をスタート
● 『共通テスト実践問題集』を使用して1日1教科
● 時間配分を意識しながら解く
● 英語・数学・理科の配点バランスに注意
学習習慣を整えて勉強時間を安定させる
3月中に「1日○時間勉強」のリズムを作ることが重要です。
▶️1日のモデルスケジュール
時間 内容
7:00〜7:30 英語単語暗記(ターゲット)
16:00〜17:00 数学(チャート) → 例題・応用
18:00〜19:00 理科(物理・化学・生物) → 問題演習
19:30〜20:30 英語(長文&文法演習)
21:00〜21:30 社会(共通テスト対策)
💡3月を制する者が受験を制す!
理系受験において、3月は「基礎固め」が最も重要な時期です。理系科目(数学・物理・化学・生物)は、基礎が定着していないと応用問題や発展問題への対応が難しくなります。3月中にしっかりと基礎を固めておけば、4月以降の問題演習や過去問対策がスムーズに進みます。また、共通テスト対策も早めに始めることで、本番での安定した得点力につながります。焦らず、毎日コツコツと積み重ねる姿勢が、受験本番での自信につながります。
・苦手克服&基礎固めを優先
理系科目では「苦手を克服すること」が得点力アップの近道です。数学なら「図形・微積分・確率」、物理なら「力学・電磁気」、化学なら「無機化学・有機化学」など、自分がつまずきやすい単元を重点的に復習しましょう。間違えた問題は解き直しを徹底し、「なぜ間違えたか」「どうすれば正解できたか」を明確にすることで理解が深まります。公式や定理を再確認し、基本問題を繰り返すことで「得点源」へと変えることができます。
・「基礎→応用→実践」の順で進める
理系科目では「基礎力」が応用・実践問題へのカギとなります。まずは教科書や基本問題集を使って「基礎を完璧に理解する」ことを最優先にします。次に、『重要問題集』や『Focus Gold』などの応用問題集を解き、理解した知識を「使えるレベル」に引き上げます。最後に過去問や模試レベルの問題に取り組み、実戦力を養います。この「基礎→応用→実践」の流れを守ることで、段階的にレベルアップし、得点力が安定します。
・毎日コツコツ積み重ねる
理系受験において「毎日継続すること」が合格へのカギです。数学や物理・化学・生物は、公式や解法を理解しても、演習を重ねなければ本番で使える力にはなりません。1日30分でも良いので、毎日「基礎問題+応用問題」に取り組む習慣をつけましょう。例えば数学は1日3題、物理や化学は1分野を完璧に理解するなど、小さな積み重ねを意識することが重要
です。学習記録をつけることで達成感が得られ、モチベーションも維持しやすくなります。
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