【推薦入試】宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科 (小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科|推薦入試 小論文 過去問題解説・対策ガイド

このページでは、宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科の推薦入試(学校推薦型選抜)における小論文の過去問題を解説するとともに、入試傾向・対策ポイント・2026年度予想問題まで徹底的に解説します。スカイ予備校の小論文専門講師・五十嵐弓益が、受験生が確実に合格答案を書けるよう丁寧に指導します。

宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科の入試傾向と特徴

大学・学部の概要

宮崎公立大学は宮崎県宮崎市に位置する公立大学で、人文学部 国際文化学科(定員200名)の1学科体制です。3専攻制のカリキュラムを採用しており、言語・文化専攻、国際・地域専攻、社会・情報専攻の3つの専攻を横断的に学べることが大きな特徴です。2年次に専攻を選択しはじめ、3年次に専攻を正式決定します。国際的視野を広げながら人間文化の現代的課題を探究する能力を身につけることが教育の柱となっています。

共通テスト・個別試験の傾向

宮崎公立大学の入試では、共通テストのスコアが合否判定に大きく影響します。前期入試では外国語(英語)の個別学力試験が課され、後期入試では個別学力試験は行われません。また、推薦入試(学校推薦型選抜)では小論文試験が課されます。英文資料が含まれる場合もあることから、英語読解力と日本語の論述力を両立して鍛える必要があります。英語リスニングテストも含まれるため、リスニング対策も欠かせません。

小論文試験の特徴

宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科の小論文試験は、グラフや統計資料を用いた「資料読解型」の形式が特徴的です。単に自分の意見を述べるだけでなく、与えられた資料から正確にデータを読み取り、その読み取り内容を論拠として自分の主張につなげる力が求められます。設問は複数に分かれており、資料の読み取りから自分の提案・考察まで段階的に回答する構成となっています。ジェンダー・社会問題・国際比較など、現代社会に関わるテーマが頻出であり、日頃からニュースや白書に目を通しておくことが重要です。字数は合計600字程度と比較的コンパクトにまとめる力も問われます。

宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科|小論文対策ポイント

①資料読解力を徹底的に鍛える

宮崎公立大学の小論文では、グラフや統計資料を正確に読み取ることが最初のステップです。数値の変化(増加・減少・横ばい)や男女差・国際差を具体的な数字を使って記述する練習をしましょう。「〇〇年から〇〇年にかけて△△が増加した」「日本は諸外国と比較して□□が顕著である」など、データを根拠として明示する表現に慣れることが大切です。資料を「なんとなく見る」のではなく、比較・変化・特徴の3点を意識して読み取るクセをつけてください。

②現代社会の課題に関する背景知識を蓄える

ジェンダー平等・働き方改革・男女共同参画・ダイバーシティ・グローバル化といったテーマは、宮崎公立大学の入試頻出テーマです。内閣府の男女共同参画白書や厚生労働省の労働白書を定期的に確認し、最新の統計・政策動向を把握しておきましょう。知識があると、問3のような「あなたの考えを述べなさい」という設問に対して具体的かつ説得力のある提案ができます。

③「読み取り→分析→提案」の論述構造を身につける

宮崎公立大学の小論文は複数設問型のため、各設問の役割を正確に把握する必要があります。問1・問2は「資料から読み取れること」を述べる客観的記述、問3は「問1・問2を踏まえた自分の考え」を述べる主観的提案です。この流れを意識して、問1・問2で示した根拠を問3の提案に確実につなげる構成を練習しましょう。根拠なき意見や、資料と無関係な持論は評価されません。

④600字という字数制限の中で効率的に論述する

合計600字という制限の中で3つの問いに答えるため、各設問に適切な字数を配分する戦略が必要です。目安としては、問1に100〜150字、問2に150〜200字、問3に250〜300字を充てると全体のバランスが整います。冗長な説明を省き、論点を明確に絞り込む練習を重ねてください。

令和5年度 学校推薦型選抜 小論文 過去問題

問題

日本において女性が活躍する社会を実現するためには、固定的な性別役割分担意識を解消することや、男性中心型労働慣行を改めることが必要であると指摘されています。性別役割分担意識とは、「男は仕事、女は家庭」などのように、性別を理由として役割を分ける考え方のことです。また、男性中心型労働慣行とは、長時間勤務や転勤が当然視される男性中心の働き方を前提とする労働慣行のことです。資料を参考にして、以下の3つの問いについて、あわせて600字程度で論述してください。なお、3つの問いそれぞれの字数配分は自由です。

資料1:「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化(男女別) 出典:内閣府『令和2年版男女共同参画白書』

資料2:男女別に見た生活時間(週全体平均)(1日当たり、国際比較) 出典:内閣府『令和2年版男女共同参画白書』

問1 日本人の性別役割分担意識はどのように変化してきたか、資料1から読み取れることを挙げなさい。

問2 諸外国と比較した場合、日本人の有償労働(収入を伴う労働)、無償労働(家事・育児・介護などの収入に結びつかない労働)にはそれぞれどのような特徴があるか、資料2から読み取れることを挙げなさい。

問3 固定的な性別役割分担意識の解消や男性中心型労働慣行の変革のためにはどのような取り組みが必要か、問1と問2で読み取ったことを踏まえて、あなたの考えを具体的に述べなさい。

過去問題 解説・解答例

問1の解説と解答例

【解説】問1は資料1から「読み取れること」を述べる設問です。主観的意見は不要で、グラフの数値の変化を客観的に記述することが求められます。賛成・反対の割合変化、男女差の推移などを具体的に示しましょう。

【解答例】
資料1から、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に賛成する割合は、男女ともに長期的に低下していることが読み取れる。特に女性においてその低下傾向は顕著であり、従来の固定的な性別役割分担意識が世代を経るごとに弱まってきていることがわかる。一方で、依然として一定割合が賛成しており、意識の変化が進んでいるものの、完全な解消には至っていないことも同時に示されている。また、男性の方が賛成割合が高い傾向が続いており、性別間での意識差も読み取ることができる。(約180字)

問2の解説と解答例

【解説】問2は資料2を用いた国際比較の設問です。「有償労働」と「無償労働」の2つについて、男女別・国際比較の視点から特徴を述べることが求められます。日本の男女差の大きさ、諸外国との違いを明確に示しましょう。

【解答例】
資料2から、日本の男性は有償労働時間が諸外国の男性と比較して長く、国際的に見ても労働時間が突出して多いことが読み取れる。一方、日本の男性の無償労働時間は諸外国の男性と比べて著しく短く、家事・育児・介護への参加が非常に限られていることが示されている。女性については、日本の女性は有償労働時間が諸外国の女性と比べて短い一方、無償労働時間は長く、家庭内の負担を女性が一手に担っている現状が浮き彫りになっている。つまり、日本では男性が長時間有償労働に従事し、女性が無償労働を担うという役割分担が、他国と比較して特に固定化されている特徴がある。(約230字)

問3の解説と解答例

【解説】問3は「問1・問2で読み取ったことを踏まえて」という条件が付いている点が重要です。資料から導き出した事実と自分の提案を論理的につなげることが評価のポイントです。具体的な施策名(育児休業取得促進・フレックスタイム・意識教育など)を挙げると説得力が増します。

【解答例】
問1・問2から、日本では性別役割分担意識が徐々に変化しているものの、男性の無償労働参加が極めて少ない現状が続いていることがわかった。この現状を変えるためには、二つの方向からのアプローチが必要だと考える。第一に、男性が育児・家事に参加しやすい労働環境の整備である。具体的には、男性の育児休業取得を企業に義務づける制度の強化や、長時間労働を前提とした評価制度の見直しが求められる。第二に、学校教育における意識改革である。小中学校段階から性別役割分担に関する批判的思考を育む授業を導入し、固定観念を再生産しない社会を形成していく必要がある。意識と制度の両面から同時に改革を進めることで、真の男女共同参画社会の実現が可能になると考える。(約270字)

2026年度 宮崎公立大学 人文学部 国際文化学科 小論文 予想問題

予想問題

近年、日本においては少子化の急速な進行が社会問題となっています。2023年の合計特殊出生率は1.20と過去最低水準を更新し、政府は「異次元の少子化対策」として児童手当の拡充や育児支援の強化を打ち出しています。少子化の背景には、晩婚化・未婚化の進行、育児と仕事の両立困難、経済的不安、価値観の多様化など複合的な要因があると指摘されています。また、国際比較の観点からは、北欧諸国などでは手厚い育児支援制度や男性の育児参加促進によって出生率の回復に成功した事例もあります。一方、日本では依然として「子育ては女性の仕事」という意識が残り、女性が出産後にキャリアを断念するケースも多くみられます。少子化対策には、経済的支援のみならず、働き方改革や意識変革を含む総合的なアプローチが不可欠であると言われています。(350字)

設問1 上記の課題文を踏まえ、日本の少子化が進行している背景にはどのような要因があると考えられるか、課題文の内容を整理しながら述べなさい。(200字程度)

設問2 日本において少子化を改善するために必要な取り組みについて、あなたの考えを具体的に述べなさい。その際、性別役割分担意識や働き方の問題にも触れること。(350字程度)

予想問題 解答例

設問1 解答例

日本の少子化が進行している背景には、複数の要因が複合的に絡み合っている。第一に、晩婚化・未婚化の進行であり、経済的不安や価値観の多様化によって結婚や出産を先延ばしにする若者が増加している。第二に、育児と仕事の両立が困難な環境の問題である。日本では「子育ては女性の仕事」という意識が残存しており、女性が出産後にキャリアを断念せざるを得ないケースが多い。これらの構造的・意識的な問題が少子化を複合的に加速させていると考えられる。(約190字)

設問2 解答例

日本において少子化を改善するためには、経済的支援と意識・制度改革を組み合わせた総合的なアプローチが不可欠である。まず、経済的な不安の解消として、児童手当の拡充や保育所の無償化・拡充といった直接的な経済支援を充実させることが求められる。しかし経済支援だけでは不十分であり、性別役割分担意識の変革と働き方改革を同時に進める必要がある。具体的には、男性の育児休業取得を義務化し、育児参加を促進する制度を企業に根付かせることが重要だ。北欧諸国では男性の育児参加が出生率回復に寄与した実績があり、日本もこの方向性を参考にすべきである。また、長時間労働を当然とする職場文化を見直し、育児中の男女が短時間勤務やテレワークを活用しやすい環境を整えることも必要だ。さらに、学校教育の場において子育てを「社会全体で担う営み」として位置づける意識教育を導入し、次世代の価値観形成に働きかけることも少子化対策の根本的な取り組みとなる。(約370字)

宮崎公立大学の所在地・アクセス

所在地 宮崎県宮崎市船塚1-1-2
アクセス JR日豊本線「宮崎」駅から宮崎交通バスで約10分

【宮崎公立大学】のHPはこちら

宮崎公立大学の入試傾向まとめ

  • 共通テストの重要性:宮崎公立大学の人文学部入試では、共通テストのスコアが非常に重要です。共通テストの各科目で高得点を獲得することが入学に有利です。
  • 個別学力試験:前期と後期の入試において個別学力試験が行われます。前期入試では外国語科目(英語)、後期入試では学科試験はありません。
  • 小論文(個別2次試験):推薦入試合格者のみが受験する小論文試験があります。英文資料の読解を含む場合もあるため、英語力や文章力を養うことが有利です。
  • 英語(リスニングあり):英語科目にはリスニングテストが含まれています。英語リスニングの対策を行い、リスニングスキルを向上させることが必要です。
  • 科目選択:共通テストの科目選択肢や個別学力試験の科目によって受験科目を選択できるため、自分の得意科目を活かすことができます。

宮崎公立大学の募集コース

人文学部 国際文化学科(定員数:200人)

3専攻制のカリキュラム。1つの専攻を体系的に学ぶとともに、ほかの2つの専攻を横断する学びを通じて、国際的視野を広げ、人間文化の現代的課題を探究する能力を身につける。2年次に専攻を選択しはじめ、3年次の専門演習の決定と同時に専攻も決定する。◆言語・文化専攻では、哲学、歴史学、文学などの人文学を中心に学ぶ。

募集要項はこちら</p

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