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小論文過去問題

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大阪教育大学教育学部・技術教育コースの概要

学校教育教員養成課程 教科教育専攻 技術教育コース
「めざせ ものづくり教育の達人」
技術教育コースでは、ものづくりについての幅広い教養を身につけると共に、専門的知識や技能と優れた教育実践力や指導力を持ち、生徒たちの創造性や技術的な課題を解決する能力を育成することのできる小学校、中学校又は高等学校において技術教育に関わる教員の養成を目的としています。そのため、教科横断的な教育実践力も含めて、技術に関する専門分野や教科教育法に関する授業を学習者中心に展開しています。

 *(参照)大学の公式HP→学校教育教員養成課程 教科教育専攻 技術教育コース


記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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前期 教育学部・学校教育(中等教育〈技術教育〉)

※2021年より小論文を実施。

2022年 90分 B4解答用紙3枚 300点/1410点(資、教)

設問1 [資料] 図1.1=図1点。

間 図1.1のように水平方向にx軸,鈴直方向にy軸をとり,原点となるO点から仰角θ[rad],初速度→ν。[m/s]で小球をx-y座標平面内に投げ出す。投げ出した時刻をt。=0s重力加速度の大きさをg[m/s],単位にはSI単位系を用いることとして,小球が斜方投射されてから再びχ 軸上のB点(位置座標:(χ 2,0))を通過するまでの状況を文章にして説明しなさい。この時,説明文中には次の6つの項目(省略)を含めること。なお,斜方投射された小球の運動を説明するうえで,この問題中に与えられた物理量の他にも説明に必要な物理量がある場合は,それらを表す記号と単位を定義してから用いること。数式.図,表などを説明に用いて構わない。

設問2 [資料]図2.1・2.2=図, 計2点。

問 一般的なバネの変異xと発生する力Fの関係は図2.1のようになる。これに対して図2.2のような変異-力曲線を描くバネがある。まず,図2.1と図2.2の点線で囲んだ部分ではxとFにどのような関係があるのか,関係を式で示すと共に文章で説明してください。xとF以外に必要な記号があれば定義してから使うこと。つぎに,図2.2の点線の範囲の力と重さが釣り合う物体を図2.2のバネにつるしているとき,物体を下に引っ張り,手を離すととうなるのか説明してください。最後に,このような特性を持つバネは,電車の窓照明器具,黒板,ロールスクリーン,プロジェクター用スクリーンなどに使われています。これらの製品に使われている理由を述べなさい。

設問3 発電所でつくられた交流の電気は,送電線によって遠く離れた家庭や工場まで送る必要があります。以下の問に答えなさい。

問1 送電線に電流を流すと熱が発生し,エネルギーの損失が生じます。どのような物理現象によって熱が発生するのか説明しなさい。また,電流によって発生する熱量に関係する物理の法則について説明しなさい。

問2 発電所から電圧V[V]で電力P。[W]を送電する。この場合の電力損失電力P[W]とV[V],P。[W]の関係式を表した上で,送電線による電力損失を小さくするにはどのようにしたらよいか関係式からわかることを説明しなさい。ただし、この送電線の全抵抗値は一定でR[Q]とする。さらに,送電線による電力損失を小さくするため,発電所から家庭まで,どのように送電されているのか説明しなさい。

2021年 90分 B4解答用紙3枚 300点/1410点(資、教)

設問1 [資料] 図1点。

問 図1.1に示す振り子装置を用いると,任意の高さからおもりを振り始めたとき,最下点(高さ0mとする)を通過するおもりの速さv[m/s]を測定できる。この装置を使って,おもりの質量を変えずに,高さを変えながら力学的エネルギー保存の法則を確かめる。まず,力学的エネルギーが保存される場合,質量m[kg] のおもりを振り始めた高さh[m]」と,高さ0mにおけるおもりの速さv[m/s]との間にはどのような関係が成り立つか説明しなさい。次に,この関係を確かめるための実験の手順,並びに実験で得られたデータの処理方法と考察(力学的エネルギー保存の法則の検証方法)について詳しく記述しなさい。

設問2 [資料] 表1点。

問 3種類の木材A,B,Cのそれぞれから組織が一様で一辺が10cmの立方体を切り出した。この各木材を4Cの水中に入れると,底面が水面に対して平行下向きの静止状態で,あるものは水に浮き,あるものは沈んだ。各木材の密度は表2.1に示す通りであり,重力加速度の大きさは下向きにg=10m/s二乗,木材中への吸水はないものとする。アルキメデスの原理を説明したうえで,その原理を用いて各木材が水に浮く.又は沈む理由を,各木材が水中に完全に浸っている状態での浮力と各木材の重さを計算し,それらを使って説明しなさい。図,表を用いて説明しても構わない。理由を説明後,水に浮く木材については,水面上に姿を現す木材の高さd[cm]とその体積Vout[cm3乗]を求め,計算結果を解答中に記載すること。なお,この問題中に与えられた物理量の他に解答に必要な物理量がある場合は,それらを表す記号を定義し,単位を付して解答すること。

設問3 [資料] グラフ,表,計3点。

問 電流を流すと発光する発光装置があるとする。この発光装置は,かけた電圧に応じて流れる電流が図3.1のように変化する。また、電流に応じた明るさが,3.2のように変化するとする。この発光装置5Vの電圧を常に与えることができる電源,いくつかの抵抗器(125,200,300, 500[Ω])がある。この中から必要なものを組み合わせて30[cd]の明るさで光る回路を考案し,発光装置,電源,抵抗器を表3.1の記号で表した配線図で示すとともに,その回路となる理由を説明しなさい。([cd]は,明るさの単位である)


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大阪教育大学教育学部・技術教育コースへの志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など

大阪教育大学教育学部・技術教育コースへの志望理由書や面接対策についてのアドバイスを以下にまとめました。

志望理由書のポイント:

  1. 技術教育への情熱と理解:
  • 技術教育に対する熱意や理解を表現します。自分がなぜ技術教育を選び、その分野にどのような魅力を感じているかを具体的に説明します。
  1. 学部・大学の特徴への適合性:
  • 大阪教育大学の教育学部・技術教育コースが提供するプログラムやカリキュラムが、自分の学びたい方向や興味を追求する上でどのように適しているかを具体的に説明します。
  1. 過去の経験や取り組み:
  • 技術教育に関連する経験や自己学習、関連するイベントやプロジェクトへの参加などを挙げ、それを通じて得た学びや成果について具体的に述べます。
  1. 将来の教育活動へのビジョン:
  • 大学卒業後、どのような技術教育活動や社会に対する貢献をしたいかについて語ります。自分の将来の教育者としてのビジョンや理念を示します。
  1. 自己分析と学びたいこと:
  • 自分の強みや改善したい点、学びたい分野やスキルについて具体的に示します。これにより、入学後の成長や学びを具体的にイメージできるようにします。

面接対策のポイント:

  1. 基礎的な技術教育や教育学に関する知識:
  • 技術教育や教育学に関する基本的な知識を確認しましょう。技術教育の理論や教育方針についての理解が求められます。
  1. 志望動機の具体的な説明:
  • 面接で問われるであろう「なぜ技術教育を志望したのか」という質問に備え、具体的な理由を整理しておきます。これにより、自分の意欲をアピールできます。
  1. 過去の経験や実績の具体例:
  • 過去の技術教育に関連する経験や取り組みについて、具体的な例を挙げて話すことが重要です。どのような課題に直面し、それをどのように乗り越えたかを伝えます。
  1. 将来の展望と教育活動のアイディア:
  • 将来の展望や具体的な技術教育活動のアイディアについて語ります。例えば、どのような技術教育プログラムやプロジェクトを企画・実施したいかを示します。
  1. 自分の教育者としてのスタンス:
  • 自分がどのような技術教育者になりたいか、どのような指導スタイルや学びの環境を提供したいかについて考え、具体的に示します。

これらのポイントを考慮して、志望理由書や面接で自分の意欲や魅力を伝えられるように準備を進めてください。


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まとめ

過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか? 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。

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