【総合型選抜入試】弘前大学 令和6年度小論文過去問題と概要

小論文過去問題

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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小論文過去問題

R6年度 人文社会科学部 文化創生課程 総合型選抜Ⅰ

【問】死者を悼む葬儀や供競は人間のみが行う営みといえます。葬儀やお墓(葬墓制)は時代や地域によって大きく異なります。現在.日本では葬墓制が大きく変わろうとしています。今後日本の葬墓制はどのように変化すると予想しますか。そのように予想する理由もあわせて800字以内で述べなさい。

R6年度 人文社会科学部 社会経営課程 総合型選抜Ⅰ

【問】社会全体に大きな利益が得られる代わりに、一部の人に大きな負担がかかるような政策が提案されたとします。あなたはこの案に賛成しますか反対しますか。その理由をあなたが想定している状況を示したうえで800字以内で述べなさい。

R6年度 教育学部 学校教育教員養成課程 初等中等教育専攻 小学校コース 総合型選抜Ⅱ

次ページ以降の資料は、内田良『教育という病』(2015年 光文社)の複数箇所から抜粋し、出題用に編集を加えたものである。

この資料を読み、以下の問いに答えなさい。

【問い】本資料における「2分の1成人式」がはらむリスクについて、あなたなりの言葉で1段落に要約しなさい(250~350字程度)。そのあとに、「2分の1成人式」以外のことで、「教育リスク」をはらんでいる学校教育にまつわる出来事や行事等について理由を含めて説明し、将来小学校教師になったときに、あなたがそのことに対してどのように向き合うのかについて書きなさい(自身の経験を含めてもよい)。全体で800字(25字×32行)以内で記述すること。

R6年度 医学部 保健学科 看護学専攻 総合型選抜Ⅱ

以下の(1)(2)について、合わせて800字以内で記述しなさい。
(1)  以下の文章および図表から読み取れる、インターネットを利用した情報発信のメリット、およびデメリットについて、300字程度で述べなさい。
(2) (1)を踏まえ、インターネットを活用して情報発信をする際の「匿名性と人権擁護」について、500字程度であなたの考えを述べなさい。

出典:「インターネット上の人権侵害をなくしましょう」(法務省)

(https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken88.html)より抜粋

R6年度 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 総合型選抜Ⅱ

【問題】近年、患者の呼称に「様」を使用していた医療機関が、「さん」を使用するように見直す動きが広まっている。このことに対するあなたの考えを述べなさい。(制限字数:800字)

R6年度 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 総合型選抜Ⅱ

【問題】科学が医学の進歩にとってこれまでどのような影響を及ぼしたかについて具体例を挙げ、今後科学に関する技術を医療分野においてどのように介入させるべきかあなたの考えを述べよ。(制限字数:800字)

R6年度 医学部 保健学科 理学療法学専攻 総合型選抜Ⅱ

【問題】
次に示す新聞記事は、認知症になった自分自身をモデルにした映画公開に関わる話題の中で語られた当事者のコメントの一部である。以下の文章を読んで、あなたの認知症に対する考えを述べよ。
(字数制限800字)

映画「オレンジ・ランプ」一認知症イメージ変えたい
出典:秋田魁新報「くらし一学ぶ」(2023年7月4日)掲載より抜粋 一部改変

R6年度 医学部 保健学科 作業療法学専攻 総合型選抜Ⅱ

【問題】

弘前大学医学部保健学科作業療法学専攻ではアドミッションポリシーの一つに「チーム医療の一員として、他職種を尊直しながら、作業療法を積極的に実行する意欲のある人」を掲げている。これに関して、あなたの意欲を具体的に記載し、今後大学でさらにどのような事を学んでいきたいと思っているかを述べなさい。(字数制限800字)

R6年度 農学生命科学部 国際園芸農学科 総合型選抜Ⅰ

問1 図1と表1は日本と諸外国の食料自給率を比較したものである。これらの図表から読み取れる諸外国と比較したわが国の食料自給率の特徴と問題点について述べなさい(400字以内)。

問2. 上述の問1の内容を踏まえて、今後のわが国における食料自給率はどのような展開を示していくことが望ましいのか、あなたの考えとその根拠について述べなさい(400字以内)。

出典:農林水産省「食料自給率とは?」(https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html)(2023年10月12日閲覧)

図1:日本と諸外国の食料自給率

農林水産省HP(https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/013-4.pdf)(2023年9月25日閲覧)
表1:日本と諸外国の品目別食料自給率(カロリーベース)

出典:農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室「食料需給表(今和4年度)」(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/zyukyu/attach/pdf/zyukyu_230908.pdf)(2023年9
月25日閲覧)

R6年度 農学生命科学部 食料資源学科 総合型選抜Ⅰ

【問題】

以下の文章と図を読み、各問に答えよ。

問1
従来の品種改良、遺伝子組み換え、ゲノム編集の3つの方法について、それぞれの違いが分かるよう説明し、遺伝子組み換え食品の規制対象になるかならないかは、何で決まっているのか、について300字以内で説明せよ。
問2
ゲノム編集やゲノム編集食品の欠点を克服し、ゲノム編集食品を持続可能でよりよい社会の形成に利用するとしたら、あなたは、弘前大学農学生命科学部食料資源学科でどのようなことを学び考える必要があるか、500字以内で論ぜよ。

R6年度 農学生命科学部 地域環境工学科 総合型選抜Ⅰ

以下の文章を読み、各問に答えなさい。
農業者数の減少や高齢化を背景に、全国の田畑における耕地面積は、1961年の608.6万ヘクタールをピークに年々減少し、2022年では432.5万ヘクタールとなっており、国内農業の衰退が懸念されている。近年、経営規模の拡大などを積極的に行う農業者が増加しているが、営農技術の習得の難しさといった課題を抱えている。そこには、依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、人手の確保とともに、農作業の省力化や負担軽減が新規就農の促進にとって不可欠である。

問1. 図1より、ふだん仕事として主に自営農業に従事している農業従事者(基幹的農業従事者)の推移や現状を、グラフの数字を使って400字以内で説明しなさい。

問2. 農業従事者の減少や高齢化に対する対策の一つとして、ロボット、人工知能(AI)、情報通信技術(ICT) などの先端技術を活用した「スマート農業」を推進し、作業の自動化などを進めることが推進されている。図2から図5の資料から見出せるスマート農業の利点と問題点とを踏まえて、スマート農業を推進するために望まれる方策についてあなたの考えを400字以内で述べなさい
<問題文を作成するに当たって参考、抜粋、編集した公開資料>
農林水産省HP:令和4年耕地面積について(2022年10月)
(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/menseki/r4/kouti/index.html)

図1:基幹的農業従事者の年齢階層の推移

出典:
2000年以前のデータは次のURLを参照した。
(https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h24_h/trend/part1/other/P154_d3_1_21.xls)
2020年のデータは次のURLを参照した。
(https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r3/r3_h/trend/part1/other/p027_r3_d0_tk-02.xls)

図2:水作におけるスマート農業のイメージ

図3:スマート農業に取り組んだ農業者の声①

図4:スマート農業に取り組んだ農業者の声②

図5:スマート農業に取り組んだ農業者の声③

図2から図5までの出典:農林水産省HP「スマート農業をめぐる情勢について」より引用・改変(https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/attach/pdf/index-120pdf)

学部学科、コース

人文社会科学部

文化創生課程
文化創生課程では、多元的な文化理解に立って、自国と諸外国の歴史・文化・伝統を正しく評価するための理解力と判断力、さらには自国の文化を創造・発信するための独創性とコミュニケーション能力を養う。
①文化資源学コースでは、埋蔵文化財をはじめとする国内外の有形・無形の文化資源を発掘し、専門の調査研究の対象とする学習を通して、それらを人類共通の文化遺産として次世代に伝えていくことのできる人材を育成する。
②多文化共生コースでは、英語を中心とする外国語の高い運用能力を身につけ、国内外の正しい歴史・文化理解をもとに、地域社会のグローバル化の推進に貢献する人材を育成する。

社会経営課程
社会経営課程では、自治体の政策立案の現場や民間企業の経営戦略、地域住民との協働による問題解決の場で、課題解決に主体的に関わることのできる人材を育成する。
①経済法律コースでは、経済学と法学の両分野にまたがる専門的・体系的知識の習得と実践的活用に重点を置き、自治体・関連団体などで活躍できる経済法律分野の専門家を育成する。
②企業戦略コースでは、経営学・会計学の専門知識をもとに、グローバル化が一層加速する現代において、世界的かつ地域的視点から地域産業の育成と発展に貢献できる人材を育成する。
③地域行動コースでは、社会学的手法による課題解決型学習を体験することにより、少子高齢化・過疎化・人口減少といった日本社会に共通する課題の発見・分析・解決などに寄与する人材を育成する。

教育学部

学校教育教員養成課程

初等中等教育専攻小学校コース

初等中等教育専攻中学校コース

特別支援教育専攻

学校教育教員養成課程では、子どもに特有の心理・行動への理解を深め、日々、学校という現場で起こるさまざまな出来事や問題への対処法を学ぶ。
初等中等教育専攻では、高い専門性と、さまざまな教育課題に対応できる実践的指導能力を兼ね備えた学校教員を養成する。
特別支援教育専攻では、さまざまな障害のある幼児・児童・生徒などに対する教育支援について、歴史や制度、心理、指導法などの視点から総合的に学ぶ。専門科目は1年次から始まり、学校生活体験実習、教育実習などを経て、実践的、専門的な技能を高める。

養護教諭養成課程
養護教諭養成課程では、専門性と経験を兼ね備え、子どもたちの心と体の健康問題を解決し、生涯にわたって健康に生きる力を育むことができる養護教諭を養成する。

医学部

医学科
医学科では、国際水準の医学研究の推進と高度で先端的な医療の実践を目標に、豊かな人間力と高度な医学知識に富み、広い視野と柔軟な思考力を持った医師・医学研究者を養成する。

保健学科

看護学専攻

放射線技術科学専攻

検査技術科学専攻

理学療法学専攻

作業療法学専攻

保健学科では、多様な医療ニーズに応えチーム医療を支えることのできる、医療・保健・福祉の現場で活躍できるスペシャリストを育成する。
①看護学専攻では、人間の尊厳に基づく看護を目標に、人間を理解し、問題解決へつなげる専門的な実践力を養う。
②放射線技術科学専攻では、基礎から高度な専門技術の応用まで、チーム医療の体験も交えながら実践力を磨く。
③検査技術科学専攻では、生命現象に関する総合的な理解に基づき、医学・医療における検査の基本と手法を学ぶ。
④理学療法学専攻では、体に障害のある人に対する基本動作能力の回復・維持、および健康な人に対する障害予防を目的とした専門的技術を提供できる理学療法士を養成する。
⑤作業療法学専攻では、心や体に障害のある人々に対し、その個々人の主体的な生活を営む能力の獲得を図ることができる作業療法士を養成する。

心理支援科学科

心理支援科学科では、保健医療、教育、福祉、司法・矯正など、さまざまな領域で活動する心理支援職としての知識・技能と心構えを身につけ、現代における多様なこころの問題を理解し、適切な支援を行うことができる実践力を修得する。

理工学部

数物科学科
数物科学科では、数学と物理の基礎領域を基軸に、現代の課題を解決するための各種手法や、地域発のイノベーションの核となる応用力を修得する。
①数理科学コースでは、数学の基礎理論を体系的に学ぶとともに、自然系や社会系の応用を視野に入れた数理モデル解析の演習科目などに取り組む。
②物質宇宙物理学コースでは、宇宙物理学および機能性新材料分野を中心に、自然法則に対する興味を喚起し、その応用展開への道筋の理解を進める。
③応用計算科学コースでは、数学、物理学、情報科学を幅広く学び、社会的な課題を計算科学の力で解決する人材を育成する。

物質創成化学科

物質創成化学科では、エネルギー・環境問題の解決に貢献し、持続可能な社会構築を担うことができる人材の育成を目指す。有機・無機材料創成化学およびエネルギー・機能創成化学の2領域の専門性を深める。

地球環境防災学科

地球環境防災学科では、地球の自然環境をさまざまな空間・時間スケールにおいて理解し、地球環境や自然災害などの重要な問題について、多面的かつ柔軟に取り組める人材を育成する。

電子情報工学科

電子情報工学科では、インターネットや公共交通機関などの社会インフラ、家電製品などを支えている組込み系技術を中心に、IT基盤技術を身につけた技術者・研究者を養成し、健康で安心・安全な社会の実現を目指す。

機械科学科

機械科学科では、材料や運動の力学および熱・流体力学を中心とした機械工学を土台にしつつ、従前の「機械」の枠を超えた学際的な幅広い産業分野に対応できる人材を育成する。2年次前期までに機械工学の基礎を修得し、後期から2コースに分かれて学ぶ。
①知能システムコースでは、知能化機械技術者として国際的に活躍できる多様で柔軟な思考力と創造性を育む。
②医用システムコースでは、新産業分野として期待される医用システム産業に対応できる人材の育成を目指す。

自然エネルギー学科

自然エネルギー学科では、多様な視点から自然エネルギー・再生可能エネルギーに関する課題を解決できる人材の育成を目的とし、資源からエネルギーシステムまでの総合的な学習を通して、地域のニーズとエネルギー問題の解決に貢献する。

農学生命科学部

生物学科
生物学科では、生物の多様な生命現象の研究に打ち込む。研究者の育成をはじめ、理科教育・環境行政・農林水産業の発展を担う人材を育成する。基礎生物学、生態環境の2コースを設置。

分子生命科学科

分子生命科学科では、分子レベル・細胞レベルで生命現象を解明し、新規薬剤の開発、生物由来の資源開発を通して新しい生命観、新しい科学技術を創造する。生命科学、応用生命の2コースを設置している。

食料資源学科

食料資源学科では、バイオテクノロジーによる食料資源の開発や改良、食品の機能性評価や食の安全性に関わる技術の開発、環境に調和した食料資源の生産に関わる技術の開発などに取り組む。食料バイオテクノロジー、食品科学、食料生産環境の3コース。

国際園芸農学科

国際園芸農学科では、海外研修などを通して世界の食料生産や流通について学ぶ。世界で行われている農業生産領域や食と農業をめぐる課題を多面的・総合的・実学的・国際的に把握できる人材を育成する。園芸農学、食農経済の2コースを設置している。

地域環境工学科

地域環境工学科では、工学的な視点で農地、水路、ダムなどについて学び、農学的な視点で農山村環境に生かす。農業土木、農山村環境の2コースを設置している。

所在地・アクセス

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本町キャンパス:
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弘南鉄道「中央弘前」駅から徒歩約7分
JR「弘前」駅からバス「大学病院前」または「本町」下車約20分
JR「弘前」駅から徒歩約35分
文京町キャンパス:
青森県弘前市文京町3
JR「弘前」駅から徒歩約25分
JR「弘前」駅からバスで「弘大農学生命科学部前」下車約15分
弘南鉄道「弘高下」駅から徒歩約5分
弘南鉄道「弘前学院大前」駅から徒歩約7分
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