専門学校への進学を検討中の方は、AO入試の利用を考えているでしょうか？
今、ほとんどの専門学校がAO入試を実施しています。そして、AO入試面接を受けて合格し、希望する専門学校に入る学生も増えています。
この記事では、AO入試面接の内容と気になるマナーや服装を解説します。AO入試面接でどんな質問をされるかも気になりますよね！よくある質問や変わった質問も紹介していきましょう。
専門学校受験でAO入試の利用を検討したい人はぜひ参考にしてください。
記事の監修者：五十嵐弓益（いがらし ゆみます）
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で８割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、２０２１年４月から、完全オンラインの大学受験予備校となり１年目から、国公立大学に２７名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
☆知らないと損する「小論文やっていはいけないNG動画」を無料プレゼント中！
AO入試面接について
AO入試とはアドミッション・オフィス入試の略で、専門学校で実施している入試の1つです。
基本的に学力試験は行いません。多くの専門学校は書類審査と面接で合否を決定します。AO入試の一般的な流れを紹介します。
- 5月～ オープンキャンパスに参加し、AOエントリー資格を得る
- 6月～ AO入試にエントリー
- 夏休み AO入試面接
- 9月～ 内定後、出願、正式な合格通知がくる
オープンキャンパスへの参加がAO入試を受ける条件という専門学校は多いです。受験生としても学校の雰囲気が分かるのでオープンキャンパスはぜひ参加しましょう。
エントリーシートが書類審査の対象となり、自己PR、志望理由などを記入し提出します。AO入試では学校での成績が関係ない場合が多いです。本人のやる気を大切にする入試といえるでしょう。
そして、AO入試面接で合否が決まります。面接で内定をもらえるとその後に出願し正式に合格となります。正式な合格の後で進路変更は原則できません。本当に行きたい学校を選ぶことが大切です。
では、合格内定のカギをにぎる面接についてくわしくみていきましょう。
面接の形式
面接の形式は、専門学校によって異なります。まず面接には、1人で受ける個人面接と、数人でまとめて受ける集団面接があります。さらに集団面接には質問に順番にこたえる一問一答方式と受験生同士で話し合う討論方式があります。
自分が希望する専門学校のAO入試面接の形式を確認しておきましょう！
面接の流れ
おおまかな流れは次のようになります。
- 学校に入る
- 受付後控室で順番を待つ
- 呼ばれたら面接会場に入る
- 面接を受ける
- 面接会場を退出する
- 学校を出る
面接を行う学校に入るところから出るところまでが全部面接と思って過ごしましょう。どこかから面接官に見られているかもしれません。ほどよい緊張感を持って行動してください。
AO入試面接で気を付けたいマナー
面接で気を付けたいのは、あいさつや返事・姿勢・態度についてのマナーです。
あいさつや返事は、受付、名前を呼ばれた時、入室時、イスに座る時、退出時など、相手に聞こえる明るい声でするようにしましょう。あいさつや返事がきちんとできていると好印象ですし、自分も声を出すことでリラックスできますよ。
姿勢をよくすることで、やる気が面接官に伝わります。面接会場でだけでなく、控室でも背筋を伸ばして、いい姿勢で過ごしましょう。面接官に見られているかもしれませんよ！
態度は、堂々としていましょう。キョロキョロしたり、ダラダラしたりはよくない印象になってしまいます。また、面接官は、控室での私語やスマホいじりなども態度が悪いと感じるでしょう。控室でも試験に集中して過ごすようにしてください。
これはNG！AO入試面接での禁句
AO入試面接ではNGワードが存在します。学校側は受験生のやる気をみたいので、以下のような言葉は言わないようにしましょう。
- 「親や先生がいいといったのでこの学校にしました」
- 「勉強したくなくてAO入試を受けました」
- 「○○学校には行きたくなくてこの学校にしました」
このように、後ろ向きな発言は面接官に悪い印象を残してしまいます。うっかり言うことのないように、事前に面接練習をしておきましょう。
とはいえ、志望動機の丸暗記や、学校のパンフレットそのままのような志望動機もあまりいい印象ではありません。自分の言葉で自分の気持ちを伝えるように心がけましょう。
AO入試面接はどのような服装が適している？
学校の制服が一般的ですが、制服がない場合は白シャツに黒やグレーのスラックスなど、リクルートスーツのような服装にすることがおすすめです。シャツは一番上のボタンまで留めてください。
制服も着崩したりはしないようにしましょう。きちんとした印象をもってもらえた方がAO入試は受かりやすくなります。スカート丈をひざ下程度にしたり、セーターをちょうどいいサイズにしたりして清潔感を意識しましょう。
メイクや髪形も派手にすると好印象ではないので、落ち着いた雰囲気を出すように心がけましょう。
AO入試面接での質問
AO入試の面接時間は5分～20分程度です。その時間の中で、エントリーシートをもとに質問されたり、ちょっと変わった質問をされたりします。一例を紹介しましょう。
よく聞かれる質問
- この学校を希望した理由は何ですか？
- 入学したらどんな勉強をしたいですか？
- 高校生活で一番頑張ったことは何ですか？
- あなたから聞きたいことはありますか？
上3つに関してはエントリーシートにも書いているのでその内容を面接官から質問されても答えられるようにしておきましょう。
4番目の逆質問と呼ばれる質問は「ありません」と答えても大丈夫です。しかし、質問できた方が好印象になります。「パンフレットで見た〇〇という授業の内容を教えてください。」など、学校への質問も考えておくといいでしょう。
変わった質問
- 100万円あったら何に使いますか？
- 自分を動物に例えると何だと思いますか？
このようにちょっと変わった質問もたまにされます。面接官は、落ち着いて回答できるかをみています。事前の面接練習で変わった質問の練習もしておくといいでしょう。
私も急に予定外の質問が来たら、回答につまってしまいそうです。沈黙の時間があると余計に緊張しそうですし。回答につまって緊張する練習もしておくといいかもしれませんね！
まとめ
AO入試は、早い段階で合否が決まるため、入学まで十分な準備期間を取れるというメリットがあります。もし、希望する専門学校がAO入試を実施していたら、積極的に受けてみましょう。
面接に自信がなくても、繰り返し練習することで面接力を上げることができますよ！この学校で勉強したいという思いが伝わるように、頑張ってみてくださいね！
