指定校推薦の合格率は?試験制度概要と落ちた例も併せて紹介!

大学受験

「指定校推薦って合格率100%なの?」

指定校推薦は受かりやすいと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

この記事では、指定校推薦の試験内容との合格率について解説します。高い合格率を誇る指定校推薦ですが、指定校推薦で落ちた例も紹介していきましょう。

この記事を読むことで、指定校推薦の仕組みが分かるので、指定校推薦で受験をするときの不安が軽くなるでしょう。

指定校推薦を狙っている人はぜひ最後まで読んでみて下さいね。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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指定校推薦とは?

大学入試には、学力テストが主の「一般選抜」、学校からの推薦を受けて受験できる「学校推薦型選抜」、評定平均は関係なく大学の求める学生像に合った学生を選ぶ「総合型選抜」の3通りがあります。

指定校推薦は学校推薦型選抜の中の1つです。

総合型選抜についてはこちらの記事も参考にしてみて下さいね。

学校推薦型選抜の一つ

学校推薦型選抜は公募制と指定校制(指定校推薦)に分かれます。公募制は応募条件を満たしていれば、好きな大学にどの高校からでも受験可能です。指定校推薦は大学が決めた特定の高校の生徒のみが出願することができます。

指定校は、その大学への過去の進学実績で決まるといわれていて、高校によって指定されているかどうかは異なります。例えば、A高校は慶応義塾大学の指定校枠を3名分持っているが、B高校は1名分、C高校は指定校枠を持っていない、というような違いが出てきます。

指定校推薦は私立大学のみ

指定校推薦は私立大学の受験のみで行われています。国公立大学で実施されているのは、公募制の学校推薦型選抜のみです。志望校が国立大学の場合は指定校推薦はありませんので気をつけましょう。

指定校推薦の出願条件は評定平均

出願条件で一番重要になるのが評定平均です。評定平均はこれまでの高校の成績の平均です。評定平均が大学側が提示した出願条件を満たすことが出願のための絶対条件といえるでしょう。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

高校が持っている指定校枠より多くの学生が希望した場合は、成績のより良い生徒が指定校推薦を勝ち取る場合が多いです。指定校推薦を狙う人は、高校1年生の頃から評定平均が高くなるよう学校の勉強に積極的に取り組むことが大切ですよ!

試験は書類、小論文、面接が基本

指定校推薦は、8月までに募集が公開され、10月頃に校内選考が進み、11月頃に出願、12月に試験という流れが一般的です。

試験内容は、書類審査、小論文、面接が基本形式となります。書類審査では、出願時に提出した志望理由や自己推薦書が審査対象です。その後、小論文と面接を大学の会場で審査する流れです。

指定校推薦の合格率は?

では、指定校推薦の合格率はどうなっているか、解説していきましょう。

合格率はほぼ100%!

指定校推薦は、合格率はほぼ100%といわれています。他の受験方法に比べて、合格率は非常に高いといえるでしょう。ただし、「ほぼ」であることに注意してください。つまり、必ず受かるというわけではないのです。

出願数急増により一部不合格者も!

指定校推薦は他の推薦方法よりも、早く受験できる上に、合格率も非常に高いため、年々人気が上昇しているといわれています。人気の大学では指定校推薦を利用する学生が急増し、一部不合格になるケースがあります。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

指定校推薦は、各高校から何人受験しているかなどは公表されないため、出願者数が多いかどうかは受けてみないと分かりません。不合格にならないためには、指定校推薦が合格率の高い受験方法であるとはいえ、小論文や面接の対策を十分行うことが大切といえるでしょう。

指定校推薦で落ちた例はある?

では、出願数の急増以外の理由で落ちることはあるのでしょうか。非常に少ないですが、落ちることはあります。以下の例を解説していきます。

筆記試験がある場合は著しく結果が悪いと落ちる

指定校推薦の試験内容で、小論文や基礎学力テストなどの筆記試験を課している場合、結果がとても良くないと落ちると考えてください。筆記試験がある以上、大学の求める最低点はあります。合格するためには、その点数を上回る必要があるでしょう。

面接の評価が著しく悪いと落ちる

面接も同様です。試験として、面接がある以上、大学側の評価が基準に達しないと不合格となってしまいます。

例えば、「本当は入りたくないけど、受かりそうだったから受けました。」「大学でやりたいことはないです。」など、明らかに不適切な発言は評価が下がります。また、面接態度でも礼儀や常識が欠けていると判断されれば評価は下がるでしょう。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

小論文も面接も、指定校は合格率高いといっても、試験対策を必ず行うようにしましょう。十分な対策を行うことで、合格率がさらに上がり、試験への不安も解消されますよ。

まとめ

指定校推薦は、校内選考を勝ち抜けば、非常に高い確率で合格できる試験方法です。指定校推薦を受けるためには、高校に志望校の指定校枠があることと、自身の評定平均を基準以上にしておくことが必要となるでしょう。

また、指定校推薦がほぼ100%で合格するとはいえ、落ちる例もあることを覚えておきましょう。試験対策をしっかりと行い、確実に合格できるように準備してください。

受験に指定校推薦が利用できそうな場合は、ぜひ積極的に挑戦して、合格を勝ち取りましょう!

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