受験勉強を進めていく時、どんな問題集を使えばいいか悩みますよね。
この記事では、高校受験のための数学問題集の選び方を解説しています。おすすめの問題集もタイプ別に紹介していますので参考にしてみて下さいね。
この記事を読むことで、問題集の選び方が分かるので、余計な問題集に時間をかけてしまうような非効率な勉強をしなくて済むでしょう。
高校受験の数学の問題集選びを間違えたくない人はぜひ最後まで読んでみて下さいね。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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高校受験の数学問題集の選び方
高校受験の数学問題集を選ぶときのポイントは次の3つになります。この3点を押さえて、自分のぴったりの問題集を見つけましょう。
自分のレベルを確認する
数学の問題集を選ぶときはまず自分の現在のレベルを確認しましょう。この時、学校の成績だけでなく、偏差値が分かるような模試や学力テストを参考にするといいです。
基礎ができているか、どの分野が苦手かなど、自分の数学の力を冷静に分析できると問題集選びがスムーズになります。
レベルに合った1冊を選ぶ
自分の学力が分かったら、自分の学力に合った1冊を選びましょう。数学が苦手な人は基礎から分かりやすく解説しているものがいいですし、基礎が分かっている人は応用問題が多めの問題集を選ぶといいです。
簡単すぎると問題集を解いても力がつかないし、難しいと途中で問題集が進まなくなってしまいます。書店などで問題集の内容をよく確認してから購入するといいでしょう。
ただし、高校入試の過去問は別途購入することがおすすめです。高校入試は各都道府県や私立高校ごとに特徴があるので、どんな問題が出題されるのかを知るためにも過去問は解いておくといいでしょう。
1冊を徹底的に解く
問題集を1冊決めて購入したら、とにかくその1冊を徹底的に解きましょう。3回以上は繰り返し、問題集の9割以上は分かる状態にしたいです。何冊も購入して全て中途半端になってしまうと、勉強していない単元が出てくる可能性があります。
1冊を完璧にすることは数学だけでなく全教科に当てはまるので覚えておきましょう。
おすすめ問題集
ここからはおすすめの問題集を紹介していきます。レベル別に加えて、高校受験で押さえておきたい過去問題集と分野別問題集も紹介していますので、問題集選びの参考にしてみて下さいね。
基礎レベルの問題集
中学3年間の総復習 数学
中学校3年間の総復習をまずやってみるときに使ってほしい1冊です。量も多くなく、1冊きちんとやることに向いています。高校受験では3年間で習った内容が出るため、手軽に全体を復習できる問題集は数学が苦手な人におススメです。
学校で購入する受験教材「マイペース・新研究・整理と研究」
学校で中2の終わりや中3の初めに購入を進められる受験教材も受験用の問題集として十分使うことができます。地域によって、マイペース・新研究・整理と研究など異なる問題集を使っていますが、どれも基本問題から数学を復習できます。
新たに問題集を購入せずとも、学校で購入できる受験教材をフル活用することもおすすめの勉強法といえるでしょう。
受験生の50%以上が解ける 落とせない入試問題 数学 改訂版
問題の正答率から、受験生がほとんど解ける問題を選びまとめている問題集です。数学の基礎を固めたいときは、目標は平均点以上といえます。そのために、この問題集を通して確実に解ける問題を増やしてくことは効率的な勉強法といえるでしょう。
応用レベルの問題集
受験生の50%以下しか解けない差がつく入試問題 数学 改訂版
こちらは、50%以下しか解けない問題をまとめてあり、しっかり解けるようになると周りと差がつく問題の対策ができます。数学で周りと差を付けたい、数学を受験の武器にしたい人にはおすすめの問題集です。
塾で教える高校入試数学 塾技100
こちらの問題集は、教科書レベルより上を目指したい人向けの1冊です。問題の量は多くないですが、塾でしか教えないような難問の解説がされているので、難関高校を目指す人におすすめの1冊です。
高校入試過去問題集
都立高校過去問題集
過去問をする際は、各都道府県ごとに発行されている過去問題集を解くといいでしょう。ちなみに上の問題集は、東京都のものです。過去問題集にはだいたい5~7年文の過去問が掲載されています。中3の後半には一度解いてどんな問題が出るのか、確認しましょう。
全国高校入試問題正解 数学
全国の前年の過去問が掲載されている問題集です。字も細かく、解説も少ないので、基本的には難関校受験の人向けといえます。高校入試問題は各都道府県ごとにオリジナリティーがあるので、全国の問題を解くことで応用力は大きく上がるでしょう。
分野別問題集
全国高校入試問題正解 分野別過去問シリーズ
こちらは全国高校入試問題正解を分野別に分けたものです。自分の苦手な分野がはっきりと分かっている人におすすめします。「図形」と「数式・関数・データの活用」の2種類があります。
まとめ
書店には多くの問題集が並び、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。自分の学力を冷静に分析することが問題集選びの第一歩になるので、まずは自分の学力を確認しましょう。
何冊も購入せず、自分に合った1冊を選びましょう。繰り返し解くことで、必ず力になっていきますよ。志望校合格を目指して頑張ってみて下さいね。