英語小論文を「軽重読み」で攻略する!課題文の効率的な読み方と得点アップの秘訣

大学受験

受験で出題される「英語小論文」。課題文が英語で出されるだけで、実際は小論文の力を問うものです。とはいえ、英語長文を読んで内容を把握し、自分の考えを日本語でまとめるのは簡単ではありません。特に、読解に時間をかけすぎて設問への論述が薄くなるケースはよくあります。そこで大切なのが「軽重をつけた読み方」です。どこを重点的に読むかを意識するだけで、得点力がぐっと上がります。今回は、私の指導経験をもとに、英語小論文を効率よく攻略する方法を解説します。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。

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英語小論文の基本とは?

英語小論文は、英語の課題文を読み、その内容を踏まえて日本語で答える形式です。毎年必ず出題する大学もあれば、不定期に課す大学もあります。まずは志望大学の過去問を確認し、直近で出題があるなら必ず対策をしておきましょう。

英語小論文攻略のポイント

2-1 単語力を強化しておく

課題文は学部に関連したテーマで出題されることが多く、専門用語や繰り返し出てくる表現があります。過去問や関連分野の英文を読みながらチェックしておきましょう。文法の基礎も欠かせません。大学によっては注釈の有無が違うので要注意です。

2-2 軽重をつけた読み方を実践する

英語課題文では「すべてを均等に」読もうとするのは危険です。大事な部分を見極めて重点的に読み、周辺情報は軽く流す。特に 逆接(but, however など) を見落とさないことが大切です。段落ごとに要点メモやフローチャートを作ると、全体像を把握しやすくなります。

2-3 設問のタイプを見極める

設問は大きく分けて「読解型」と「意見論述型」の2種類。過去問を分析して、自分の志望校はどちらの傾向が強いかを把握しましょう。字数指定も重要なチェックポイントです。

2-4 「自分の考え」を課題文と差別化する

オリジナリティを意識し、課題文の焼き直しではなく自分の視点を加えることが大切です。基本は「課題文の要約 → 自分の考えを結論から提示」。これで論理的に整理された答案になります。

練習問題の選び方

練習問題を選ぶときは以下の3点を重視してください。

  1. テーマが志望学部に近いか
  2. 設問の種類が一致しているか
  3. 解答字数が近いか

すべて揃わなくても、字数は調整可能です。市販の問題集やネット教材から、自分に合ったものを選びましょう。

添削指導を受けてみよう

英語課題文を踏まえた答案は、自己採点が難しいものです。
特に確認すべきは以下の3点。

  1. 課題文を正しく訳せているか
  2. 内容を正しく理解できているか
  3. 自分の考えを論理的に展開できているか

独学では限界があります。信頼できる先生や塾の講師に添削を受け、客観的なフィードバックをもらうことが上達への近道です。

まとめ

英語小論文は「課題文の正確な読解」と「自分の考えの論理的表現」の両輪がポイントです。そのためには、軽重をつけて読み、要点を素早く整理する練習が欠かせません。適切な教材選びと添削指導を取り入れれば、確実に得点力は伸びます。ぜひ今日から取り組んでみてください。

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