記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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福岡教育大学 教育学部 中等教育教員養成課程 中等教育プログラム 音楽専攻の小論文対策
[令和5年度 学校推薦型選抜]
[問] 中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説音楽編には、以下の内容が示されています。これを読んで、後の問1に答えなさい
人間は、その営みの中で、様々な音や音楽から影響を受けたり様々な音や音楽を生み出したりしてきた。音や音楽によって心を落ち着けたり、やる気を奮い起こしたり、喜びや悲しみを共有したり、一体感を味わったりするなど、音や音楽は生活や社会と密接な関わりをもっている。生徒が、音や音楽と生活や社会との関わりについて実感したり考えたりできるようにすることは、人間にとっての音や音楽の存在意義を考えることにつながる。このことは、音や音楽を学習の対象としている音楽科にとって、欠くことのできないことである。
出典:文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説音楽編』教育芸術社 2018年 p.99.
(問1) あなたは、自分を取り巻く生活や社会と音や音楽とはどのように関わっていると考えますか。 また、音楽を学ぶ中で「音や音楽と生活や社会との関わりについて実感したり考えたりできるようにする」ことは、どのような意義をもっていると考えますか。これら2点について、自分の学習経験や音楽経験を踏まて、800字以内で述べなさい。
ポイント
出題意図
提示した文章の内容 自分自身の学習経験や音楽経験を踏まえて、「音や音楽と生活や社会との関わり」 について論述することを求めたものである。そこでは、課題の理解力、論理的思考力、文章表現力等を総合的に評価する。
<福岡教育大学の公開内容からの引用>
小論文過去問題解説
- 自分の関わり: 自分の生活や社会と音や音楽がどのように関わっているか、具体的な経験や事例を挙げながら整理します。例えば、特定の音楽が感情に与える影響や、特定の状況での音の印象などを考えます。
- 学習と関わり: 音楽を学ぶことが自分の生活や社会とどのように結びついているかを考えます。学習を通じて音楽がもたらす影響や学びが、どのように生活や社会に反映されるかを考察します。
- 意義の考察: 「音や音楽と生活や社会との関わりについて実感したり考えたりできるようにする」ことがどのような意義を持つのかを考えます。これがなぜ重要であるか、個人や社会に対してどのような影響をもたらすかを具体的に示します。
- 学習経験や音楽経験の活用: 自分の学習経験や音楽経験を具体的に挙げ、それらが今日の考え方や価値観にどのように影響を与えているかを示します。
- 論理的な構成: 論文やエッセイとしてまとめる場合、明確な導入、本論、結論の構成にすることで、読み手が理解しやすくなります。
これらのステップを踏みつつ、自分の経験や考えを言葉に表現することで、800字以内で的確かつ論理的な回答を作成することができます。
福岡教育大学の所在地・アクセス
所在地 | アクセス |
福岡県宗像市赤間文教町1-1 | JR鹿児島本線「教育大前」駅下車、徒歩約10分 |
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福岡教育大学の入試傾向
福岡教育大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。
- 学部・学科ごとの差異: 福岡教育大学には教育学部、文学部、理学部、社会学部、教育学研究科、教育学専攻研究科などが存在し、それぞれの学部・学科によって入試内容や難易度が異なります。志望する学部・学科に合わせた対策が必要です。
- 学力試験と面接: 一般的な学部では共通テストや大学独自の試験が実施されます。また、一部の学部や学科では面接も行われることがあります。面接ではコミュニケーション能力や志望動機が評価されます。
- 共通テストの重要性: 共通テストのスコアは入試において重要な要素の一つです。一般的に高得点を取ることが合格への道を開きます。共通テストの科目や範囲は学部・学科によって異なります。
- 志望動機の重要性: 面接やエッセイ試験が行われる場合、志望動機や将来の教育に対する意欲が評価されます。自己PRを準備し、明確に伝えることが求められます。
- 学科専門試験: 理学部や特定の学科では、学科専門の試験が行われることがあります。学科に応じた専門知識が必要です。
- 推薦入試の存在: 推薦入試の場合、高校の成績や推薦状の内容が重要視されます。
最新の入試情報を確認し、志望する学部・学科に合わせた対策を計画しましょう。また、学力試験だけでなく、面接や志望動機の表現にも注意を払い、総合的な入試対策を行うことが合格への鍵となります。
福岡教育大学の募集コース
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教育学部(定員数:615人)
教員免許の取得が義務づけられている学校教育3課程を設置している。
学校教育に関する課程では、現代の学校が抱える諸問題に対処できる教員、子どものあらゆる障がいに対処できる教員を養成する。教育実習は1年次から始まる。2023年からカリキュラム改革を行い、3課程の中に複数のプログラムを設置した。
初等教育教員養成課程(定員数:385人)
初等教育教員養成課程では、幼児教育、小学校教育専攻、人文・社会教育、理数教育、芸術・実技教育の各プログラムで募集する。全てのプログラムで「小学校教育」を学ぶ一方で、小学校教育を理解した幼稚園教員、小学校教育のスペシャリスト、小学校高学年の教科担任制に対応できる教員、義務教育学校でも教科指導できる小学校教員など、目指す教員像に応じて学生自身が4年間の学びをデザインできる。そのため、必要な単位を修得することにより小学校教諭一種免許状や中学校教諭免許状(一種または二種)など、複数の教員免許状が取得可能となる。
幼児教育選修
中等教育教員養成課程(定員数:170人)
中等教育教員養成課程では、中等教育プログラムを設置し、特に中学校教員の養成を重視する。担当教科、道徳科、総合的な学習の時間および特別活動での指導、学級経営、生徒指導を行うために必要な資質・能力を身につけ、中学校および高等学校教諭免許状を取得する。1~4年次にかけて、中学校・高等学校教員として必要な力を修得できるような教育課程を編成・実施するほか、学校支援ボランティア活動の機会の充実などを行っている。
国語専攻
社会科専攻
数学専攻
理科専攻
英語専攻
音楽専攻
美術専攻
保健体育専攻
家庭専攻
技術専攻
書道専攻
特別支援教育教員養成課程(定員数:60人)
特別支援教育教員養成課程では、入学者選抜段階から特別支援教育初等教育、特別支援教育中等教育の各プログラムで募集する。入学後は、児童・生徒の障がいに応じた教育活動に必要な能力を修得することを目標としている。
1~4年次にかけて、特別支援教育の動向や、特別支援学校小学部や中学部・高等部の教員としての職責、業務の理解、指導力の修得に必要となる授業科目を全般的に履修できるような教育課程を編成・実施するほか、学校支援ボランティア活動の機会の充実などを行う。
初等教育部
中等教育部