【合格体験談（群馬大学 医学部 医学科・一般前期合格）】さきさんが「全部やらない」と決めて掴んだ合格までの道のり

医学部受験というと、「誰よりも勉強している人が受かる」「すべてを完璧に仕上げた人が勝つ」そんなイメージを持っている人が多いかもしれません。

でも実際には、限られた時間の中で何を選び、何を捨てるかが、合否を大きく左右します。

今回紹介するのは、群馬大学医学部医学科・一般前期に合格したさきさん。
彼女の受験を振り返ると、常に意識していたのは「満点」ではなく、合格に必要な点数を、確実に取りにいく戦略でした。

特に印象的だったのは、多くの受験生が後回しにしがちな小論文を“武器”に変えたこと。
その考え方と積み重ねは、これから医学部を目指す人にとって、とても現実的なヒントになるはずです。

こちらはさきさんの合格者インタビューです

「全部やろうとして、全部中途半端になる」不安

さきさん自身、最初から余裕のある受験生だったわけではありません。

医学部を目指す以上、
・共通テスト
・二次試験
・小論文
・面接

すべてに全力を注がなければならない。
そう思えば思うほど、「時間が足りない」という焦りが強くなっていきました。

「全部やらなきゃいけないと思うと、
逆に何から手をつけていいか分からなくなっていました」

この状態は、多くの医学部受験生が一度は陥るものです。

「合格点を取る」発想への切り替え

流れが変わったのは、「満点を狙わなくていい」という考え方に切り替えたときでした。

医学部入試は、合格点を超えればいい試験です。
100点を取る必要はありません。

「自分が取りに行く点数を決めて、
そこに集中するようになりました」

この意識の変化によって、勉強の優先順位が一気に整理されていきました。

小論文を「後回し」にしなかった理由

多くの受験生が、小論文をこう考えます。

「時間が余ったらやろう」
「直前でも何とかなる」

しかし、さきさんは違いました。

「小論文って、
やればやるほど安定する科目だと思ったんです」

早い段階から小論文に取り組み、
・型を身につける
・書くスピードを上げる
・テーマへの対応力を高める

この3点を意識して積み重ねていきました。

結果として、本番では“大きく失敗しない武器”として、小論文が機能しました。

小論文対策で意識していたこと

さきさんが特に大切にしていたのは、「うまく書く」よりも「減点されない」こと。

• 問われていることに必ず答える
• 極端な主張をしない
• 医学部志望としての視点を外さない

この基本を徹底することで、点数のブレを最小限に抑えていきました。

「奇抜なことを書こうとは思いませんでした。
ちゃんと伝わる文章を書くことを意識していました」

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面接は「作りすぎない」

面接対策についても、さきさんのスタンスは一貫していました。

完璧な模範解答を用意するのではなく、自分の言葉で話せる状態を作ること。

「暗記した答えだと、
ちょっと聞き方が変わっただけで詰まってしまうので」

想定質問への軸だけを整理し、どんな聞かれ方をしても対応できる準備を重ねていきました。

「捨てる勇気」がくれた余裕

すべてを完璧にやろうとするのをやめたことで、さきさんの勉強には余裕が生まれました。

• やらない問題に悩まない
• 周りと比べすぎない
• 自分の計画を信じて進む

「不安がゼロになったわけじゃないけど、
迷う時間は確実に減りました」

この“迷わない時間”こそが、最後の伸びにつながっていきます。

合格発表の日に思ったこと

合格発表を見た瞬間、最初に浮かんだのは「ホッとした」という気持ちだったそうです。

「やるべきことはやった、って思えました」

結果以上に、納得できる受験だったという感覚が強く残ったと話してくれました。

これから医学部を目指す人へ

最後に、さきさんからのメッセージです。

「全部できなくても大丈夫です。
でも、やると決めたことは、最後までやり切ってほしいです」

医学部受験は、努力の量だけでなく、選択の質が問われます。

まとめ：「合格」は戦略で近づく

さきさんの合格を振り返ると、特別な才能や奇跡的な出来事があったわけではありません。

• 満点を狙わなかったこと
• 小論文を後回しにしなかったこと
• 自分に必要な点数を理解していたこと
• 捨てる勇気を持ったこと

これらの積み重ねが、群馬大学医学部医学科・一般前期合格につながりました。

医学部受験は、「全部やる人」ではなく、「必要なことをやり切った人」が勝つ試験です。

この体験が、これから挑戦するあなたの戦略を考えるヒントになれば嬉しいです。