弘前大学 農学生命科学部 国際園芸農学科【総合型選抜I】 推薦入試の出題傾向と合格戦略
弘前大学農学生命科学部国際園芸農学科を志望していても、「農業のニュースをどこまで覚えればよいのか」「グラフは読めるのに、400字の文章にならない」と迷う人は少なくないでしょう。関心のある分野だからこそ、知っていることをすべて書こうとして、結論が見えなくなることもあります。
小論文では、知識の量を増やすだけでなく、資料が示す事実を選び、その意味を説明する練習が必要です。さらに、自分の提案がどの問題を改善するのかまで書けて初めて、現状の分析と意見が一つにつながります。
2025年度の担い手問題と2024年度の食料自給率は、その練習に適した題材です。テーマは異なりますが、どちらも日本の農業を持続させる条件を考える入口になります。園芸や地域農業への興味を、社会全体の課題へ広げる視点も養えます。
この記事では、年度ごとの読み取り方と答案の組み立て方を掘り下げます。そのうえで、日々の学習、書き直し、面接への応用までを整理します。まずは自分が「読む」「考える」「書く」のどこで止まっているのかを意識しながら読み進めてください。
📊 令和8年度(2026年度)最短合格戦略レポート【LINE登録者限定・無料】
この記事でお伝えした令和6年度・令和7年度の分析をさらに深掘りし、令和8年度(2026年度)の最新過去問を利用した出題分析・答案構成・スカイ予備校オリジナル模範解答例をまとめたレポートを、LINE登録者限定で無料配布しています。
- ✅ 令和6年度・令和7年度 出題傾向レーダーチャート(読解力・論述構成・教育的視点・立場の明確さ・根拠の具体性の5軸)
- ✅ 令和8年度 最新過去問の出題意図と答案構成の解説
- ✅ スカイ予備校オリジナル模範解答例(問1・問2それぞれ)
- ✅ 合格答案・不合格答案の比較解説
- ✅ 個別相談(無料)のご案内
📲 LINE登録して無料レポートを受け取る(令和8年度対応)
※登録後、自動メッセージでレポートをお届けします。
2025年度の分析:担い手の減少から農業生産の維持を考える
2025年度は、基幹的農業従事者の人数の推移と年齢構成をもとに、日本の農業が抱える担い手の問題を考える内容でした。中心になるのは、人数の減少と高齢層への偏りを別々に述べるだけでなく、両者が重なることで将来の生産体制にどのような課題が生じるかを説明する力です。続く考察では、従事者が減少する状況を踏まえ、生産を維持する方策を組み立てる必要があります。したがって、新規就農者を増やすという方向だけでは議論が十分に広がりません。限られた人数でも作業を継続できる仕組みや、知識・技術を次の担い手へ伝える方法まで視野に入れると、課題と対策の対応が明確になります。各400字という制約の中で、資料の要点、農業への影響、実行可能な提案を選び分けることが対策の中心です。
- 人数の推移と年齢構成を組み合わせ、現在と将来の課題を分けて考える。
- 基幹的農業従事者という集計対象を、農業に関わる人全体と混同しない。
- 比較する期間の長さを確認し、減少の速さを印象だけで判断しない。
- 人数の減少がそのまま同じ割合の生産減少になるとは決め付けない。
- 省力化、人材育成、共同作業などを、解決したい課題に合わせて選ぶ。
出題テーマ:人数と年齢の二つの変化を重ねて読む
人数の推移からは担い手の基盤が縮小していること、年齢構成からは高齢層が大きな割合を占めていることが読み取れます。この二つをつなぐと、今の人手不足に加えて、引退が進んだ際の作業や経営の引き継ぎが課題になると考えられます。単に「減少している」「高齢化している」で止めず、時間の経過に伴う影響まで説明することが大切です。
ただし、高齢であることだけを理由に、一律に生産能力が低いと扱うのは適切ではありません。経験や栽培技術を持つ人がいる一方、それを受け継ぐ層が薄いことに問題を見いだせます。人数という量の側面と、技術継承という質の側面を区別すると、農業の現場を単純化せずに論じられます。
設問の構成と採点を意識した読み取り
最初の設問では、資料上の特徴を挙げることと、その特徴が農業に与える問題を考えることの両方が必要です。対策として重視したいのは、数字を引用した直後に、その数字が何を意味するのかを説明する習慣です。後半で方策を論じる際には、前半で指摘した問題を受け、説明の対象が途中で変わらないようにします。
図表は、人数を示す目盛りと割合を示す目盛り、推移の終点と年齢構成の対象年を丁寧に確認しましょう。また、推移には長さの異なる期間が含まれています。減少幅だけを見て変化が加速したと述べると、比較条件がそろわないことがあります。必要な数値を絞り、何と何を比較したのかが分かる文にすることが先決です。
スカイ予備校の分析:生産を支える仕組みまで具体化する
説得力を高めるには、提案の名前から一歩進み、作業のどこがどう変わるかを書きます。例えば省力化を論じるなら、見回りや運搬など、負担を減らしたい工程を定めると説明しやすくなります。これは対策を考えるための例ですが、工程を特定すれば、空いた時間を他の作業に振り向けるという効果まで筋道を立てられます。
機械や情報技術の導入には、費用の負担や操作習得という条件もあります。そこで、共同利用や作業の受託、導入後の支援などを組み合わせる考え方が生まれます。すべてを盛り込む必要はありません。自分が最も重要だと考えた課題に対し、主な方策と、それを実施可能にする補助策を組み合わせると、短い文章でも論点が深まります。
答案づくりの注意点:担い手の確保と当面の対応を分ける
若い世代の就農を促す提案は、育成や定着までを含めて考えることが大切です。入口を広げても、技術を学ぶ機会や経営を継続する見通しがなければ、安定した担い手の確保にはつながりにくいからです。「農業の魅力を伝える」という呼びかけを、就農後に支える仕組みへ発展させてください。
同時に、人材育成には時間がかかります。当面の作業を共同化する対応と、将来の担い手を育てる対応を区別すると、提案の順序が明確になります。結論では、人数を増やすこと自体を目的にせず、必要な作業と技術が途切れず、生産を続けられる状態を目指すという軸へ戻すと、設問の焦点を保てます。
📊 令和8年度(2026年度)最短合格戦略レポート【LINE登録者限定・無料】
この記事でお伝えした令和6年度・令和7年度の分析をさらに深掘りし、令和8年度(2026年度)の最新過去問を利用した出題分析・答案構成・スカイ予備校オリジナル模範解答例をまとめたレポートを、LINE登録者限定で無料配布しています。
- ✅ 令和6年度・令和7年度 出題傾向レーダーチャート(読解力・論述構成・教育的視点・立場の明確さ・根拠の具体性の5軸)
- ✅ 令和8年度 最新過去問の出題意図と答案構成の解説
- ✅ スカイ予備校オリジナル模範解答例(問1・問2それぞれ)
- ✅ 合格答案・不合格答案の比較解説
- ✅ 個別相談(無料)のご案内
📲 LINE登録して無料レポートを受け取る(令和8年度対応)
※登録後、自動メッセージでレポートをお届けします。
2024年度の分析:食料自給率を複数の指標から捉える
2024年度は、日本と諸外国の食料自給率を比較し、日本の特徴や問題点を捉えたうえで、今後の望ましい方向を考える内容でした。総合的な自給率を示す図と、品目ごとの違いが分かる表を組み合わせて読む必要があり、一つの順位や数値だけで結論を出さない姿勢が求められる構成です。特に、熱量で見る場合と金額で見る場合では評価の物差しが異なります。また、日本の中にも自給率が比較的高い品目と低い品目があり、総合的な値だけでは生産の特徴を十分に説明できません。考察では、数字を上げるという目標を、安定した食料供給や国内生産の継続と結び付けることが重要です。各400字の答案では、国際比較、指標の差、品目差のうち何を軸にし、その分析からどの方向を提案するのかを整理する力が問われます。
- 総合的な自給率と品目別の自給率を関連付け、日本の特徴を説明する。
- カロリーベースと生産額ベースで、測っているものの違いを押さえる。
- 比較対象として示された国の範囲を超えた順位を断定しない。
- 輸入への依存がもたらす影響を、供給や生産の仕組みと結び付けて考える。
- 自給率の数値目標だけで終わらず、望ましい食料供給の状態を示す。
出題テーマ:国際比較と品目差から日本の位置をつかむ
国際比較の図では、日本の自給率の水準と、二つの指標の間にある差が検討の出発点になります。ただし、「諸外国」とひとまとめにすると、国ごとの特徴を見失います。熱量で見た値が高い国と、金額で見た値が相対的に高い国とでは、同じ整理ができるとは限らず、比較の軸を明示する必要があります。
品目別の表は、日本国内の違いを確認する材料です。野菜類や卵類などの比較的高い品目と、小麦や豆類などの低い品目を対比すれば、「日本はどの食料も一様に自給できていない」という粗い説明を避けられます。具体例は列挙するほどよいわけではなく、自分の論点を支える組み合わせを選ぶことが重要です。
設問の構成と採点を意識した指標の使い分け
前半は特徴と問題点を整理し、後半はその分析を踏まえて望ましい方向を論じる構成です。後半で国内生産の拡大を主張するなら、前半のどの特徴を改善するためなのかを明示しましょう。品目間の違いに着目したのに、提案では一律に生産を増やすだけでは、せっかくの分析が結論に反映されません。
指標の違いは、難しい用語を並べるための知識ではありません。熱量の確保と経済的な価値を、同じ数値として扱わないために必要です。例えば高付加価値化を考える場合、それが農業経営を支える可能性と、食料の熱量確保への効果とは分けて検討します。何を改善したいのかに応じて指標を選ぶことが、論理の精度を高めます。
スカイ予備校の分析:自給率の先にある目的を示す
このテーマでは、「自給率を上げるべきだ」という結論に理由を付け足すだけでは、議論が抽象的になりがちです。まず、供給が不安定になったときにも必要な食料を確保する、国内の生産基盤を継続するなど、自分が重視する目的を定めましょう。その目的があれば、優先して取り組む品目や施策を選ぶ根拠が生まれます。
輸入への依存を課題と考えても、直ちにすべての輸入をなくす結論になるわけではありません。国内生産の拡大には土地、労働力、費用などの条件を検討する必要があります。国内で支える部分と、輸入や備蓄も含めて安定性を確保する部分をどう組み合わせるかを考えると、現実的な提案へ進めます。
答案づくりの注意点:図表で確認できる範囲を守る
限られた国の比較から「日本は世界で最も低い」と結論付けることはできません。また、比較対象の年次が完全にはそろっていない点にも注意が必要です。提示資料における日本の相対的な位置を説明し、そのまま現在の値や世界全体の順位へ広げないことが、資料読解の基本になります。
総合的な自給率が高い国でも、品目によっては輸入を必要とする可能性があります。したがって、一つの値だけで食料供給の安全性を決め付けず、品目構成や供給経路を併せて考えましょう。数字の大小を説明する段階から、何が確保され、何が弱点として残るのかを考える段階へ進むことが、この年度の学習の要点です。
入試の特徴:図表の読解を意見の土台にする
2025・2024年度の小論文は、自由に農業への思いを書く形式とは異なり、提示された図表を出発点に文章を組み立てます。対策の中心は、資料を読む段階と、自分の考えを加える段階を意識することです。知っている話題でも、まずは何を説明するよう求められているのかを確かめましょう。
各400字という分量では、話題を広げすぎると一つ一つの理由が薄くなります。最初に中心となる特徴を決め、それを支える事実と問題点を選ぶと、文章の役割が整理されます。書き始める前に、設問の要求を短い言葉に分けてメモし、答え忘れを防いでください。
国際園芸農学科への関心を示そうとして、すべての答案を果樹や海外展開の話に結び付ける必要はありません。目の前の課題に適した視点を選ぶことが先です。園芸の具体例を使う場合も、提案の効果を説明するために役立つかを判断しましょう。
二つの年度から分かる、現状分析と提案のつながり
二つの年度に共通するのは、最初の分析が次の考察の前提になる点です。担い手の問題なら、誰がどの作業を継続するかへ、自給率の問題なら、どの食料をどのように確保するかへと考えを進めます。前半と後半を独立した作文として練習すると、このつながりを見落としやすくなります。
復習では、前半で書いた問題点と、後半で書いた対策を線で結んでみましょう。結べない対策は、説明が不足しているか、設問に対して優先度が低い可能性があります。逆に、問題点だけが残った場合には、後半で取り上げる論点を絞り直すと文章の一貫性が高まります。
この共通性は、同じテーマが繰り返されるという予測ではありません。別の農業課題でも使える思考の手順として身に付けることが大切です。題材を覚える学習から、事実を選び、課題を説明し、対応を考える学習へ進めましょう。
合格に向けて鍛えたい、根拠を扱う三つの力
第一に、事実を正確に限定する力です。人数なのか割合なのか、特定の集団なのか全体なのかを確認し、図表が示していない範囲まで話を広げないようにします。資料の表題、凡例、注記は、本文を正しく読むための条件として扱ってください。
第二に、因果関係を説明する力です。ある数値が低い、ある人数が減るという事実だけでは、問題点の説明は完成しません。そこから、どの作業や供給の仕組みに影響が生じると考えられるのかを一段ずつ示します。断定できない部分には、可能性や条件が分かる表現を使いましょう。
第三に、選択の理由を述べる力です。対策の候補が複数あるとき、なぜその案を優先するのかを説明できれば、自分の判断が伝わります。効果の大きさだけでなく、実施までの時間や必要な負担も比較すると、提案に具体性が生まれます。
対策ステップ①:図表を短い文章へ置き換える
最初の練習では、すぐに400字を書かず、一つの図表から三つの文を作ります。一文目は全体の傾向、二文目はその傾向を支える比較、三文目は特に注目したい偏りや例外です。情報を短く選び取る練習を先に行うと、後から文章を削る負担を減らせます。
次に、それぞれの文が図表のどの部分に対応するかを確認します。「大幅に」「非常に多い」と書いたら、比較対象や数値を添える必要があるかを検討してください。数字は多く入れるより、主張の根拠として働くものを残す方が、読み手に伝わりやすくなります。
最後に、事実を書いた文と、意味や影響を考えた文を色分けします。推論しか残っていなければ資料との接点が弱く、事実しかなければ問題点への考察が不足しています。両者の役割を見える形にすると、何を補えばよいかを自分で判断できます。
対策ステップ②:農業の知識を「仕組み」で整理する
農業の用語を覚えるときは、定義に加えて、その用語がどの課題と関係するかを書き留めましょう。例えば技術導入なら、減らしたい作業、導入に必要な条件、利用後に期待する変化を一組にします。名称だけを暗記する学習より、未知の設問にも応用しやすくなります。
ニュースを読む際も、記事の結論をそのまま自分の意見にする必要はありません。生産者、流通に関わる人、消費者など、立場によって得られる利益や負担がどう異なるかを考えてください。一つの施策を複数の立場から見直す練習は、単純な賛否を超えた考察につながります。
ノートには、確かめた事実と、自分の疑問を分けて記録すると便利です。「費用は誰が負担するのか」「小規模な経営でも使えるのか」といった問いを残しましょう。分からない点を具体的にすることが、次に調べる内容を決める助けになります。
対策ステップ③:400字で書き、論理を点検して書き直す
文章化の前に、結論、根拠、具体策、実施上の条件を短く並べます。これは意見を書く際の練習用の枠組みです。資料の特徴を説明する設問では、特徴、根拠となる比較、そこから考えられる問題という形に変えます。設問の役割に合わせて、構成を使い分けましょう。
初稿を書いたら、表現の美しさより先に、問いに答えているかを点検します。次に、主張を支える理由があるか、具体策が課題の改善につながるかを確認します。理由が飛んでいる箇所は、接続詞を増やすだけでは直せません。間に必要な説明を補うか、主張自体を限定します。
時間を測る演習では、読む、構成を作る、書く、見直すという各段階にかかった時間を記録します。手が止まった理由を残せば、読解不足なのか、構成の迷いなのかを区別できます。添削後は助言を読むだけで終えず、自分の言葉で書き直して改善点を定着させてください。
不合格につながりかねない答案のパターン
注意したいのは、資料の説明が数値の羅列になる答案です。グラフの値を順番に書いても、どの比較が重要なのかが伝わりません。説明の冒頭で中心となる特徴を示し、それを裏付ける数字を選びましょう。数値を一つ削ったときに論拠が失われるかを考えると、必要な情報を見分けられます。
次に、知っている対策を詰め込む答案です。機械化、担い手育成、ブランド化などを並べても、それぞれの働きが説明されなければ提案の根拠は弱いままです。方策を絞り、実施主体と改善の道筋を加える方が、限られた字数を有効に使えます。
最後は、結論を強く言い切るほどよいと考えることです。「必ず解決する」「すべて増やす」といった表現は、条件や制約を隠してしまいます。どの範囲で効果を期待するのかを示すことは、意見を弱める行為ではありません。自分の主張に責任を持つための具体化です。
面接との連動:小論文の考えを自分の言葉で説明する
小論文の答案は、面接練習で考えを深める材料にもなります。書いた内容を見ずに、課題、根拠、提案の順で説明してみてください。文章では自然に見えた部分でも、口頭で説明すると理由がつながらないことがあります。そこが、理解を補うべき箇所です。
練習相手には、「別の方法ではいけないのか」「その方法で困る人はいないか」と尋ねてもらいましょう。すぐに答えられなくても、無理に断言する必要はありません。判断に必要な情報を挙げ、何を確かめれば考えを進められるかまで話す練習をしてください。
志望理由と結び付ける際は、社会の課題と自分の経験の接点を探します。栽培体験や地域での観察があれば、そこで気付いた疑問を、大学で深めたい学びへつなげます。経験の規模を大きく見せるより、何を見てどう考えたのかを具体的に説明することが大切です。
受験生への助言:身近な観察を問いに変える
農業に関わる特別な活動経験がなくても、考える入口はあります。売り場の産地表示、季節による品ぞろえ、身近な農地の様子などを観察し、気付いたことを問いにしてみましょう。ただし、一つの地域や店で見たことを、そのまま日本全体の特徴として扱わないようにします。
例えば、同じ種類の農産物でも産地や価格が違うことに気付いたら、流通、生産条件、消費者の選択など、考えられる要因を分けます。その場で答えを決めず、何を調べれば確かめられるかを考えてください。観察から仮説を作り、資料で確かめる姿勢が小論文にも生きます。
学習の成果は、書いた本数だけでは判断できません。以前は説明できなかった因果関係を説明できたか、余分な情報を自分で削れたかにも目を向けましょう。弱点を一つずつ改善する方が、完成した文章を丸ごと覚えるより、初めての題材に対応する力を育てられます。
保護者のサポート:答えを与えず、説明を引き出す
保護者ができる支援の一つは、受験生の説明を最後まで聞くことです。農業の専門知識がなくても、「今の話の根拠はどこにあるのか」「その対策で何が変わるのか」と尋ねることはできます。本人が分かっているつもりの部分を言葉にする機会を作ってください。
文章を大人らしく整えすぎると、本人が説明できない表現が残ることがあります。言い換えを提示する前に、伝えたい意味を本人に確かめるとよいでしょう。誤字や字数の確認と、意見の内容への助言を分けることで、本人が判断して直す余地を保てます。
学習環境の面では、落ち着いて書ける時間と、書き直しに取り組める余裕を確保する支援が役立ちます。毎回の出来を合否に結び付けて評価するより、根拠を一つ補えた、説明が具体的になったといった変化を確かめましょう。家庭での会話を、考えを試せる場にすることが大切です。
📊 令和8年度(2026年度)最短合格戦略レポート【LINE登録者限定・無料】
この記事でお伝えした令和6年度・令和7年度の分析をさらに深掘りし、令和8年度(2026年度)の最新過去問を利用した出題分析・答案構成・スカイ予備校オリジナル模範解答例をまとめたレポートを、LINE登録者限定で無料配布しています。
- ✅ 令和6年度・令和7年度 出題傾向レーダーチャート(読解力・論述構成・教育的視点・立場の明確さ・根拠の具体性の5軸)
- ✅ 令和8年度 最新過去問の出題意図と答案構成の解説
- ✅ スカイ予備校オリジナル模範解答例(問1・問2それぞれ)
- ✅ 合格答案・不合格答案の比較解説
- ✅ 個別相談(無料)のご案内
📲 LINE登録して無料レポートを受け取る(令和8年度対応)
※登録後、自動メッセージでレポートをお届けします。
まとめ:合格答案へ向けて今日から始めること
弘前大学農学生命科学部国際園芸農学科の小論文対策では、農業への関心を、資料に基づく説明へ変えていくことが重要です。2025年度では担い手の人数と年齢構成、2024年度では自給率の指標と品目差を組み合わせることで、単独の数字からは見えにくい課題を捉えられます。
答案を改善する際は、まず正確な比較ができているか、次に問題点を説明できているか、最後に提案がその問題に対応しているかを確認してください。幅広い知識も、このつながりの中で使えてこそ、自分の考えを支える材料になります。
今日の学習では、一つの図表を三つの文で説明することから始めましょう。その説明をもとに課題を一つ選び、対応策と効果を短く書いてみてください。書き上げた後に口頭でも説明すれば、根拠の抜けや言葉の曖昧さを見つけやすくなります。
最初から完成度の高い答案を求める必要はありません。読解、構成、記述、見直しを繰り返し、どこを直すと伝わる文章になるのかをつかんでいきましょう。一つの主張を根拠から説明し切る経験の積み重ねが、本番で考え抜くための土台になります。



