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小論文過去問題

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神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科の概要

 国際人間科学部は、深い人間理解と他者への共感をもって地球的規模の課題に向き合い、世界の人々が多様な境界線を越えて共存できる「グローバル共生社会」の実現に貢献する「協働型グローバル人材」を養成します。現代の世界には、環境、災害、民族、宗教、経済格差、人権、教育、社会福祉等に関わり、現代社会が地球規模での協働を通して取り組まなければならない課題(「グローバルイシュー(global issues)」と呼びます)が数多く存在しています。本学部では、様々な専門分野からこのグローバルイシューの構造を明らかにし、多様な境界線を越えて人々と自在にコミュニケーションを取り、課題の共有と解決に向けてリーダーシップを発揮できる「協働型グローバル人材」を社会に輩出することを目指します。
 本学科では、多文化間の境界を乗り越えるグローバル共生社会を実現するため、高度な外国語の運用能力とICT教育に基づく情報分析力や発信力を駆使して、異文化間のコミュニケーションと相互理解を率先して推し進め、多文化状況、文化交流、文化摩擦等をめぐるグローバルな課題の解決への道筋を社会に発信する能力をもつ人材を養成することを目標とします。この目標を達成するために、「地域文化系」「異文化コミュニケーション系」「現代文化システム系」「言語情報コミュニケーション系」の4つの教育研究の柱を置き、これらの切り口から人間社会における多様なグローバルイシューを解決する糸口を探していきます。

 *(参照)大学の公式HP→神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科


記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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後期 国際人間科学部グローバル文化学科

2022年 120分 1600字 200点/800点(文)

[文章](出典)リサ・フェルドマン・バレット著(高橋洋訳)『情動はこうしてつくられる―脳の隠れた働きと構成主義的情動理論』(紀伊國屋書店,2019年)

問1 傍線部(a)「構造主義的情動理論は,構成主義に属するいくつかの流派の考えを取り入れている」において,「構成主義的情動理論」はどのような考えを取り入れていると筆者は考えているのか。本文の内容に即して200字以内で説明しなさい。(配点30点)

問2 傍線部(b)において,「怖れの感情から怖れのインスタンスを割り出すことはできない」のはなぜか。「中核システム」,「インスタンス」の二つの語を用いて,筆者の考え400字以内で説明しなさい。(配点50点)

問3 私たちの情動は異なる文化や社会的状況で,どのように他者から理解されるのか。「悲しみ」を例に,「古典的理論」と「構成主義的情動理論」を比較しながら,自分の考えを1000字以内で論じなさい。(配点120点)

2021年 120分 1350字 200点/800点(文)

[文章](出典)ダニ・ロドリック著(柴山桂太・大川島文共訳)『グローバリゼーション・パラドクス世界経済の未来を決める三つの道」(白水社2014年)

問1 傍線部(ア)「世界経済の政治的トリレンマ」について,「グローバリゼーション」,「民主主義」,「国民的自己決定」の三つの語を用いて100字以内で説明しなさい。(配点30点)

問2 傍線部(イ)「グローバル・ガバナンス」とは,トリレンマ状況において,何と何を選択し,何をあきらめた状態であるか説明したうえで,グローバル・ガバナンスについて筆者がプラスに評価している側面とマイナスに評価している側面の両方について250字以内で書きなさい。(配点50点)

問3 世界経済の政治的トリレンマに関連したイシューを一つ挙げ,そのイシューについて,グローバリゼーションがもたらすメリットとデメリットを指摘しなさい。あなたが取り上げたイシューでは,国民民主主義とグローバル市場の間の緊張に,とう折り合いをつけている,あるいはつけることができると考えられるか,本文中の議論に言及しながら.1000字以内で論じなさい。(配点120)


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2020年 120分 1350字 200点/800点(文)

[文章](出典)荻野昌弘著「戦争と社会学理論一ホモ・ベリクスの発見」(好井裕明 関礼子共編『戦争社会学』明石書店,2016年)

問1 本文中に二箇所ある傍線部(ア)の「根本的矛盾」 とはどういうことか.本文の内容に即して,100字以内で説明しなさい。(配点30点)

問2 傍線部(イ)で「両義的存在」とあるが,どのような意味で両義的なのかを説明した上で,それに着目することがなぜ「不可欠」なのかを250字以内で説明しなさい。(配点50点)

問3 筆者は「シャルリー・エブド襲撃事件」を現代社会におけるどのような課題の一例として取り上げているのかを,旧宗主国と旧植民地,あるいは移民とその受入国の関係に注目した上で説明し,筆者のそうした認識に対して,もし自分がその「両義的他者」だとしたらどのように考えるか,この文章で言及されていない他の事例を取り上げながら,1000字以内で論じなさい。(配点120点)

2019年 120分 1600字 200点/800点(文)

[文章](出典)椹木野衣著『日本・現代・美術』(新潮社,1998年)

問1 本文中に二箇所ある傍線部(ア)「奇妙な前衛」とは,とのように「奇妙」なのか。筆者の考えを200字以内で説明しなさい。(配点30点)

問2 傍線部(イ)「互いに対立するはずの概念が奇妙に同居し」とあるが,筆者はどのような状態が生じていたと考えているのか。400字以内で説明しなさい。(配点50点)

問3 本文の内容をふまえたうえで,ある国や地域の文化が,グローバル化する世界においてとのように理解されるかについて,具体的な例をあげながら,1000字以内で論じなさい。(配点120点)

2018年 120分 1600字 200点/800点(文)

[文章](出典)美馬達哉著「生を治める術としての近代医療―フーコー『監獄の誕生』を読み直す」(現代書館,2015年)

問1 傍線部(ア)「従来とは質的に異なった問題」とは,どのような「問題」なのか。筆者の考えを200字以内で説明しなさい。(配点30点)

問2 傍線部(イ)「私的なことは政治的である」とあるが,新しい社会運動全般のなかで,このスローガンはいかにして共感されるにいたったのか。「政治」という言葉の意味の拡大をふまえたうえで,400字以内で説明しなさい。(配点50点)

問3 本文の内容をふまえたうえで,科学技術の発展が国家,社会運動,わたしたちの日常生活にあたえる影響について,具体的な事例をあげながら,1000字以内で論じなさい。(配点120)


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神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など

神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科への志望理由書や面接対策についてのアドバイスを以下にまとめました。

志望理由書のポイント:

  1. グローバルな視点と異文化への理解:
  • グローバル文化学科における学びが、異文化への理解や国際的な視野をどのように広げるかに焦点を当てます。異なる文化や価値観に興味を持ち、それを深めたいという意欲をアピールします。
  1. 学科の特徴やプログラムへの適合性:
  • グローバル文化学科の特徴やプログラムに関する理解を示し、それが自分の学びたい方向性や将来のキャリアにどのように寄与するかを具体的に述べましょう。
  1. 言語力やコミュニケーション能力:
  • 異文化環境での学びに必要な言語力やコミュニケーション能力についてアピールします。異なる言語での学びや対話が自分の成長にどのように寄与するかを考えましょう。
  1. 過去の国際的な経験や活動:
  • 過去の留学経験や国際的な活動を通じて得た経験や気づきを挙げ、それがなぜグローバル文化学科での学びにつながるのかを示します。
  1. 将来の目標や展望:
  • グローバル文化学科での学びが、将来の目標やキャリアにどのように繋がるかについて語ります。自分の将来像を具体的かつ明確に描くことが大切です。

面接対策のポイント:

  1. 異文化コミュニケーションスキルのデモンストレーション:
  • 面接中においても、異文化コミュニケーションスキルを披露できるよう心がけましょう。柔軟なコミュニケーションができることが重要です。
  1. 国際問題への理解:
  • グローバル文化学科における学びは、国際問題や異文化理解にどのように寄与するかを理解しておくと良いです。最新の国際情勢や問題に関する知識を持っておくと良いでしょう。
  1. 専門分野への深い理解:
  • 面接官が専門分野に関する質問をする可能性があります。自分の専門分野や興味を深め、具体的な事例や研究について語れるようにしましょう。
  1. 学際的な視点への対応:
  • グローバル文化学科は学際的なアプローチが重要です。他の分野との接点や共通点について理解し、自分の学びをどのように広げていくかを示します。
  1. 自分の強みや成長への意欲:
  • 自分の強みや成長への意欲を強調しましょう。新しい環境や学びがどのように自分をより良い方向に導くかを明確に伝えます。

これらのポイントを考慮して、志望理由書や面接で自分の意欲や魅力をアピールできるように準備を進めてください。


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まとめ

過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか? 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。

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