【推薦入試】名桜大学 国際学部 国際観光産業学科(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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名桜大学 国際学部 国際観光産業学科の小論文対策

令和5年 学校推薦型選抜 90分

【設問】 以下の文章を読み、日本の大学教育における家計負担について、あなたの考えを述べなさい。
答案を作成する際には次の指示に従うこと。
・複数の段落で文章を構成すること。
・題目、見出しは書かないこと。
・700字以上800字以内で書くこと。
・一般的な原稿用紙の使い方に則って、横書きで書くこと。

課題の要約文です。

OECDがまとめた報告書によれば、日本の高等教育費のうち学生の家計負担が52%で、OECD平均の2倍以上になっており、北欧諸国などと比較しても高い水準であることが指摘された。この問題に対し、政府は経済的理由で進学を諦める学生を減らすために支援を広げているが、公費投入には効果の検証も求められている。報告書によれば、日本の家計負担割合は35カ国中4番目に高く、公的支出を上回っている。また、日本の国公立大の年間授業料も高く、北欧諸国では大学の学費が無料となっている一方で、日本では保護者が負担すべきだとの考え方が強く、学費無償化は難しいとされている。低所得層の進学状況に対応し、政府は20年度に授業料減免と奨学金を組み合わせた制度を導入し、24年度からは支援対象を広げる方針だが、支援策の拡充により公費負担割合が増加する可能性があると指摘されている。報告書は学費の高さが高等教育への参加をためらう要因となり得るとし、公費の投入には慎重な検討が必要と述べている。

出典:下川真理恵 「大学費用、家計に重い日本/負担割合 52%、OECD平均は22%進学
の妨げにも」『日本経済新聞 朝刊』2022年10月4日

小論文過去問題解説

  1. 日本の大学教育の家計負担の問題点の理解:OECDの報告書によれば、日本の大学教育において学生の家計負担が52%と高いことが指摘されている。この点に注目し、なぜこのような負担がかかっているのか理解する。
  2. 国際比較からの学び:他国との比較から、日本がどれだけ大学教育において家計負担が大きいかを把握する。特に北欧諸国のように高い税負担をかけつつも大学教育を無料にしている国々との対比を考える。
  3. 政府の対応策への評価:政府が経済的理由で進学を諦める学生を減らすために支援策を広げていることを確認し、それに対する評価を述べる。特に低所得世帯向けの授業料減免や奨学金制度の導入に注目する。
  4. 課題と今後の展望:日本の大学教育における家計負担の問題には、社会的な課題が結びついている。例えば、大学卒業後のローン問題が挙げられている。このような社会的な課題に対して、今後どのような展望があるかを考える。
  5. 公費投入とその効果の検証の必要性:OECD報告書が公費投入に対して効果の検証を求めていることに留意し、公費投入が家計負担の削減にどの程度寄与するかを考える。また、学費の無償化が日本社会においてどれだけ難しいのかを理解する。
  6. 自身の意見の表明:最後に、自身の意見を述べる。日本の大学教育における家計負担に対して賛成なのか、反対なのか、あるいは改善点や提案があるのかを明確に表現する。

このようなアプローチで問題に取り組むことで、課題の理解と展望、そして自身の意見が明確に伝わる答案を作成できるでしょう。

名桜大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
沖縄県名護市字為又1220-1「那覇空港」駅から高速バス(111番)利用約105分 
名護バスターミナル下車 同バスターミナルから
タクシー利用 10分

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名桜大学の入試傾向

名桜大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

入試傾向:

  • 共通テストが非常に重要で、高得点が合格につながります。
  • 個別試験には小論文と英語があり、これらも合否に影響します。
  • 合格最低点をクリアし、競争相手よりも優れた成績を目指す必要があります。
  • 学科によって試験内容が異なります。志望学科に合わせた対策が必要です。

対策:

  • 共通テスト対策を重点的に行い、各科目ごとに問題集や模擬試験を活用しましょう。
  • 小論文と英語の対策では、論理的思考や語彙力の向上を目指します。
  • 合格最低点を確実にクリアするために、計画的な学習スケジュールを立てます。
  • 志望学科に合わせて試験内容を把握し、過去問やアドミッションポリシーを確認します。
  • グループワークや面接がある場合、コミュニケーション力や協力能力を鍛える練習を行います。

名桜大学の募集コース

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国際学部(定員数:340人)

国際文化学科(定員数:180人)

本学科では自らが生活する沖縄・日本を探究しながら、アジア・中南米・欧米の歴史や言語・文化を学び、国際社会への理解を深めます。また、語学力を磨くと共に、日本文学・英語文学を通して「ことば」の奥深さを知り、日本語・英語の話者・教育者としての力を身につけます。

国際観光産業学科(定員数:160人)

観光政策、観光経営、観光文化・環境の3コースを設置。有数の観光地に立地する特徴を生かし、自然豊かな「やんばる」で、産官学連携のもと教育・研究活動を行います。国際社会や地域の発展に貢献するリーダーや観光振興に寄与する人材の育成を目指します。産官学連携を通してより実践的に学ぶ本学が観光が盛んな沖縄本島北部に位置することから、地域や企業等との連携を通して観光産業で実践的なスキルを磨く機会を用意。この立地を生かしたフィールドワークはもちろんのこと、海外インターンシップやホテル実務等の科目を通して現場での実習のチャンスもあります。

人間健康学部(定員数:255人)

スポーツ健康学科(定員数:95人)

スポーツパフォーマンスの向上やアスリートの養成、実践的な保健体育指導に必要な科学的知識と実践を学ぶ「スポーツ領域」。健康、養護、福祉などを通じて、個々ならびに社会全体のウェルネスを向上させるための健康科学の理論や方法論を学ぶ「健康領域」。この2領域を基礎に、さまざまな資格取得にもチャレンジします。

看護学科(定員数:80人)

学生自らが授業づくりに参画する「参画型看護教育」を実践し、「自己との対話」「他者との対話」「地域社会との対話」を通して、「個の自立と成長」「個の学習目標の達成」「自己教育力の育成」を目指します。

健康情報学科(定員数:80人)

情報システムの仕組みを理解し、数理・データサイエンス・AIの手法を駆使して保健・医療・福祉などを含む健康分野と社会全般に関するデータを分析し、新たな価値やサービスの創出に貢献できる人材(データサイエンティスト、電子カルテに蓄積されたビッグデータを解析できる技術を備えた診療情報管理士等)を育成します。

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