【推薦入試】名桜大学 国際学部 国際文化学科 (小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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名桜大学 国際学部 国際観光産業学科の小論文対策

令和5年 総合型選抜 90分

【設問】 以下の文章を読み、日本においても「共同親権」を導入した方がよいか、あなたの考えを述べなさい。
・複数の段落で文章を構成すること。
・題目、見出しは書かないこと。
・700字以上800字以内で書くこと。
・一般的な原稿用紙の使い方に則って、横書きで書くこと。

課題の要約文です。

現在、家族法制度の見直しに関する議論が進行中であり、離婚後の親権について法制審議会が「単独親権」維持と「共同親権」導入の2案を含む中間試案のたたき台を作成している。中間試案は8月末にまとめられ、公開コメントで国民の意見を募る予定だが、単独派と共同派の意見の隔たりが大きく、具体的な方向性はまだ示されていない。現行の民法では、離婚後に親権を一方に決めなければならないが、離婚の増加に伴い共同親権を求める声が増えている。2020年の離婚は約19万組で、そのうち約11万組に未成年の子どもがいたが、面会交流の取り決めは約1万1千件にとどまり、親権を持たない親と子どもの交流が不足している現状がある。共同親権を導入する際には、「原則は共同で、例外として単独」案と、「原則は単独で、例外として共同」案が提示されており、どちらが採用されるかは中間試案の結果待ちとなる。親権の重要性は子どもの権利を保護し、養育費の支払いにも影響するとされており、現行の制度では養育費を受け取る母子家庭はわずか24%にとどまる。海外では共同親権を認める国が多く、欧州では子どもの権利を重視した制度が広がっている。ただし、DVや児童虐待などの問題も存在し、それらが継続的に影響を与える場合は懸念されている。離婚が子どもに与える影響は大きく、対応策としては両親が共に子育てに責任を持つ制度設計が必要であるとされている。

出典:「社説離婚後の親権/子どもの権利を第一に」『沖縄タイムス』2022年7月26日

小論文過去問題解説

  1. 子どもの権利重視: 共同親権を導入することで、離婚後も両親が子どもの養育に責任を持つことが可能になります。これは子どもの権利を尊重し、双方の親が子育てに参加できる環境を提供します。
  2. 国際的な比較: 海外では共同親権が一般的であり、欧州などでは子どもの権利を重視する制度が採用されています。これにより、国際的な社会的な基準に近づくことができ、国際結婚から生じる問題にも柔軟に対応できるかもしれません。
  3. 経済的安定と子どもの利益: 離婚後も両親が共同で子育てに参加すれば、経済的な安定が期待されます。共同で養育することで、養育費の問題や子どもの利益にも配慮できる可能性があります。
  4. 懸念事項の考慮: 一方で、DVや児童虐待などの懸念がある場合は、そのリスクを最小限に抑える仕組みを導入する必要があります。懸念事項に対する適切な対処策を検討することが重要です。
  5. 公共コメントへの参加: 法制審議会が公共コメントを募る予定であるため、国民の声を尊重し、多様な意見を考慮することが重要です。個人的な経験や専門知識をもとに、具体的な提案や懸念点を示すことが意義深いでしょう。

以上のポイントを踏まえつつ、立場や経験、考えに基づいて、具体的な理由や例を挙げて意見を述べると、より説得力が増すでしょう。

名桜大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
沖縄県名護市字為又1220-1「那覇空港」駅から高速バス(111番)利用約105分 
名護バスターミナル下車 同バスターミナルから
タクシー利用 10分

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名桜大学の入試傾向

名桜大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

入試傾向:

  • 共通テストが非常に重要で、高得点が合格につながります。
  • 個別試験には小論文と英語があり、これらも合否に影響します。
  • 合格最低点をクリアし、競争相手よりも優れた成績を目指す必要があります。
  • 学科によって試験内容が異なります。志望学科に合わせた対策が必要です。

対策:

  • 共通テスト対策を重点的に行い、各科目ごとに問題集や模擬試験を活用しましょう。
  • 小論文と英語の対策では、論理的思考や語彙力の向上を目指します。
  • 合格最低点を確実にクリアするために、計画的な学習スケジュールを立てます。
  • 志望学科に合わせて試験内容を把握し、過去問やアドミッションポリシーを確認します。
  • グループワークや面接がある場合、コミュニケーション力や協力能力を鍛える練習を行います。

名桜大学の募集コース

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国際学部(定員数:340人)

国際文化学科(定員数:180人)

本学科では自らが生活する沖縄・日本を探究しながら、アジア・中南米・欧米の歴史や言語・文化を学び、国際社会への理解を深めます。また、語学力を磨くと共に、日本文学・英語文学を通して「ことば」の奥深さを知り、日本語・英語の話者・教育者としての力を身につけます。

国際観光産業学科(定員数:160人)

観光政策、観光経営、観光文化・環境の3コースを設置。有数の観光地に立地する特徴を生かし、自然豊かな「やんばる」で、産官学連携のもと教育・研究活動を行います。国際社会や地域の発展に貢献するリーダーや観光振興に寄与する人材の育成を目指します。産官学連携を通してより実践的に学ぶ本学が観光が盛んな沖縄本島北部に位置することから、地域や企業等との連携を通して観光産業で実践的なスキルを磨く機会を用意。この立地を生かしたフィールドワークはもちろんのこと、海外インターンシップやホテル実務等の科目を通して現場での実習のチャンスもあります。

人間健康学部(定員数:255人)

スポーツ健康学科(定員数:95人)

スポーツパフォーマンスの向上やアスリートの養成、実践的な保健体育指導に必要な科学的知識と実践を学ぶ「スポーツ領域」。健康、養護、福祉などを通じて、個々ならびに社会全体のウェルネスを向上させるための健康科学の理論や方法論を学ぶ「健康領域」。この2領域を基礎に、さまざまな資格取得にもチャレンジします。

看護学科(定員数:80人)

学生自らが授業づくりに参画する「参画型看護教育」を実践し、「自己との対話」「他者との対話」「地域社会との対話」を通して、「個の自立と成長」「個の学習目標の達成」「自己教育力の育成」を目指します。

健康情報学科(定員数:80人)

情報システムの仕組みを理解し、数理・データサイエンス・AIの手法を駆使して保健・医療・福祉などを含む健康分野と社会全般に関するデータを分析し、新たな価値やサービスの創出に貢献できる人材(データサイエンティスト、電子カルテに蓄積されたビッグデータを解析できる技術を備えた診療情報管理士等)を育成します。

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