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三重大学教育学部・学校教育(特別支援教育)の概要
コースの特色
子ども一人ひとりの特別な教育的ニーズ(発達の遅れ、他者とのかかわりの苦手さ、学習のつまずき、身体の動きの制約、疾患による制約や後遺症の影響など)に目を向けることができる、そして、適切な支援ができる教員等の育成を行うコースです。
- 基礎免許(小学校もしくは中学校)と特別支援学校教諭免許の両方を取得します。
- 後期日程の募集(小論文と面接)を行っています。
- 1年生から4年生まで、学年間の交流が活発です。
- 学生と教員とのコミュニケーションを大切にしています。
- 地域社会への貢献(ボランティア活動など)を重視しています。
2007年より、全ての教育機関(幼稚園、小学校、中学校、高等学校等)において特別支援教育を行うこととなりました。特別支援学校のみならず、地域の学校にも特別な教育的ニーズを有する子どもたちが多く在籍しています。そして、現在、ほとんどの学校園には「特別支援教育コーディネーター」という役割を担う教員がいます。すべての子どもたちの教育を支える上で、特別支援教育は欠かすことのできない基盤であり、そのプロフェッショナルとして現場で活躍できる教員の育成を行っているのが当コースです。
カリキュラムの特色
特別な教育的ニーズ(発達の遅れ、他者とのかかわりの苦手さ、学習のつまずき、身体の動きの制約、疾患による制約や後遺症の影響など)を有する子どもたちを支援するために、教育学、医学、心理学という3つの観点からカリキュラムが構成されています。知的障害、肢体不自由、病虚弱に関する講義を中心に、視覚障害、聴覚障害、発達障害、重度重複障害等についても学びます。講義だけではなく、少人数方式の演習(ゼミナール)や、機器や器具の使用を学ぶ実験、学校や専門機関を訪問する観察参加、教育実習など、多様な形式の授業を通して知識と実践力を身につけてゆきます。
*(参照)大学の公式HP→三重大学教育学部・学校教育(特別支援教育)
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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後期 教育学部・学校教育(特別支援教育)
2022年 120分 1600字 200点/750点(文)
問題1 [文章](出典)「特別支援学校におけるICT活用の手引」(長崎県教育委員会,2020年)
問 教師として,障害のある児童生徒を含むすべての子ども達に対して,どのような教育や支援が必要だと思うか、あなたの考えを記述して下さい。(800字)
問題2 [文章] 村上彦者「ケアとは何か一看護・福祉で大事なこと―」(中公新書,2021年)
問 学校において子どもとの<出会いの場>を開くために,教師に求められることは何かあなたの考えを記述して下さい。(800字)
2021年 120分 1600字 200点/750点(文)
問題1 [文章](出典)野辺明子・前田浩利共編『命あるがままに一医療的ケアの必要な子どもと家族の物語一』(中央法規,2020年)
問 文章を参考に,あなたが将来教師となった時に,病気や障がいのある子どもと向き合う上で大切と思うことについて,考えを述べてください。(800字)
問題2 [文章](出典)伊藤亜紗著『手の倫理』(講談社選書メチエ,2020年)
問 文章を読み,「さわる」と「ふれる」の違いを踏まえ,教育の営みについての考察を述べてください。(800字)
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2020年 120分 1600字 200点/750点(文)
問題1 [文章] 大島郁・木香苗(大島郁葉編)『事例でわかる 思春期・おとなの自閉スペクトラム症 当事者・家族の自己理解ガイド』(金剛出版,2019年)
問 学校の先生として,どのような教育や支援が必要だと思いますか。あなたの考えを記述してください。(800字以内)
問題2 [文章] 松沢哲郎「比較知科学:アイ・プロジェクトの30年」(『動物心理学研究 第59巻第1号1)
問 著者の松沢は京都大学霊長類研究所でチンパンジーの心を研究してきました。この研究は大型類人猿の「言語」習得研究から始まり,既に40年を超える一大プロジェクトです。文章を読み,ヒトがもつ「想像力」と障害観について,あなたの考えを述べてください。(800字以內)
2019年 120分 1600字 200点750点(文)
問題1 [文章](出典)朝日新聞2019年2月13日の記事,「声 どう思いますか 障害児の就学を考える」
問 これは障害のある子どもと同じクラスで学んでいる子どもの保護者の投書です。これを読み,障害のある子どもと共に学ぶ実践の課題とあなたが教師となった時にどのような教育を目指すかを述べて下さい。(800字)
問題2 [文章] 内多勝康者『シリーズ・福祉と医療の現場から「医療的ケア」の必要な子どもたち一第二の人生を歩む元NHKアナウンサーの醬闘記一』(ミネルヴァ書房,2018年)
問 これは医療的ケア児の山田萌々華さんと母の手記です。これを読んで,子どもの学びを保障する上で大切と思うことについて,あなたの考えを述べてください。(800字)
2018年 120分 1600字 200点/750点(文)
問題1 [文章] 谷川俊太郎『かないくん』(東京系井重里事務所,2014年)
問 文章を読んだ上で,学校の先生として,どのような取り組みが必要だと思いますか。あなたの考えを記述してください。(800字)
問題2 [文章] 山下成司著『発達障害 母たちの闘記」(平凡社,2011年)
問 ツトム君が学校へ通う中で,担任教師として教育や支援を行う際に大切にしたいと思うことについて,あなたの考えを述べてください。(800字)
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三重大学教育学部・学校教育(特別支援教育)への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など
三重大学教育学部・学校教育(特別支援教育)への志望理由書や面接対策において、以下のポイントが参考になるかもしれません。
志望理由書のポイント:
- 特別支援教育への関心と理解:
- なぜ特別支援教育に興味を持ち、その分野を選んだのかを具体的に説明します。
- 特別支援教育の重要性や必要性についての理解を示します。
- 学部・学科の特徴への言及:
- 三重大学の特別支援教育学科において何が特徴的であるか、その学科が提供する教育理念やアプローチに興味を示します。
- 特別支援教育への志望動機:
- なぜ特別支援教育者になりたいのか、その背景や動機を具体的に述べましょう。
- 過去の経験や出会いが特別支援教育に対する意欲を高めたエピソードを交えると良いです。
- 自身のスキルや経験:
- 特別支援教育に関連するスキルや経験を強調します。
- ボランティア、アルバイト、実習などを通じて培った特別支援教育に関連するスキルや資格を具体的に挙げます。
- 将来の特別支援教育者としての役割:
- 将来、特別支援教育者としてどのような役割を果たしたいのかを描きます。
- 生徒たちとの関わり方や、保護者や他の教育関係者との協力について考えを示します。
面接対策のポイント:
- 自己紹介の準備:
- 簡潔かつ興味を引く形で自己紹介を行います。
- 特別支援教育に対する情熱を感じさせるようにしましょう。
- 特別支援教育に関する質問への備え:
- 特別支援教育に関する基本的な知識や、なぜその分野に進学したいのかを深く理解しておくことが大切です。
- チームワークやコミュニケーション能力のアピール:
- 特別支援教育は協力が不可欠です。自身のチームワークやコミュニケーション能力をアピールします。
- 個別事例への対応策:
- 面接官が特定の事例に基づいて質問する可能性があります。そうした事例に対する考えや対応策を事前に考えておきましょう。
- 教育における課題への理解:
- 特別支援教育において直面する可能性のある課題や問題について、どのように捉え、対応するかを考えておくと良いです。
これらのポイントを考慮しながら、自分の熱意や将来の展望をしっかりと伝えることが大切です。頑張ってください!
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まとめ
過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか? 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。