記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
小論文過去問題
R6年度 畜産学部 畜産科学課程 一般選抜(後期日程)
【問題】試験時間90分
わが国の食料システムは、限られた農地を効率的に活用し、品種や栽培方法等を磨き、生産性を高める先人の技術の蓄積により形成されてきました。 しかし、食料生産を担う生産者の減少・高齢化の一層の進行など、生産基盤の脆弱化や地域コミュニティの衰退が顕在化している中、農林水産業の生産力強化が克服すべき課題となっています。また、近年、食料の安定供給・農林水産業の持続的発展と地球環境の両立が強く指摘されています。持続可能な開発目標(SDGs)が世界に広く浸透し、食の分野でも原料や資材の由来、栽培・製造のプロセスへの関心が国内外で高まり生産面の対応が求められていますが、持続可能な食料システムは、生産者だけでなく事業者や消費者の理解と協働の上で実現するものです。食に関わるこれら関係者の努力が、わが国の持続可能な食料システムの構築に必要と考えられます。(参考資料:農林水産省 HP)
そこで、あなたが将来、帯広畜産大学で学ぶことにより、こうした食料システムの問題にどのように貢献できるかを、あなたが帯広畜産大学で学びたいことを想定してあなたの考えを1,000字程度で述べなさい。
R6年度 畜産学部 共同獣医学課程 一般選抜(後期日程)
【問題】試験時間90分
次の英文記事を読み、以下の問いに答えなさい。
How life for animals changed when humans stayed home during the pandemic-related lockdown
※本文は省略
出典:The Washington Post by Dino Grandoni (June 8,2023) から抜粋及び改変
問1.下線部の論文について、どのようなデータをどのように解析した研究か、200字以内でまとめなさい。
問2.この英文記事で述べられているロックダウンが野生動物に与えた影響について、300字以内でまとめなさい。
問3.この英文記事が述べている内容を踏まえて、野生動物への人間の関わり方についてあなたの意見・考えを500字以内で述べなさい。
出題意図
R6年度 畜産学部 畜産科学課程 一般選抜(後期日程)
以下の2 点に主眼を置き、問われたことを適切に理解し論述できるかを評価する。
1.持続可能な食料システムの構築のために具体的にどのような対策があるか、それによりどのような貢献ができるのかを考えることで課題解決型の思考力を評価する。
2.本学で何を学びたいかを具体的に記述できているかを評価する。
R6年度 畜産学部 共同獣医学課程 一般選抜(後期日程)
問ごとに以下の点に主眼を置いて、問われたことを適切に理解し論述できるかを評価する。
問1 新型コロナウイルス感染症蔓延に伴うロックダウンが野生動物に与えた影響に関する英文を正しく読み取り、紹介されている研究について要約する能力を問う。
問2 英文に書かれている野生動物に生じた影響について、要点を文章で表現する能力を問う。
問3 ロックダウンが野生動物に与えた影響についての英文を正確に読み取り、それを踏まえて、自分の考えや意見を述べる能力を問う。
学部学科、コース
畜産学部
食と農の大切さ、動植物の命の尊さを心得た素養を基礎として、「農場から食卓まで」の幅広い視点で現場に適応できる知識と実践力を有するとともに、地球規模課題解決などの国際的視野を備えたグローバル人材を目指す。
共同獣医学課程
共同獣医学課程(6年制課程)では、国際的視野と幅広い問題意識を持ち、確かな知識と豊かな経験に裏打ちされた行動力のある獣医師を養成するため、北海道大学との共同による総合的な動物医科学教育を行う。両大学が有する優れた教育資源を結集し1つのカリキュラムで教育を実施している。
畜産科学課程
畜産科学課程では、専門教育ユニットに所属する。次の6ユニットがある。
①家畜生産科学ユニットでは、ウシやウマなど家畜の飼養管理、繁殖や改良、乳肉の生産・利用について、分子から生体までの知識を修得するとともに、実習を通じて実践的技術を学ぶことで生命科学分野から畜産現場まで幅広く活躍できる人材を育成する。
②環境生態学ユニットでは、多様な生物群(哺乳類、鳥類、昆虫、植物、微生物など)を含む生態系の仕組みを学び、農畜産環境とそれを取り巻く自然環境の関係を理解し、環境の保全と管理を考えながら、持続可能な農畜産業とこれからの生命科学分野で活躍できる人材を育成する。
③食品科学ユニットでは、食品の一次機能(栄養とエネルギー)についての教育を基礎に、食品の二次機能(おいしさや食感)を学ぶ加工・利用学分野、三次機能(生体調節や健康)を学ぶ機能科学分野を総合的に理解し、農畜産物を素材とした食品製造から研究・開発までを担う人材を育成する。
④農業経済学ユニットでは、農畜産物の生産から加工・流通・消費に至る過程を、経済学を中心とする社会科学的なものの見かたや知識から総合的に把握し、地域や世界の農業・フードシステムが抱える課題に対応できる人材を育成する。
⑤農業環境工学ユニットでは、農業農村工学や農業システム工学を主とする理論に基づき、先進的農業と環境保全を両立させるために必要な技術体系を学び、農業の基盤づくりや高度な農業機械分野で活躍できる人材を育成する。
⑥植物生産科学ユニットでは、日本の食料基地である北海道・十勝の立地条件を生かし、作物生産を支える土壌と病害虫を含めた栽培環境から、その環境で育つ作物の生理、生態、育種までを総合的に理解できる人材を育成する。
所在地・アクセス
帯広畜産大学のHPはこちら
入試情報はこちら
所在地 | アクセス |
北海道帯広市稲田町西2線11 | JR根室本線「帯広」駅下車、帯広駅前バスターミナル9番から大空団地線で約30分「緑陽高校前」下車、徒歩約15分 JR根室本線「帯広」駅下車、帯広駅前バスターミナル11番から環状線きた廻りバスで約30分「畜産大学入口」下車、徒歩約10分 JR根室本線「帯広」駅下車、帯広駅前バスターミナル9番から畜大線バスで約30分「畜産大学前」下車 |