11月は“仕上げ”への転換期。過去問演習で実戦力を磨こう

推薦入試

いよいよ受験本番まであとわずか。
秋も深まり、これまで積み上げてきた努力をどう活かすかが問われる時期になりました。
特に11月は、「ただ勉強する」から「本番を意識して仕上げる」へと切り替わる大切な月です。
焦りや不安を感じる人もいるかもしれませんが、ここからの一歩一歩が、確かな自信につながっていきます。
今回は、そんな11月をどう過ごすか――過去問演習を中心に、実力を最大限に伸ばすためのポイントをお伝えします。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。

2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格125名。

高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%

スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします

はじめに:11月の位置づけと心構え

受験勉強において11月は、「実力の把握」から「実戦への移行」へと切り替わる転換期です。
模試の結果でおおよその得点力が見えてくる一方で、本番までにはまだ時間が残されています。この時期の過去問演習は、単に問題を解くためではなく、本番で最大限の力を発揮するための総仕上げとして位置づけることが重要です。

過去問演習を始める前の準備

効果的な過去問演習を行うためには、まずこれまでの学習内容を整理することが欠かせません。
教科書や参考書で学んだ内容を自分なりにまとめ直し、重要な公式や概念を再確認しておきましょう。特に苦手分野については、基本事項の再復習をしてから過去問に挑むと、理解が深まり、演習の質が高まります。

効果的な過去問演習の進め方

過去問演習の目的は「点数を取る」ことではなく、「気づきを得る」ことにあります。
まずは制限時間を設けず、解答に至るまでの思考プロセスを丁寧に記録しましょう。
「なぜその解法を選んだのか」「どのように考えを進めたのか」をノートに書き出すことで、自分の弱点や思考の癖が見えてきます。

また、誤答した問題は宝の山です。
間違えた理由を「知識不足」「時間配分」「読み違い」などに分類し、次に同じミスをしないための具体的対策を立てましょう。

科目別のポイント

数学では、解法の暗記ではなく「なぜそうなるか」を論理的に説明できるように意識します。図形問題では補助線の引き方、関数問題では式変形の流れなど、思考のプロセスを意識的に可視化することが大切です。

英語では、長文読解と文法問題のアプローチを分けましょう。長文では各段落の要点整理、設問との照合を習慣化し、文法・語法は「文脈の中で正しく使えるか」を重視します。

国語は、現代文では筆者の主張と論理展開の把握を。古文・漢文では文法の確認に加え、背景知識を押さえておくと内容理解が格段に深まります。

時間管理と計画の立て方

11月の過去問演習では、時間配分を意識した練習がポイントです。最初は1問ずつ丁寧に解いて構いませんが、徐々に本番を想定した時間設定に移行しましょう。

学習計画は週単位で立てると継続しやすくなります。
苦手科目には多めの時間を、得意科目では実戦演習を重点的に。
平日は短時間でも集中して、休日はまとまった演習時間を確保するなど、生活リズムに合わせた学習バランスを意識することが大切です。

まとめ:12月へのつなぎ方

11月の過去問演習は、12月の“総まとめ”につながる重要な準備期間です。
この時期に磨いた**「時間の使い方」と「問題への向き合い方」**が、本番での自信と安定につながります。

焦りを感じやすい時期ですが、着実に積み重ねた努力は確実に力になります。
小さな進歩を毎日大切にしながら、自分の成長を信じて12月を迎えましょう。

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