研修医が考える高校生の間に方針決定しておくべきこと

研修医コラム

高校生のうちに、将来のことをどこまで考えるべきなのか。

「まだ早い」
「大学に入ってからでいい」
そう言われることも多いと思います。

でも、研修医として医療現場に立っている今、はっきり言えることがあります。

高校生のうちに“決めておくべき方針”は、確実に存在します。 それは、職業を断定することでも、
夢を言語化することでもありません。

決めるべきは「職業」ではない

まず誤解してほしくないのは、高校生の時点で
「将来◯◯になる」と決める必要はない、ということ。

実際、医学部に入る時点で明確な志を持っている人は少数派です。

では、何を決めるべきか。

それはどんな人生を送りたいかという“方向性”です。

研修医になって分かった現実


研修医になると、さまざまな先輩医師の人生が見えてきます。

・仕事中心の人生
・家庭を優先する人生
・研究に打ち込む人生
・バランスを重視する人生

同じ医師でも、人生の形は驚くほど違います。

そして気づきます。

選択肢は、若いうちに作られ、後からは減っていく。

これは医師に限らず、どの職業でも同じです。

高校生の間に考えておくべき3つの軸

① どれくらい「仕事」に人生を使いたいか
まず考えてほしいのは、仕事とそれ以外のバランスです。

・仕事中心でもいいのか
・プライベートも大事にしたいのか

どちらが正解という話ではありません。
ただ、この感覚は進路選択に大きく影響します。

② 安定をどれくらい重視するか
収入、雇用、社会的信用。
これをどれくらい大事にしたいか。

医師は比較的安定した職業ですが、その分、努力や責任も大きい世界です。

③ 長期戦に耐えられるか
医学部受験、医学部、研修医。
医師の道は、長期戦です。

短距離走が得意か、マラソンが得意か。

これは、高校生のうちに
一度考えておく価値があります。

なぜ高校生のうちなのか


大学に入ってから考えればいい、という意見もあります。

でも実際は、大学選択そのものが人生の選択肢をかなり絞ります。

医学部か、それ以外か。
この差は、想像以上に大きい。

方向性を決めずに進学することは、地図を持たずに長旅に出るようなものです。

完璧な答えはいらない

ここで大切なのは、完璧な答えを出そうとしないこと。

「今はこう思っている」
それで十分です。

研修医になった今でも、将来について考え続けています。

人生は、一度決めたら終わりではありません。

ただ、最初の方向だけは、早めに決めた方が楽です。

医学部という選択肢の意味


医学部は
・努力が評価されやすく
・選択肢が比較的広く
・後から方向転換が可能

という、少し特殊な進路です。

「どんな人生を送りたいか」
がまだ完全に言語化できなくても、方向性が大きくズレていなければ、十分に成立します。

最後に


高校生のうちに決めるべきことは、夢でも、職業名でもありません。

どんな時間の使い方をしたいか。
どんな責任を背負えるか。
どんな人生なら納得できそうか。

この問いを一度でも考えた人は、進路選択で大きく迷いにくくなります。

研修医になった今、高校時代の自分に伝えたいのは、ただそれだけです。

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