記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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佐賀大学医学部看護学科とは?学科概要と特徴
佐賀大学医学部看護学科は、看護分野における高品質な教育と研究を提供する専門学科です。学生に臨床的なスキルと知識を提供し、患者ケアにおけるリーダーシップと倫理的な価値観を重視した教育を行っています。カリキュラムには豊富な臨床実習が含まれており、実践的な経験を通じて卒業生が看護師としての自信と専門性を高められるよう設計されています。
研究面では、健康ケアの進化に貢献するための研究プロジェクトも積極的に行われており、地域社会の医療・福祉向上に貢献する使命を担っています。最新の医療技術やトレンドに対応するため、現代の看護実践に必要な知識を幅広く提供しています。佐賀大学看護学科は、将来の看護師・看護研究者を育成し、地域の健康と福祉に貢献する優れた学科です。また、グローバル化する医療現場を見据え、多文化対応や国際的な視野を持った看護職の育成にも力を入れています。
佐賀大学医学部看護学科【一般入試・前期】小論文の入試傾向と特徴
出題形式と傾向の概要
佐賀大学医学部看護学科の一般入試(前期)小論文は、試験時間90分・字数700〜800字(年度によっては800〜1000字)・配点100点/910点満点という形式で実施されています。過去問を分析すると、以下のような明確な傾向が見えてきます。
まず、出題テーマは「社会問題と看護・医療の接点」に集中しています。気候変動・災害、感染症と差別、経済格差と健康、高齢化社会、グローバル化など、現代社会が直面する課題を看護・医療の視点から論じることが求められます。単なる社会問題の知識だけでなく、「看護職としての視点」「医療従事者としての使命感」を盛り込んだ論述が高評価につながります。
次に、問題構造として「①現状・背景の説明」と「②自分の考え・解決策の提示」という二段構成が多く見られます。前半でテーマの背景や要因を客観的に分析し、後半で具体的な支援策や自分の意見を述べるという流れを意識することが重要です。字数は700〜1000字とやや多めであるため、論点を整理して過不足なく書く練習が必要です。
また、看護系学科特有の出題として、「弱者への支援」「差別・偏見の解消」「地域医療への貢献」といった倫理的・人道的視点が繰り返し問われています。社会的弱者に寄り添う看護師としての姿勢と、論理的に問題を解決する思考力の両方を示すことが求められています。受験生は日頃から医療・福祉に関するニュースに目を向け、自分なりの考えを言語化する習慣をつけることが合格への近道です。
佐賀大学医学部看護学科【一般入試・前期】小論文の過去問一覧
2022年前期 90分 800字 100点/910点
【問題】わが国では、温暖化によりさまざまな気候変動が生じ、そのため豪雨災害は数十年に一度から、数年に一度へと変化しています。このような災害時に、地域社会において支援が必要な災害時要援護者「災害弱者」についてその特徴を述べてください。また、「災害弱者」に対して、どのような支援や取り組みが必要か、あなたの考えを700字以上800字以内で述べてください。
2021年前期 90分 800字 100点/910点
【問題】新型コロナウイルスに感染してもいなくても、私たちは知らないうちにその影響を受けています。感染症に対する人々の不安や恐怖は、嫌悪・差別・偏見、さらには感染症の拡散と拡大に繋がっていきます。このようなことは、今に始まったことではなく昔から繰り返されています。なぜ、感染症が負の連鎖を引き起こすのでしょう。その背景について説明してください。また、この負の連鎖を断ち切るために私たちにできることは何でしょうか。700字以上、800字以内で述べてください。
2020年前期 90分 800字 100点/910点
【問題】近年、社会では「グローバルな人材」の育成への期待が高まっています。あなたは、グローバルな人材とは、どのような能力を持つ人だと思いますか。また、あなたがグローバルな看護職となるために、大学ではどのようなことに取り組みたいですか。あなたの考えを700字以上800字以内で述べなさい。解答は解答用紙に横書きで書いてください。
2019年前期 90分 1000字 100点/910点
【問題】日本社会では、経済格差の拡大が問題となり、健康にまで影響を及ぼすことが明らかになっています。経済格差が健康に影響を及ぼす例を示し、その要因と対策についてあなたの考えを800字以上1000字以内述べなさい。解答は解答用紙に横書きで書くこと。
2018年前期 90分 1000字 100点/910点
【問題】近年、高齢者の交通事故が多発しています。その背景と対策に対するあなたの考えを800字以上1000字以内で述べなさい。
佐賀大学医学部看護学科 小論文対策ポイント
①二段構成を必ず意識する
佐賀大学看護学科の小論文は、ほぼすべての年度で「①背景・現状の説明」と「②解決策・自分の考えの提示」という二段構成が求められています。前半では客観的なデータや事例を用いて問題の背景を説明し、後半では看護職・医療職の視点から具体的な対策や自分の意見を論じる構成を徹底しましょう。この構成をしっかり守るだけで、論理的な答案の骨格ができあがります。
②「看護師の視点」を必ず盛り込む
看護学科の小論文では、一般的な社会問題の解説にとどまらず、「看護職としてどう関わるか」「医療現場でどう実践するか」という視点が不可欠です。たとえば災害弱者の問題であれば、避難所における健康管理や精神的ケアなど、看護師が果たすべき具体的な役割まで踏み込んで書くことが高得点につながります。「自分が将来どんな看護師になりたいか」という志望動機とも関連づけることで、より説得力のある答案になります。
③社会問題の背景知識を幅広く蓄積する
過去問を見ると、気候変動・感染症・経済格差・高齢化・グローバル化など、多岐にわたるテーマが出題されています。これらは看護・医療の現場と深く結びついているため、日頃からニュースや新聞に目を通し、社会問題と医療との接点を意識しておくことが大切です。特に「健康の社会的決定要因(SDH)」「地域包括ケアシステム」「感染症対策と人権」などのキーワードは頻出テーマと関連が深く、しっかり理解しておきましょう。
④字数管理と時間配分を練習する
試験時間は90分で、700〜1000字の答案を仕上げる必要があります。構成を考える時間(約15分)、執筆時間(約65分)、見直し時間(約10分)という配分を意識して練習を重ねましょう。字数が多い分、序論・本論・結論のバランスが崩れやすくなります。特に「結論が薄い」「具体例が多すぎて意見が少ない」といったミスが起きやすいため、本番前に複数回の時間測定練習を行うことを強く推奨します。
⑤倫理観・人道的視点を忘れない
看護学科の小論文では、論理的な分析力だけでなく、倫理観や人への共感力が問われています。「差別・偏見をなくす」「弱者に寄り添う」「公平な医療を提供する」といった価値観を自分の言葉で表現できるよう、日頃から自分の看護観を言語化する習慣をつけましょう。面接や志望理由書の準備とも連動させることで、一貫した自己アピールができるようになります。
2026年度予想問題と解答例
予想問題
【課題文】
近年、日本では少子高齢化の急速な進行に伴い、医療・介護の現場における人材不足が深刻な問題となっている。厚生労働省の試算によれば、2040年には約280万人の介護人材が必要となる一方、現在のペースでは大幅に不足することが見込まれている。この問題に対応するため、外国人介護人材の受け入れ拡大、AIやロボット技術の医療・介護現場への導入、地域包括ケアシステムの強化などが進められている。しかし、技術の導入が進む一方で、「人と人とのつながり」「心のケア」を重視する看護・介護の本質が失われるのではないかという懸念も広がっている。テクノロジーの活用と人間的なケアをどのように両立させるかは、これからの看護・医療の最重要課題のひとつである。看護職には、変化する医療環境に柔軟に対応しながらも、患者の尊厳と心に向き合う姿勢が求められている。
【設問1】医療・介護現場におけるテクノロジーの活用が進む背景とその課題について、あなたの考えを述べてください。
【設問2】テクノロジーが普及する時代において、看護職が果たすべき役割とはどのようなものだと考えますか。大学でどのような学びに取り組みたいかを含めて、700字以上800字以内で述べてください。
予想問題 解答例
日本の医療・介護現場でテクノロジーの活用が急速に進む背景には、少子高齢化による人材不足と、高齢者人口の増加に伴うケアニーズの拡大がある。2040年には高齢者人口がピークを迎え、現行の人員体制では対応が困難になることが予測されている。このような状況に対応するため、AIによる診断支援、介護ロボットによる移乗・見守り支援、遠隔医療システムなどの導入が加速している。
しかし、テクノロジーの普及には課題もある。第一に、高齢者や障害者など、デジタル機器の操作に不慣れな患者が取り残される「デジタルデバイド」の問題がある。第二に、AIやロボットが担える業務が増える一方、機械では代替できない「心のケア」「共感」「非言語コミュニケーション」といった看護の本質的な部分が軽視される危険性がある。第三に、患者の個人情報・医療データのセキュリティ管理という新たなリスクへの対応も求められる。
このような時代における看護職の役割は、テクノロジーを正しく活用しながら、人間にしかできないケアを実践することにあると私は考える。具体的には、AIが収集したデータを読み解き患者の状態変化にいち早く気づく「データリテラシー」、ロボットでは届かない患者の不安や孤独に寄り添う「感情的サポート」、多職種と連携して患者を包括的に支援する「チーム医療のコーディネート」が特に重要である。
大学では、看護技術の習得はもちろん、医療情報学やデータ活用に関する科目を積極的に履修したいと考えている。また、臨床実習を通じて患者一人ひとりの価値観や生活背景を尊重する看護観を養い、テクノロジーに依存しすぎず人間的なケアを中心に据えた看護師を目指したい。変化する医療環境の中でも「患者の尊厳を守る」という看護の原点を忘れず、社会に貢献できる看護師になりたいと強く思う。
佐賀大学医学部看護学科の志望理由書・面接対策のために理解しておくべきこと
グローバル化と佐賀県の医療現場
佐賀県の医療分野でもグローバル化の影響が顕著です。外国人患者の増加や国際的な医療規格の導入があり、これに適切に対応する必要があります。言語の壁や文化の違いに対処し、外国人患者にも高品質で包括的な医療を提供するために、医療スタッフの多言語対応や異文化理解が求められています。また、国際協力や留学生の受け入れにより、最新の医療知識や技術を導入し、地域の医療レベルを向上させる機会が増えています。グローバル化に適応することで、佐賀県の医療システムはより多様で包括的なものとなり、地域住民への高品質な医療を提供できるようになります。
医療と経済格差の問題
医療と経済格差の課題は深刻で、経済的な地位や所得水準に応じてアクセスできる医療の質や範囲が異なります。この格差は、公平な医療の提供を妨げ、健康の不平等を生み出す要因です。
課題解決のために、以下の方法が考えられます。まず、健康保険制度の充実と普及を図り、財政的な負担を軽減します。低所得世帯に対する補助制度の強化も必要です。さらに、地域医療の充実を図り、遠隔地域に住む人々にも医療サービスを提供することで、アクセスの格差を縮小します。教育と意識啓発活動を通じて、健康予防に対する意識を高め、予防医療の普及を促進します。医療従事者の公平な配置と給与改善も重要です。
医療と経済格差の縮小は、社会の公正と健康の向上に不可欠です。政府、医療機関、地域社会が協力して、経済的な状況に関係なく、すべての人々に平等な医療を提供することが求められます。
スカイ予備校からのアドバイス
佐賀大学医学部看護学科の小論文は、社会問題と医療・看護の現場をつなぐ「橋渡し力」が問われています。大切なのは、知識をただ並べるのではなく、「自分が将来どんな看護師になりたいか」という志望動機と結びつけて論じることです。スカイ予備校では、独自のSKYメソッドにより「背景分析→問題提起→解決策提示→看護職の使命」という答案構成を徹底指導しています。過去問の模範解答を分析しながら、自分の言葉で医療・看護への想いを表現できる力を一緒に磨いていきましょう。まずはLINE登録から、無料の模範解答と動画をぜひ受け取ってください。
佐賀大学の他の過去問解説
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