看護師の小論文試験の書き方は?ポイントと例文・模範解答を紹介!

小論文【AO入試、推薦入試、一般入試、就職試験、医学部編入試験対応】

「看護師就職試験の小論文の書き方が知りたい!」

看護師の就職・転職試験では小論文の提出が求められることが多いとご存じでしょうか?ポイントをおさえた小論文を提出し、ぜひ採用につなげたいですよね。

この記事では、看護師就職試験で出題される小論文の書き方を解説していきます。書き方のポイントと模範解答も紹介していますよ。

この記事を読むことで、看護師就職試験に必要な小論文のポイントをおさえられるので、採用につながる小論文を書けるようになるでしょう。

看護師就職試験の対策を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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看護師の就職・転職試験でなぜ小論文は必要とされるのか?

そもそもなぜ、看護師の就職・転職試験で小論文が必要とされるのでしょうか。それには、以下のことが理由に挙げられます。

看護師としての適性を判断する材料

看護師という職業は、知識はもちろんのこと本人の考え方や看護観などが看護師に適していることが求められます。その適性を判断する材料として小論文が用いられることが多いです。

言葉遣い等の一般常識も評価されている

採用する側にとって小論文は、内容だけでなく誤字脱字や言葉の使い方も判断することができます。看護師は様々な患者さんや多くのスタッフ達と関わる職業なので、ある程度の一般常識が必要です。

看護師の適性だけでなく一般常識も評価できるため、小論文が出題されると考えられます。

看護師の小論文の書き方のポイントは?

看護師の小論文の書き方のポイントは次の4つです。

  • 最初に考えるべきは文章構成
  • 自分の考え・意見を明確に伝える
  • 看護師と関係ないテーマでも仕事と結びつけて考える!
  • 誤字・脱字、言葉遣いに注意!

それぞれについて解説していきましょう。

最初に考えるべきは文章構成

まず書き始める前に文章構成を考えましょう。書きながら考えていくと考えがまとまらなくなったり、文字数が足りなくなったりします。

小論文の基本の文章構成は、『序論・本論・結論』です。序論でテーマに関する自分の考えを述べます。本論で自分の考えをデータや経験を踏まえて説明します。結論で全体をまとめます。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

どのようなテーマを与えられても、基本の構成は変わりません!指定された文字数の9割以上を目標に書きましょう。

自分の考え・意見を明確に伝える

序論で述べる自分の考えははっきりと伝えるために「私は~と考える」と表現しましょう。小論文で述べる看護観はそのまま一緒に仕事をしたい相手かどうか判断する材料になります。

看護師と関係ないテーマでも仕事と結びつけて考える!

小論文のテーマとして出題されやすいものは、医療・看護に関する問題です。チーム医療、セカンドオピニオン、地域医療など頻出問題については事前に練習問題を解いて自身の考えをまとめておくといいでしょう。

また、一見看護師と関係ないような時事問題についても仕事と結びつけて考えるようにします。例えば、災害のニュースや科学の進歩なども看護師としてどう接するか、看護の分野にどう役立つかなどとつなげることができます。

日々のニュースや新聞を見ながら、時事問題と看護師の仕事を結び付ける練習をしておくといいでしょう。

誤字・脱字、言葉遣いに注意!

誤字脱字、言葉遣いなど基本的なミスに注意しましょう。採用担当者は一般常識も小論文で見ています。他にも、語尾をそろえる、原稿用紙の使い方を守るなど基本的な部分で減点されないようにしてください。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

小論文の言葉遣いに自信がない場合は採点指導を受けてみるのも有効です。自身では気が付かなかった間違いに気づいてもらうことができますよ。

看護師の小論文の例文と模範解答を紹介

ではよく出題されるテーマの一つである終末期医療で、例題と模範解答を紹介します。

〈例題〉終末期医療についてあなたの考えを述べなさい。

〈模範解答〉

 私は、これからの終末期医療については在宅での終末期医療の充実が重要と考える。

 私の祖母は在宅で終末を迎えた。 最後の一か月程度を自宅で過ごした。病院で過ごすことも可能だったが自宅で過ごすことを本人が望んだため、母が介護をして付き添った。その際、訪問看護を利用するとともに、困ったことは何でも話せる看護師さんがいつも相談に乗ってくれていた。その姿を見て、在宅で終末期を過ごす時に必要なのは、家族と家族が相談できる相手と強く感じた。そして、相談できる相手として看護師が重要な役割を果たすと感じた。

 今後、高齢化が進むにつれて終末期医療を必要とする人が増えていく。その一方で病院数やベッド数、看護師の数などが足りなくなっていくことは明らかである。家族が在宅での終末期医療を支えられるよう、看護師は家族を知識とメンタル面で支えることが必要といえるだろう。

 以上のことから、今後の終末期医療を考えていくときは、在宅での終末期医療 の推進が不可欠と考える。そのとき、患者だけでなく家族を支える役割を看護師は果たしていくべきである。(454文字)

五十嵐塾長
五十嵐塾長

序論で自分の考えを述べて、本論で経験やデータで考えを説明し、結論でまとめるという流れが伝わるでしょうか。どのようなテーマでもこの文章構成を意識して書き進めるようにしてくださいね。

文字数が足りないときは本論の説明の根拠を増やしたり、根拠の具体例を上げたりすると話の流れを壊さずに文字数を増やせますよ。

まとめ

看護師の小論文では、第一に自分の看護観をはっきりと伝えることが大切です。第二に大切なのは、一般教養も重要なため、誤字脱字、言葉遣いに注意することです。

ポイントをしっかり押さえた小論文を書くためにも練習問題を解いて、小論文に慣れていきましょう。繰り返し書いていくうちに、自身の看護感がはっきりしてくるし、言葉遣いにも慣れてくるでしょう。小論文で高得点を狙ってぜひ希望の採用を目指してくださいね。

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