【推薦入試】富山大学 都市デザイン学部 材料デザイン工学科(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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富山大学 都市デザイン学部 材料デザイン工学科の小論文対策

【令和5年 学校推薦型選抜】

問題 日本の基幹産業である自動車産業において、将来起こりえる課題を想定し、材料技術者として何をすべきかを考察し、その解決方法を700字以上800字以内で述べなさい。

ポイント

出題意図

日本の基幹産業である自動車産業分野では、将来、ハイブリッド車や電気自動車を含めた次世代自動車に対して、エネルギー供給や環境問題に向けて様々な取り組みがなされている。
このような状況下で、材料工学を学ぶ立場として、本来あるべき次世代自動車の姿について、将来どのような問題が生じ、また何を解決すべきか明確な課題を抽出し、複数の具体的な解決策を提案して、論述的な展開と記述能力が出来るかを問う。

<富山大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

まず、日本の自動車産業において将来起こり得る課題を想定します。これにはエネルギー供給の変化、環境問題への対応、新たな材料技術の導入、競合他社との差別化などが含まれるでしょう。これらの要因を踏まえて、次世代自動車が直面するであろう様々な側面を考察します。

次に、材料技術者としての立場から、これらの課題にどのように対処すべきかを考えます。例えば、持続可能なエネルギー供給を実現するためには、軽量で高い強度を持つ新しい材料の開発が必要です。また、環境負荷の低い製造プロセスやリサイクル可能な素材の導入も重要です。こうした観点から、具体的な課題を明確に抽出します。解決策については、異なる課題に対して複数のアプローチを提案します。例えば、エネルギー供給の問題に対処するためには、次世代バッテリーや水素燃料電池などの技術の進展が必要です。また、環境への影響を低減するためには、再生可能な素材の使用や省資源型の製造プロセスの採用などが挙げられます。

最後に、これらの提案を論述的に展開し、なぜその解決策が妥当であるのかを説明します。具体例やデータを交えながら、材料技術者の視点から得られるメリットや効果についても述べることが重要です。また、提案した解決策が将来的に実現される際の課題や調整点にも触れ、総合的な視点からの提案が求められます。

富山大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
五福キャンパス
富山県富山市五福3190
JR「富山」駅から富山大学前行きバスで
「富山大学前」下車 徒歩1分
JR「富山」駅から富山大学前行き市内電車
「富山大学前」下車(終点)徒歩10分
杉谷キャンパス
富山県富山市杉谷2630
JR「富山」駅から富山大学附属病院・
朝日循環バスで「富山大学附属病院」下車約30分
高岡キャンパス
富山県高岡市ニ上町180
JR「高岡」駅から富大高岡経由城光寺運動公園行きバス
または二上団地行きバス 約20分 
「富大高岡前」下車徒歩1分
JR「新高岡」駅から富大高岡経由城光寺運動公園行きバス
または二上団地行きバスで約30分「富大高岡前」下車徒歩1分

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富山大学の入試傾向

富山大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

富山大学の入試は科目ごとに異なる特徴があります。英語では、長文読解や英作文が中心であり、標準的な語彙と文法の理解が求められます。対策としては、長文の構造を正確に把握するための練習や、簡潔な英作文のスキルを向上させることが重要です。数学は理系・文系ともに広範な分野が出題され、微積分なども視野に入れつつ、教科書の基本事項を確実にマスターすることが求められます。特に微積分に不足が見られるため、早めの練習が必要です。過去問や対応する難易度の問題集を解き、正確な解答とともに計算や論理展開の記述にも注意を払いましょう。国語では、漢字の読み書きや文章理解、古文の主述関係に焦点が当てられます。漢字の書き取りに重点を置いた練習や、文章構造を理解するための読解力を養うことが重要です。理系科目の物理や化学、生物は幅広い単元から出題されます。計算問題や文章説明があり、記号や概念の理解が求められます。各単元に均等な注意を払い、記述問題にも対応できるようにすることが対策の鍵です。地学は地学基礎から地学までの出題範囲があり、記述式なのでケアレスミスに気をつけながら基本事項を押さえることが必要です。

最後に、小論文や実技、総合問題、面接がある場合には、それぞれの学部や学科の要件に合わせた対策が求められます。関連したテーマに焦点を当て、論理的かつ簡潔な表現を心がけ、実技や面接では思考力や意欲をアピールできるように備えましょう。全体的に、計画的な勉強と練習が成功への鍵となります。

富山大学の募集コース

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人文学部 人文学科(定員数:188人)

・哲学・人間学コースには、哲学と人間学の2つの教育研究分野がある。両者の連携・協力によって人間と世界についての理解を深める。
・歴史文化コースでは、奥が深く高度の専門性を持つ歴史学研究を目指す。
・心理学コースは、心理の専門家に必要とされる基礎的能力の養成を主な教育目標としている。
・社会文化コースには、国際関係論、社会学、人文地理学、文化人類学の相互に関係の深い4つの専門分野がある。
・言語学コースでは、言語を研究する上で必要な基礎的能力の養成を目指す。
・東アジア言語文化コースは、日本語学・日本文学・朝鮮言語文化・中国言語文化の4つの教育研究分野から構成されている。
・英米言語文化コースは、英語学、英米文学の学習を目的とし、新時代の要請にこたえ、英米文化との関連を意識した知識修得を目標とする。
・ヨーロッパ言語文化コースはドイツ言語文化・フランス言語文化・ロシア言語文化の3つの教育研究分野から構成されている。
コース共通科目として、コース内の教育・研究内容を横断的にカバーした授業科目や、人文科学を学ぶ上で欠かせない基本的技能を修得する授業科目が設定されている。

教育学部 共同教員養成課程(定員数:85人)

金沢大学人間社会学域学校教育学類との共同教員養成課程という形で、小学校、中学校、特別支援学校、幼稚園の各学校種について、さまざまな教育課題に的確に対応できる実践的能力を備えた教員を、組織的・計画的に養成することを目的としている。
教育体制はユニークで、コースや学科に分かれていない。学生は入学すると数人ずつに分かれ、1~4年生の十数人の学生で「学生ユニット」を構成する。各ユニット単位の活動や、富山・金沢両大学のユニット同士の共同活動を通じて、さまざまな交流や学びが促進される。
一方、カリキュラムでは、小学校教諭一種免許状の取得を必須とし、中学校・高等学校の各教科、特別支援学校、幼稚園のいずれか1つの二種免許状(必要な単位取得により一種も可)の取得が義務づけられ、卒業時に最低2種類の教員免許状を取得できる。加えて保育士資格も取得可能である。学生は各自の取得希望免許や関心に応じた科目グループで専門的な知識や技能を学ぶ。
このように学生ユニットと科目グループの2つの仕組みを活用したユニークな教育・指導体制によって、学生の主体的な学びを促進しつつ、広い視野を持った学校教員に育てていく。
また、多彩な専門科目を配置し、幅広い知識の獲得にも力を入れている。現代的教育課題に対応した先進的科目を中心に、富山大学と金沢大学の教員が相互に相手大学に授業を提供するので、学生はこれまでよりも幅広いテーマや分野の科目を受講することができる。金沢大学が提供する科目も、一部の科目を除き富山大学キャンパスで対面ないし遠隔授業によって開講されるため、金沢大学キャンパスへ移動する必要はない。
さらに、教育実習以外にも、合宿や教育委員会との連携を生かした現場体験を重視している。両大学の1年生全員が合同で参加する合宿(必修)では、両大学の交流を図るとともに、教師の観点から野外活動実習を行う。また教育委員会との連携事業を活用し、小学校を中心に教育現場の体験機会も提供する。

経済学部 経済経営学科(定員数:335人) 

2024年、既存の経済学科、経営学科、経営法学科を改組して新設計画中の経済経営学科。
近年、社会からは、多様で複雑な課題を解決できる人材やデータを分析し意味を持たせ価値を生み出す人材、地域課題の解決のためにデータサイエンスやデジタルトランスフォーメーションを活用できる人材が求められている。
これらの社会的要請を踏まえて新設される経済経営学科では、従来どおり経済学・経営学・法律学の分野を横断的に学ぶことができるのはもちろんのこと、1学科制のもとに公共政策・企業経営・経済データサイエンスの3プログラムを置き、より明確な人材育成を行う。
加えて、少人数制のゼミ教育(必修)のほかに、環日本海諸国などの諸外国との交流、実際に企業で活躍している人々による寄附講義、外部講師による講義、インターンシップ(就業体験)の推進など、教育体制の整備を図っていく。

理学部 理学科(定員数:208人)

数学科では、大学数学の二本柱である「解析学」と「線形代数学」をはじめ、時代のニーズに応じた情報関連科目を充実させている。数学に必要な知識・技能を得る「数学序論」や、英語の文献を読むための「科学英語」、社会に出てからも有益なITリテラシーを身につける「情報処理」などを学ぶ。
物理学科では、入学直後に大学生活や勉強の仕方とともに最先端の物理研究の概要を「物理学入門」で学ぶ。また、物理学全般の基礎・応用を学ぶだけでなく、自分で問題を探究し解決できる能力を身につけ、豊かな教養を持つ社会人の育成を目指す。
化学科では、化学に対する高度で幅広い知識と技術を修得するとともに、探究心および独創性を養う。卒業研究では、「反応物性化学」または「合成有機化学」分野の研究室に属し、最先端の化学を探究する。高度産業社会に対応できる優れた人材を育成することを目指している。
生物学科では、生命現象について自ら学び、生命現象の普遍性と多様性やそれらの進化的意義を認識し、さまざまな営みを持つ生命の尊厳を理解できる人材の育成を目指す。
自然環境科学科では、物理学・化学・生物学・地学を基礎にして、環境科学に関連する専門的な講義や、立山から富山湾をフィールドとした野外実習などで学ぶ。環境問題と向き合い、解決しようとする志の高い人材を育んでいる。
なお、2024年に、5学科から理学科1学科6プログラムへの再編を計画中。

医学部 (定員数:185人)

生命の尊厳を理解し、医療人として不可欠な倫理観と温かい人間性を備え、専門的知識および技能を生涯にわたって維持・向上させる自己学習習慣を身につける。

医学科<6年制>(定員数:105人)
医学科では、日々進歩する医学の知識・技術を身につけ、医師・医学者として、豊かな人間性を備えた医療の実践および医学の発展に取り組むことのできる人材の育成を目指す。
専門教育では、臨床前教育として、臨床の各科に基礎医学の教員も加わり、教員がチームを組んで統合的に各臓器・疾患の教育を行う。
4~6年次の臨床教育に入る前に、臨床前教育に関する知識と実技の全国共用試験に合格する必要がある。
臨床教育では、大学附属病院と県内外の地域の中核病院での各科の臨床実習に加えて、地域や海外の病院で選択制臨床実習を実施している。

看護学科(定員数:80人)

看護学科では、全人的な看護の役割と責務を認識し、看護師、保健師および助産師としての専門的な対応ができる人材の養成を目指す。
教養教育科目および看護基礎科学について学び、介護体験実習や基礎看護学実習を通じて看護における基本的考え方や技術を習得する。3年次の後半からは、学内の講義や演習・実習で学んだ知識や技術を統合し、根拠に基づいた看護を実践するために附属病院および地域の関連施設で臨地実習を行う。
なお、2023年の看護師国家試験合格率(新卒)は100%である。

薬学部 (定員数:105人)

薬学科<6年制>(定員数:70人)

創薬科学科<4年制>(定員数:35人)

薬学科では、幅広い知識と確かな技能を備えた質の高い薬剤師を養成する。
教養教育を含む幅広い領域を網羅したカリキュラム編成を通じて、コミュニケーション能力の育成や医療人として必要な豊かな人間性、高い倫理観を身につける。
医学部との連携では、医学研究者や医療スタッフによる講義や医療現場の見学を通して、臨床能力の向上を目指す。また、医学、薬学、看護学合同の講義や実習でチーム医療を学ぶ。
和漢医薬学総合研究所との連携では、和漢薬に関する講義実習により、生薬、漢方薬の基礎と実践、東西医薬の統合の重要性について学ぶ。
創薬科学科では、基礎となる自然科学(物理学、化学、生物学)と薬理学や薬剤学などの創薬に関連する専門的な薬学の知識と研究技術を身につけた創薬研究者を養成する。また、医療に関しても学び、ヒューマニズムを養う。
医学部との連携により、医療の現場を体験し、創薬研究に欠かせない現場の視点を身につけ、和漢医薬学総合研究所との連携により、和漢薬の基礎から最先端を学ぶことができる。

工学部 工学科(定員数:395人)

電気電子工学コース(定員数:94人)

電気電子工学コースでは、電気を作る物から送る物、使う物に至るまで、電気・電子・情報に関する幅広い教育・研究を行う。

知能情報工学コース(定員数:105人)

知能情報工学コースでは、高度情報化社会の主役となる技術者・研究者を育成する。実験・実習に十分な時間が充てられており、情報および関連分野を有機的に修得できる。

機械工学コース(定員数:90人)

機械工学コースでは、機械工学における専門知識の修得に加え、創造力、課題発見・解決能力などのものづくり能力を育成する。

生命工学コース(定員数:53人)

生命工学コースでは、生命体の仕組みと巧みさに学び、人々の健康や生活に役立つものづくりに生かす。

応用化学コース(定員数:53人)

応用化学コースでは、化学の知識を駆使して環境調和型社会で活躍できる「ものづくり」のリーダーの育成を目指す。

芸術文化学部 芸術文化学科(定員数:110人)

美術、工芸、デザイン、建築、キュレーション、複合領域の6分野がある。固有の領域の履修条件に縛られず、適性や興味に応じて自分に必要な専門教育科目を自在に履修可能。主体的な計画が動機を高め、融合的な修学を深めるカリキュラムとなっている。また、地域と連携した「実践教育」を積極的に行っており、社会と芸術文化のつながりを体験的に学ぶことができる。
芸術文化の「つくり手」「つかい手」「つなぎ手」として、社会の調和的発展に貢献する人材を育成する。

都市デザイン学部(定員数:159人)

都市デザイン学部 「地球科学」「都市と交通」「材料工学」の専門知識を融合し、安全・安心で快適な都市の創出を目指す。

地球システム科学科(定員数:40人)

地球システム科学科では、大気から海洋、地球内部まで幅広く「地球」を学び、高低差4,000mの環境を舞台に地域の自然を学ぶ。地球と地域の両方の視点から、安心・安全な社会に貢献できる人材を育成する。

都市・交通デザイン学科(定員数:54人)

都市・交通デザイン学科では、基本となる土木工学領域に加えて、理工学系領域を融合して学ぶ。多角的なアプローチによって、災害に強い都市建設と持続発展可能な都市・交通の基盤をデザインできる人材を育成する。

材料デザイン工学科(定員数:65人)

材料デザイン工学科では、高機能金属・セラミックスおよび有機系材料、資源・エネルギー関連材料、インフラ構造材料など、基礎から産業応用そして社会基盤の強靭化に寄与する材料工学を総合的に学ぶ。

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