大学入試の面接試験ではたまに変わった質問をされることがあります。
オーソドックスな「志望動機」などの質問には答えられるように準備していますが、いきなり準備をしていないような変わった質問をされると焦りますよね!
「変わった質問をされて頭が真っ白になって上手くいかなかった…」なんていう事態にならないように、変わった質問に対する対応の仕方も心得ておきましょう。
そこで今回は、変わった質問例と回答例をご紹介していきます♪
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
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大学入試の面接で変わった質問をして見ているポイント
まずは、なぜ面接官が変わった質問をしているのか考えていきましょう。
もちろん、ただの意地悪や意味なく変わった質問をしている訳ではありません。
それぞれのポイントごとに見ていきましょう!
柔軟性
1つ目のポイントは、「柔軟性」です。
変わった質問を投げかけた際に、その質問に合わせた答えをすることができるかどうかを見極めています。
「志望動機」や「頑張ってきたこと」などの王道な質問は、多くの受験生が答えられる準備をしてきているため、その場で回答を考えることはあまりありません。
変わった質問に対して、その場で相手に合わせた回答を作れるかどうかという柔軟性を見られています。
対応力
2つ目は、「対応力」です。
受験生が状況に合わせて対応できるかという点を見極められています。
変わった質問に対して黙り込んでしまうのではなく、その質問に上手く対処できるかどうかが問われています。
コミュニケーション能力
3つ目は、「コミュニケーション能力」です。
変わった質問に対しても、上手く自分のアピールポイントを入れてきちんと伝えられるかどうかという点を見極められています。
どんな状況でも相手にきちんと意見を伝えられるかどうかという点を判断されています。
変わった質問への回答で気を付けたいポイント
次に変わった質問への回答をする際に気を付けたいポイントをご紹介します♪
気を付けることは、「無理に答えない」です!
え!無理に答えなくていいの!?と思う人もいるかもしれませんが、答えなくていいという訳ではありません。
突然準備をしていないような変わった質問をされると、どうしても人は焦ってしまいます。
緊張した状態でそんな質問が来ると、一瞬固まってしまうのは仕方がないです!
ただし、その時に「ずっと黙り込んでしまう」か「意味の分からない回答をしてしまう」と評価は下がってしまいます。
変わった質問をされてすぐに答えが出せない場合は、「少しお時間を頂いても宜しいでしょうか?」と一言入れて時間をかけることも一つの手段です!
ずっと何も言わずに黙りこんでしまうとコミュニケーション能力が低いと見られたり、無理してどうにか答えようとすると無茶苦茶な回答で対応力がないと判断されてしまうかもしれません。
変わった質問をされた時は、無理に答えず時間を頂いてしっかり考えることを心掛けて下さい♪
質問に混乱してもダメ!大学入試面接での禁句
それでは回答の仕方について考えていきましょう。
変わった質問に対しては、準備していない事が多いためその場で考えて回答しなければなりません。
その時に混乱して、思わずポロっと言ってしまいがちなNG行為をご紹介します。
しっかりと頭に入れてこれだけは言わない・しないように気をつけましょう!
1つ目は、「強烈な自分アピール」です。
面接は自己アピールの場でもあるので、自分自身の強みをアピールすることは悪い事ではありません。
しかし、面接官が知りたいのはそのアピールする強みが今後どのように活かされるかなので、アピールがしつこすぎると印象はよくありません。
自己アピールは確かに大切ですが、今後の展開も意見の中に入れて回答するとさらに良いですね♪
2つ目は、「〇〇に言われたから」です。
志望動機を答える際によくありがちですが、何かの理由を尋ねられた際に「親に行けと言われたから」「先生に薦められたから」という内容の回答は印象がよくありません。
変わった質問をされた時も同様で、あくまでも「自分の考え」「自分主体」の回答をするように心掛けましょう!
大学入試面接での変わった質問一覧と受かる人の回答例
それでは実際にどのような変わった質問があるのか見ていきましょう!
また、どのように答えたら良いのか回答例をご紹介します。
10の質問例
「あなたを動物に例えると何ですか?」
「100万円使えるとしたら何に使いますか?」
「友達は何人いて、嫌いな人は何人いますか?」
「最近どんな本を読みましたか?」
「休日は何をしていますか?」
「もし世の中からスマホがなくなったらどうなると思いますか?」
「AIが人の仕事をうばうと言われていますが、それについてどう思いますか?」
「SNSの長所と短所は何だと思いますか?」
「あなたが今まで一番感動した映画は何ですか?」
「もしこの試験が不合格だったらどうしますか?」
このように様々な種類の変わった質問があります。
それでは、今回は1つ目の質問に対する回答例をご紹介します。
回答例
「私を動物に例えると、犬です。なぜなら、初対面の人を含めて人と仲良くなることが得意だからです。よく友人にも親しみやすいと言われています。
大学に入学したら、今まで以上に沢山の人と出会う機会が多くなると思います。
この自分らしさを活かして様々な人とコミュニケーションをとる経験をしていきたいです。」
このように簡潔に、結論・理由・展望を述べると分かりやすくて相手に伝わりやすいです。
また、自分以外の人からの意見も軽く混ぜることで、客観性もアピールすることができます。
まとめ
このように大学入試における面接試験では、変わった質問を受けることがあります。
変わった質問だからといって、変わった回答を無理矢理ひねり出す必要はありません。
もちろん印象に残ることも大事ですが、焦らずに1つ1つ落ち着いて丁寧に回答していくことが大事です♪
普段から自分の意見をその場で考えて相手に伝える練習をしておくと良いかもしれません!
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