【推薦入試】山口県立大学 国際文化学部 国際文化学科(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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山口県立大学 国際文化学部 国際文化学科の小論文対策

令和5年度 学校推薦型選(県内) 60

次の文章を読み、以下の問(問1、問2) に答えなさい。

課題の要約文です。

現代では教養の重要性が問われており、「教養はムダ」「役に立つ学問が重要」という声もあるが、これは危険な傾向である。教養は人間の本質的な力であり、例えば新型コロナウイルスの対策においても歴史の教訓が重要な役割を果たした。教養は知識と考える力の組み合わせであり、豊富な知識と問題解決能力が重要である。教養を身につけるには、人との交流や本を読むこと、世界を見聞を広めることが重要である。技術の進化や情報の流れが速くなる中で、過去の知恵を生かし、問題の本質を理解する能力がますます重要になる。

出典: 出口治明「ピンチをチャンスに変えるのが「教養」 の力だ」、 『文藝春秋オピニオン 2021年の論点100』文藝春秋、2021年、56~59頁より。出題の都合で、 問題文の一部を改変した。

問1 筆者が定義する「教養」について説明し、教養を持つことによって解決できることを300字以内で述べなさい。
問2 あなたが国際交流の場で実現したいことと、それに教養が寄与することを300字以内で具体的に述べなさい。

小論文過去問題解説

問1:まず「教養」とは何を意味するのかを把握しましょう。文章中での定義や説明をよく読み、筆者が教養にどのような要素を含めているのかを理解します。その後、教養を持つことがなぜ重要であるのかを考えます。例えば、教養を持つことで、人間関係や社会参加、問題解決能力などが向上するという観点から理解することができます。さらに、教養を持つことによってどのような具体的な利益や解決できる課題があるのかを考え、それらを論じる根拠とします。

問2:自分が国際交流の場で何を実現したいのかを考えます。これには、自身の興味や目標、また他者との関わり方などが含まれます。その後、教養がその目標や希望を達成するのにどのように貢献するかを考えます。具体的な例や経験を挙げながら、教養が国際交流において重要な役割を果たす理由を説明します。また、教養を身につけるための方法や取り組みも考え、それらが国際交流にどのように活かされるかを具体的に示します。

要するに、問題文の中で提示された概念や要素に焦点を当て、それらを理解し、自分なりの視点や経験を踏まえながら論じることが重要です。そして、論じる際には具体的な例や根拠を挙げ、論理的かつ明確に説明することがポイントです。

山口県立大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
山口県山口市桜畠6-2-1JR「宮野」駅から徒歩 10分

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山口県立大学の入試傾向

山口県立大学の入試傾向については、以下のような特徴があります。

  1. 共通テスト重視:
    • 山口県立大学の入試では、共通テストの成績が非常に重要です。特に前期日程では共通テストでの成績が入試の主要な要素となります。そのため、共通テストの範囲を十分に理解し、対策を行うことが重要です。過去問演習や模擬試験を通じて、問題の傾向や解答のポイントを把握しましょう。
  2. 個別学力検査への対策:
    • 個別学力検査では、各学部学科ごとに異なる試験形式があります。小論文や面接など、学習意欲や基礎能力を評価する内容となっています。入試当日に落ち着いて自分の意見や考えを表現できるよう、十分な準備と練習が必要です。過去の問題を解いたり、模擬面接を行ったりして、自信をつけましょう。
  3. 地域性への理解:
    • 山口県立大学は地域の発展や国際的な貢献を重視しています。そのため、地域や国際社会の現状や課題について理解を深めることが求められます。入試での面接や小論文において、地域や社会問題に関する考察や提案が求められることがあります。地域のニュースや社会問題について積極的に情報収集を行い、自分の考えを練り上げましょう。

山口県立大学の募集コース

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国際文化学部(定員数:114人)

国際文化学科(定員数:62人)

国際文化学科では、多文化共生マインドを基礎として、自文化理解はもとより異文化理解力と外国語運用能力を有し、対話と協調に基づいたパートナーシップを育み、地域の国際化のために主体的に行動できる人材を養成する。
所定の科目履修により、高等学校教諭一種(英語)、中学校教諭一種(英語)、学校図書館司書教諭、学芸員、司書、日本語教員の資格取得が可能。

文化創造学科(定員数:52人)

文化創造学科では、多文化共生マインドを基礎として、自文化理解はもとより異文化理解力と表現力を有し、個性豊かな地域文化の価値を再発見し、文化の振興と創造に向けて主体的に行動できる人材を養成する。
所定の科目履修により、高等学校教諭一種(国語)、中学校教諭一種(国語)、学校図書館司書教諭、学芸員、司書、日本語教員の資格取得が可能。

社会福祉学部 社会福祉学科(定員数:103人)

地域共生社会における多様な福祉ニーズに対応できる広い視野と福祉マインドを基盤として、専門知識と豊かな共感力、想像力を有するとともに、支援を必要とする全ての人々の生活課題の解決に向けて、連帯・協働しながら主体的に考えて行動できる実践力と高い倫理観を有する人材を養成する。
所定の科目履修により、社会福祉士国家試験受験資格、精神保健福祉士国家試験受験資格、高等学校教諭一種(福祉)、特別支援学校教諭一種の免許の取得が可能。

看護栄養学部(定員数:97人)

看護学科(定員数:55人)

看護学科では、超高齢化・少子化が進行する地域社会において、あらゆる人々の健康の維持・増進と生活の質の向上を積極的に推進するために、確かな基礎看護力を基盤とした課題解決志向と多職種協働力を備えた質の高い専門性を有する看護人材を養成する。
卒業時に看護師国家試験受験資格、保健師国家試験受験資格(15名選抜制)、養護教諭一種免許が取得できる。

栄養学科(定員数:42人)

栄養学科では、超高齢化・少子化が進行する地域社会において、あらゆる人々の健康と生活の質の向上を積極的に推進するために、対人援助力、課題解決志向および多職種協働力を備えた質の高い専門性を有する管理栄養士を養成する。
卒業時に栄養士免許、高等学校教諭一種(家庭)、栄養教諭一種、管理栄養士国家試験受験資格などを取得できる。

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