福岡県立大学【推薦:学校型推薦】最短合格戦略

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このサイトでわかること

この記事では福岡県立大学【推薦入試】で最短合格する戦略について述べていきます。福岡県立大学は福岡県田川市にある公立の4年生大学です。看護学部(看護学科)と人間社会学部(公共社会学科、社会福祉学科、人間形成学科)に2学部4学科から構成されます。

このサイトでは、福岡県立大学の推薦入試(学校型推薦入試)について、述べていきます。両学科の学校推薦型入試では小論文(人間社会学科は加えて英語)と書類審査だけです。面接がない推薦入試はとても珍しいですが、面接がとても苦手な受験生には、良い受験科目ですね。

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2022年学校型推薦入試過去問題解説

入試の基本は数年分の過去問題を手に入れて、そこから戦略を考えることです。ただなんとなく、問題を解いても合格することはありません。特に看護学部、人間社会学部ともに資料が多く、試験時間が少なく感じるものです。いずれの学部も設問の600文字、800文字程度の小論文をいかに早く仕上げるか、が合格おポイントです。

資料が多く、スピードが重要です

令和3年 看護学部 学校推薦型 小論文問題

問題

わが国の現時点災害の発生件数は、 増加傾向にある。自然災害の増加に伴い、災害時における死者の軽減が課題となっている。

災害時の死には、災害時の倒壊や火災などによる直接的な死だけでなく、災害関連死などがある。 日本政府全体として災害の死者数を少しでも軽減できるよう、建物の耐震補強などを進めるだけではなく、避難所の生活環境の改善に取り組んでいる。

災害関連死とは当該災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による疾病により死亡し、 災害慰弔金の支給等に関する法律に基づき災害が原因で死亡したものと認められると定義されている。

資料1−5は、災害関連死 に関する資料である資料災害に関する一般的な対応例である。これらの資料に基づき設問1と設問2に回答しなさい。

設問1 提示された資料を参考に以下の問1ー問3に回答しなさい

問1−3は資料を使った計算や選択問題である。(設問割愛)

設問2 災害関連死を予防するためと言う観点から災害関連死の現状とその改善策」について資料2〜5を用いて800字程度で論述しなさい。 ただし以下の2つの条件に必ず言及すること。また資料番号を明記すること。
条件1 災害関連死の現場
条件2 エコノミークラス症候群とトイレ環境が及ぼす影響に関して

試験時間は120分であり、災害関連死というテーマでの出題である。設問1の資料がグラフなどが多数あり、いかに短い時間で回答できるか、がポイントである。

設問2は、2つの条件はあるものの、800文字であるため、この設問2もいかに早く終わらせることができるか、が合否を分けるポイントである。

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設問2が60分で終われば、設問1は40分程度終わります。

設問1が資料がたくさんあるので、圧倒されないことが重要です。

資料問題にはコツがあります。細部よりも全体を俯瞰的に捉えることです。

令和3年 人間社会学部 学校推薦型 小論文問題

問題
「非認知スキル」は「認知的スキル」(読解力、記憶力、計算力等)と 対比して用いられる語であり、 社会情動的スキル、ソフトスキル、性格スキルとも言われています。以下、認知的スキルと子供の芸術活動について資料1から資料10に基づき、設問1と設問2に答えなさい。

設問1
資料1から資料3をもとに下記の1から5に入る語を、資料1から資料3に含まれる単語から抜き出し、解答欄1から5に記入しなさい。

設問2
資料1から資料10に基づき、「 これからの時代において非認知スキルが果たす役割と現実」について600文字程度で論じなさい。その際、以下の2点については必ず言及すること。
1) 学校教育における芸術科目(音楽、次が交錯」の授業時数の変化
2) 学校外教育課程における芸術活動状況の現状と課題点 なお、回答にあたって資料番号(例 資料1) を示す必要はありません。

人間社会学部の小論文の時間は90分です。90分で資料1ー10 までを読み取り、必要な情報を抽出することが非常に大変です。時間の使い方をしっかりと考えないと、40%ぐらいしか書けずに試験が終わることが想像できます。

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私のおすすめは、設問2からやることです。45−50分で600文字の答案を仕上げ、

残りの40−45分でゆっくりと設問1をやれば、5−10分はあまります。

福岡県立大学人間社会学部の小論文の攻略は設問2をいかに早く終わらせるか、ですね。

入試出願資格

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/07c3268fdaf1acb8893d75b113518fe9.pdf

県内枠、全国枠ともに成績(評定)の制限がありません。しかし、1校あたり各学科ともに2名までの制限があるため、希望者が多い場合は評定や普段の生活態度や種々の活動で決まることが多いと思います。その結果、福岡県内の進学校では希望者が多数いて、出願が決定される時期が9月以降となり、小論文や面接の準備が十分にできない可能性があります

一方、全国枠の福岡県外や福岡県内の非進学校の生徒は、校内のライバルが少ない(ほとんどいない)ため、早めに出願できることが決まり、準備期間を十分に取ることができます。

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一般入試でも、福岡県立大学を第1志望の生徒は、一般試験の前期後期でも

小論文があるので、1日でも早く小論文の勉強をスタートしたほうが万全ですね。

令和4年 入試出願状況 倍率

https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/2022.html出典:

学校推薦入試では、県内枠20名、全国枠10名です。県立大学であるため、福岡県内の受験生はチャンスがあるので、しっかりと対策をしよう。全国枠は主に九州(特に大分県)の高校生がたくさん受験することが想像されます。

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/2022.html

公共社会学科の令和4年入試では、学校推薦(県内、全国)ともに受験者数が少ない状況でした。一般入試も前期後期ともに倍率は1倍台なので、令和4年は入りやすい年だったと思います。

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/2022.html

社会福祉学科の令和4年入試では、学校推薦(県内、全国)とも2倍を超えているものの、一般入試では2倍未満でした。これは共通テストが難化したことにより、私立大学へ受験者が流れた可能性があります。福岡県内や大分の受験生は、あきらめずに最後までチャレンジして、合格を勝ち取った生徒も多数いたと想像します。

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/2022.html

人間形成学科の令和4年入試では、学校推薦(県内、全国)ともかなり高倍率となっています。特に全国枠では7倍を超えています。人気のある学科であるから、どうしても合格したい場合は英語だけでなく、小論文もしっかりと対策をしましょう。

学校型選抜試験 入学選抜方法

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/07c3268fdaf1acb8893d75b113518fe9.pdf

人間社会学部と看護学部の両学科の小論文は200点で同じですが、人間社会学部は90分、看護学部は120分と試験時間が異なります。ともに最後の小論文(600−800文字程度)をいかに早く仕上げるかがポイントです。

しかし、早く仕上げても内容が薄く、ただ文字を埋めただけでは高得点には行きません。第四段落で差別化できる論点をしっかりと手に入れましょう。

人間社会学部の英語(90分)も200点の配点があります。共通テストの対策も兼ねて、長文読解を中心に英単語やイディオムを日々積み重ねていくことを忘れずに。

入試結果

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/e6f3de0602ac1554d734f7dbe2034159.pdf

看護学部の小論文の合格者平均が150点(75%)となっています。通常、小論文の合格点は60%くらいと言われています。ここからわかることが1つあります。これについては、このサイトでは公開できないので、気になる人はLINEで連絡ください。

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/e6f3de0602ac1554d734f7dbe2034159.pdf

人間社会学部の小論文の合格者ラインは、公共社会学科133点(67%)、社会福祉学科133点(67%)、人間形成学科134点(67%)と3学科ともに3分の2程度となっています。

看護学部学校推薦型入試の変更点(2025年より)

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/4ea72e4bd833e8b4aea74ea9ae50d226.pdf

2025年から看護学部の学校推薦型入試に英語が入ってきます。小論文の時間も120分から90分になります。英語が導入されたことで、現在高校1、2年生の人は英検など英語外部機関にも積極的に受検していきましょう。

入学者選抜の基本方針

社会人間学部

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/1dc4ca2bf4d302f949af7d74523e1262.pdf

小論文の「知識・技能」、「思考力、判断力・表現力」という項目は意識して答案練習を普段から実施しましょう。特に「判断力」という項目は文字である答案でアピールすることが難しい側面だと思います。そのあたりを指導者の方を相談をしながら、答案練習を繰り返すと良いと思います。

英語試験は、共通テストの問題対策をしっかりとやって、英語長文を得意にしおきましょう。スカイ予備校では音読学習を積極取り入れています。日本の高等教育では、音読を取り入れているケースは少ないので、ぜひ積極的に音読しましょう。音読するには、テキストの選択が重要です。

看護学部

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/img/1dc4ca2bf4d302f949af7d74523e1262.pdf

看護学部の小論文は120分なので、時間配分を間違えないようにしましょう。特に設問1で60分も時間をかけているようでは、いけません。設問2が先に60分で仕上げて、残り60分で設問1をやる、という戦略ならばOKです。

アドミッションポリシー

出典:https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/policy.html#jump1

アドミッションポリシーは、通常面接試験で聞かれることが多い内容です。しかし、福岡県立大学の学校推薦入試では面接がないため、事前提出の志望理由書に反映させることが重要です。しかし、志望理由書を書けばわかりますが、書くスペースが小さいのです。いかに文字数を削りながらも、自分の強いをアピールしつつ、アドミッションポリシーを反映した志望理由書を書くか、悩ましいところです。

1つアドバイスとして、志望理由書は重要ですが、必要以上に時間をかけすぎないことも覚えておいてください。志望理由書は調査書の配点40点に含まれると思います。だから、あまり合否に影響がないとも言えます。

学費について


https://www.fukuoka-pu.ac.jp/admission/schoolFees.html出典

福岡県内の高校生や県内在住者は、入学金が半額になるのは大きいですね。高校1・2年生は、今からしっかりと英語を中心に学習をすすめ、福岡県立大学の合格をめざしましょう、

アドバイス
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受験は戦略できまります。

長期計画で福岡県立大学の合格を勝ち取っていきましょう。

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