(前期)埼玉大学経済学部(昼ー国際プログラム枠)の小論文問題集

小論文過去問題

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埼玉大学経済学部の国際プログラム枠の概要

埼玉大学経済学部の国際プログラム枠では、英語力が一定レベル以上の学生を対象に、1年次から英語で授業を受けることができます。

カリキュラムは経済学部の通常の授業科目の中から英語開講科目を選択する形式で、専門科目はもちろん、語学科目も充実しています。

卒業後は海外の大学院への進学も視野に入れることができ、グローバルに活躍できる人材の育成を目指しています。

全授業を英語で行うので、語学力はもちろん、異文化理解力も身につけることができるでしょう。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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埼玉大学経済学部(昼ー国際プログラム枠)前期小論文

2022年前期 90分 1100字 200点/1000点

[文章・資料](出典)ウフク・アクシジット,シナ・エイツ共著「知識の独占,経済の活力奪う」(日本経済新聞2021年1月13日付朝刊)による。

問一 近年なぜ事業環境のダイナミズムが失われているのか,図に示された傾向を踏まえて説明せよ。(300字以内)

問二 筆者が主張する,競争とイノベーションを刺激し最終的に事業環境を活性化させる政策とは何か説明せよ。(300字以内)

問三 コロナ危機に伴う混乱が経済にもたらす影響とその克服のための政策についての筆者の考えを説明したうえで,事業環境のダイナミズムを衰えさせないために必要な政策についてのあなたの考えを述べよ。(500字以内)

2021年前期 90分 1100字 200点/1000点

[文章・資料](出典)白波瀬佐和子著「人口減少社会の未来図(上)一包摂型』へ格差に積極介人を」(日本経済新聞2019年5月28日付)による。

問一人口高齢化が進行するなか、伝統的な性別役割分業体制を維持しようとすることで,とのような問題があると筆者は主張しているか.説明せよ(300字以内)。

問二設問中のグラフを参考にしつつ,筆者の主張する「包摂型未来社会」モデルの構築がなぜ必要なのか,説明せよ (300字以内)。

問三 筆者が主張する「価値のパラダイムシフト(枠組み転換)」が「包摂型未来社会」の構築に向けてとのように貢献するのか説明したうえで,そのためにはどのような方策が考えられるか、あなたの意見を述べよ (500字以内)。

2020年前期 90分 1100字 200点/1000点

[文章・資料](出典)小塩隆士者「「将来」との利害対立深刻に」(日本経済新聞2016年4月28日付)による。

問一世代会計とはどのようなものかを説明した上で,このことが,どのような問題を提起することになると筆者は主張しているか説明せよ。(300字以内)

問二 グラフに基づき,国民純貯蓄がどのような傾向で推移しているのかを説明した上で,ここからどのような問題が読み取れるのか説明せよ。(300字以内)

問三 なぜ高齢者の労働供給を高める必要があるのかを説明した上で.そのためにはどのような方策が考えられるか,あなたの意見を述べよ。(500字以内)

2019年前期 90分 1100字 200点1000点

[文章・資料】(出典) 大竹文雄「『七人に一人が貧困』の虚実」(日本経済新聞2011年9月5日付朝刊)による。

問一 なぜ貧困率を相対的な尺度で測る必要があると筆者は主張しているのか説明せよ。(300字以内)

問二 文中のグラフを参考に,筆者が子どもの貧困対策に注目した根拠を述べよ。(300字以内)

問三 なぜ歪みのない貧困対策を進める必要があると筆者は主張しているのか説明した上で,あなたが考える新たな貧困対策を提案しなさい。(500字以内)

2018年前期 90分 1200字 200点/1000点

[文章・資料](出典)苅谷剛彦者「学力と階層」(2012年)の一節より。

問―(1) 図1および図2を参照しながら,1990年代から2000年代初頭までに,学力の階層差が拡大したのか、それとも縮小したのかを述べよ。(200字以内)
 
  (2) 筆者の見解を参考にしながら,図1と図2のような調査結果が得られた要因を複数取り上げ,その中で最も妥当だと考えられる要因を提示した上で,その理由を述べよ。(500字以内)

問二筆者によれば,教育の社会学研究において,子どもが生まれ育つ家庭環境によって,学力に差異が見られることは,一種の「定説」とされているという。他方で,その「定説」とは逆の因果,すなわち子どもの頃の学力によって,その子が親世代になった時の家庭環境に差異が生まれる可能性も否定できない。
そうした「定説」とは逆の因果が生じるとすればどのように生じるのかを自身の考えにもとづいて述べよ。(500字以内)

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