(後期)【三重大学教育学部・学校教育(国語)】小論文・過去問題特集*希望者のみ、コッソリ!『過去問題模範解答』プレゼント!

小論文過去問題
  1. 過去問題の模範解答無料プレゼントあり:限定10名まで
  2. 三重大学教育学部・学校教育(国語)の概要
    1. コースの特色
    2. カリキュラムの特色
  3. 2022年 120分 1200字 100点700点(文、資)
    1. [文章・資料](出典)森山卓郎・李光赫共著「『国語に関する世論調査』における国語力」(2021年)
  4. 2021年 120分 1200字 100点/700点(文)
    1. [文章] 1=(出典)河野哲也著『人は語り続けるとき,考えていない 対話と思考の哲学』(2019年)、2=(出典)山崎正和著「地球を読む 『論理国語』新設」(2020年)、3=高橋幸春著「人間探訪 秋元才加 二つの国にルーツを持つことが,私の自信。」(2021年)
  5. 2020年 120分 1200字 100点/700点(文)
    1. [文章] 1=(出典)岡日美智男著『〈弱いロボット〉が教えてくれること(4)―聞き手からの助け舟に支えられながら言葉を紡ぎだす〈む〜〉」、2=(出典)温又柔著 「「国語」から旅立って」
  6. 2019年 120分 1200字 100点700点(文、資)
    1. [文章・資料] 1=(出典)熊野市立飛鳥小学校 学校文集『杉の子』、2=(出典)迫田久美子著「日本語教育に生かす第二言語習得研究」、3=(出典)川島隆太著「スマホが学力を破壊する」、4=(出典)『写真家が捉えた昭和の子ども』、5=(出典)東井義雄著『一日一言』
  7. 2018年 120分 1200字 100点/700点(文、資)
    1. [文章・資料]1=(出典)山谷敬三郎著『学習コーチング序説』、2=(出典)矢内原伊作著『習字のこと』、3=文章、4=(出典)亀村五郎著「日記指導」,『子どもをはげます赤ぺん<評語>の書き方」、5=(出典)大村はま著「日本の教師に伝えたいこと」
  8. 三重大学教育学部・学校教育(国語)への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など
    1. 志望理由書のポイント:
    2. 面接対策のポイント:
  9. まとめ

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三重大学教育学部・学校教育(国語)の概要

コースの特色

 国語教育コースの目的は、”小学校・中学校・高等学校で、確かで豊かな国語科の授業を行うことのできる教員”を育てることにあります。国語科の授業を行うためには、まずは自分が文章を読めなければなりません。文章が書けなければなりません。人の話を聞いたり、自らが話したりする力も必要です。読んだり書いたり聞いたり話したりする、そのための知識を持っていることも求められます。そうした言葉にかかわる知識や経験を積むことが、国語科を指導するためには不可欠なのです。そして、そのような日本語に関する専門的知見を広げ深められるのが、国語教育コースの魅力です。国語学(日本語学)、国文学、国語教育、日本語教育(日本語を母語としない人を対象としたもの)、書道といった、日本語をめぐる様々な知と芸術の世界が国語教育コースにはあります。
 さらに、国語科を教えようとするのであれば、児童生徒のことも理解しておかないといけません。背丈が伸び体重が増えるように、子どもの言語能力は成長していきます。その過程を見定めることも、教師の重要な役割です。また、多くの教育者や研究者によってもたらされた過去の財産を活かして、国語教育の方法について学ぶことも大切です。つまり教師には、言葉の学びにかかわって、子どもの実態と教育のあり方を洞察する力が求められるのです。そうした子ども観と教育観を鍛えることができるのも、国語教育コースの特徴です。

カリキュラムの特色

国語教育コースのカリキュラムは、国語学(日本語学)、国文学、書道、国語教育学、日本語教育学の5つの分野から成ります。

国語学(日本語学)では、言語とは何かを考えつつ、日本語の音声・文字・文法・語彙・地域語などについて、歴史的変遷と現在のありようを学びます。コンピュータによる言語資料の処理の方法を習得し、その有効性を知ることもできます。

国文学では、いわゆる古典文学については、各作品の読みを深める考察とともに、それぞれの時代の政治的・宗教的、あるいは生活者としての背景とかかわらせること によって、文学を史的現象として、立体的に学びます。近現代文学については、明治 から現代までの代表的な文学作品を史的に展望しながら、作品が書かれた社会的背景も含めてさまざまな角度から分析・考察します。

国語教育学では、国語科の教科構造を把握し、学習指導要領や授業の実践記録の分析などから、現在の子どもたちの学びの課題を考えます。また、教科書の教材や関連資料などを取り上げて、授業のあり方について具体的に検討します。

日本語教育学では、日本語教育の基礎知識を学び、日本語教授法や言語習得、日本の文化・社会や異文化への理解を深めます。多様化する日本語学習者に的確な教育が行えるよう、さまざまなアプローチから、実践力を身につけます。

書道では、楷書と行書の理論と歴史の基礎的な理解を深めるとともに、鑑賞力を養います。実技では中学校教科書の楷書から始め、古典臨書へと進み、毛筆の運筆を習得します。

これら5つの領域は、横断的に組み合わせて学ぶことで、いっそう深く理解することができます。いずれも将来教員として指導する際に必要な認識や技能となりますが、そのことを離れても、学びがいのある内容です。 

 *(参照)大学の公式HP→三重大学教育学部・学校教育(国語)


記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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後期 教育学部・学校教育(国語)

2022年 120分 1200字 100点700点(文、資)

[文章・資料](出典)森山卓郎・李光赫共著「『国語に関する世論調査』における国語力」(2021年)

問 文章を読んで,あなたが今後の社会において重要だと考える「国語力」を具体的に挙げて,そのように言える理由を述べなさい。後に示す【条件】①〜③を満たすこと。【条件】①文章だけでなく,表から得られる情報にも言及すること。②自らの知識や経験に触れること。31000〜1200字で記すこと。

2021年 120分 1200字 100点/700点(文)

[文章] 1=(出典)河野哲也著『人は語り続けるとき,考えていない 対話と思考の哲学』(2019年)、2=(出典)山崎正和著「地球を読む 『論理国語』新設」(2020年)、3=高橋幸春著「人間探訪 秋元才加 二つの国にルーツを持つことが,私の自信。」(2021年)

問 次の資料1では「対話」,資料2では「鼎話」について述べられている。資料3も合わせて読んで,「対話」、「鼎話」の今日的な意義を論じなさい。後に示す【条件】①~③を満たすこと。【条件】①資料3(雑誌に掲載されたインタビュー記事),「対話」や「鼎話」の事例を示すものとして扱うこと。②自らの知識や経験に触れること。③10001200字で記すこと。


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2020年 120分 1200字 100点/700点(文)

[文章] 1=(出典)岡日美智男著『〈弱いロボット〉が教えてくれること(4)―聞き手からの助け舟に支えられながら言葉を紡ぎだす〈む〜〉」、2=(出典)温又柔著 「「国語」から旅立って」

問 人と人とのコミュニケーションの豊かさを実現するためにはどのような教育が必要か,あなたの考えを述べなさい。なお,ここでのコミュニケーションは言葉によるものとする。後に示す【条件】①・②を満たすこと。【条件】①1000〜1200字で述べること。②資料1・2に言及すること。

2019年 120分 1200字 100点700点(文、資)

[文章・資料] 1=(出典)熊野市立飛鳥小学校 学校文集『杉の子』、2=(出典)迫田久美子著「日本語教育に生かす第二言語習得研究」、3=(出典)川島隆太著「スマホが学力を破壊する」、4=(出典)『写真家が捉えた昭和の子ども』、5=(出典)東井義雄著『一日一言』

問 「児童生徒」,「言葉」,「環境(そこにいる人を含む)」の関係について,あなたの考えを述べなさい。ただし,後に示す【条件】,②を満たして述べること。なお,校種(小学校・中学校・高等学校等)を限定してもよい。【条件】①1000〜1200字で述べること。②文章・資料1〜5のうち二つ以上に言及し,との資料をふまえて論述しているのかがわかるようにすること。

2018年 120分 1200字 100点/700点(文、資)

[文章・資料]1=(出典)山谷敬三郎著『学習コーチング序説』、2=(出典)矢内原伊作著『習字のこと』、3=文章、4=(出典)亀村五郎著「日記指導」,『子どもをはげます赤ぺん<評語>の書き方」、5=(出典)大村はま著「日本の教師に伝えたいこと」

問 A「国語の授業で大事にしなければならないことって,何だろう?」、B「それはやっぱり,教師が,教えるべきことを確実に教えるってことじゃないかな。それを抜きにして授業は成り立たない。」、C「でも,児童生徒の見方・考え方を大切にすることも忘れてはいけないと思うよ。教室の主役は教師じゃないんだから。」の発言をふまえて,国語科における「教え,育むこと」について,あなたの考えを述べなさい。後に示す【条件】①~③を満たして述べること。なお,校種(小学校・中学校・高等学校)を限定してもよい。10001200字で述べること。②文章・資料15のうち一つ以上に言及し,どの文章・資料をふまえて論述しているのかがわかるようにすること。③取り上げた資料と関連する自分の知識や経験に触れること。


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三重大学教育学部・学校教育(国語)への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など

三重大学教育学部・学校教育(国語)への志望理由書や面接対策において、以下のポイントが参考になるかもしれません。

志望理由書のポイント:

  1. 国語教育への興味と関心:
  • なぜ国語教育に興味を持ち、その分野を選んだのかを具体的に説明します。
  • 国語があなたにとってどのような役割を果たしてきたかを示します。
  1. 国語教育への志望動機:
  • なぜ国語教育を選んだのか、その理由を明確に述べましょう。
  • 学部・学科において具体的にどのような国語教育のアプローチや教育理念に興味を持っているかを示します。
  1. 自身の国語的な経験とスキル:
  • 過去の国語の学習経験や、国語のスキルや資格を紹介します。
  • 国語の表現力や文章力がどのように向上してきたかを具体的に説明します。
  1. 将来の国語教育者としてのビジョン:
  • 将来、国語教育者としてどのようなアプローチを取りたいかを描きます。
  • 生徒たちに対してどのような言語的なスキルや読解力、表現力を育むかを考えます。
  1. 学部・学科への貢献:
  • 入学後、学部や学科に対してどのような貢献を考えているかを示します。
  • 例えば、国語関連のイベントや教育プロジェクトへの参加、同級生との協力などを挙げます。

面接対策のポイント:

  1. 自己紹介の準備:
  • 自分自身について簡潔に紹介し、国語に対する情熱を感じさせるようにしましょう。
  1. 国語教育に関する質問への備え:
  • 学問的な知識や、なぜ国語教育が重要なのかについて深く理解しておくことが大切です。
  1. 教育者としてのビジョンへの質問への考え:
  • 将来の国語教育者としてのビジョンや目標についてしっかりと考え、それを伝える準備をします。
  1. 国語教育における課題への対応策:
  • 国語教育において直面するかもしれない課題や問題について、どのように対応するかを考えておくと良いです。
  1. 個人的なエピソードの共有:
  • 国語にまつわる個人的なエピソードや経験を共有することで、あなたの情熱や個性を伝えることができます。

これらのポイントを考慮しながら、自分の熱意と将来の展望をしっかりと伝えることが大切です。頑張ってください!


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まとめ

過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか? 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。

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