【推薦入試】福井大学 医学部 看護学科(小論文A過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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福井大学 医学部 看護学科の小論文A対策

【令和5年 学校推薦型選抜Ⅰ】

問題 次の文を読み設問に答えなさい。

課題文は非公開です。

出典:香西豊子「予防接種という<衛生 > 種痘の歴史の反照から」 現代思想 (38-3)青土社2010年より抜粋 一部改変

問1 下線部①において、事態をいっそう深刻なものと見せた理由として、具体的にどのようなことが考えられますか。 あなたの考えを述べなさい。 (100字以内)

問2 下線部②において、天然痘は、なぜ 「小児病」と呼ばれたのか説明しなさい。(100字以内)


問3 コレラと天然痘、それぞれの特徴・特性にもとづき、現代の看護師が取り組むことのできる感染予防行動について、あなたの考えを述べなさい。 (350字~400字)

ポイント

出題意図

問1 「事態をいっそう深刻なものと見せた理由」について、本文中の記載内容を理解した上で、自らの考えを指定された字数内にて述べる文章理解力、論理の構成力、文章表現力を評価する。

問2 「天然痘がなぜ小児病と呼ばれた」のかについて、本文中の記載内容を理解した上で、指定された字数内にてその理由をわかりやすく説明する文章理解力、論理の構成力、文章表現力を評価する。

問3 コレラと天然痘の特徴・特性について文章内の記載内容を適切に要約した上で、問いに
対する自らの考えを指定された字数内にて論理的に述べる思考力、論理の構成力、文章表
現力を評価する。

<福井大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

問1: 下線部①において、事態をいっそう深刻なものと見せた理由は、文中で具体的な要素が挙げられている可能性があります。語句や文脈からその理由を見つけ出し、それに基づいて深刻さが強調された要因を考察します。文章の流れや文中の表現に注目し、なぜそれが深刻さを強調するのかを論理的に整理してください。

問2: 下線部②において、天然痘が「小児病」と呼ばれた理由は、文中に明示的に説明があるかもしれません。関連する文脈や語句を注意深く読み解き、天然痘が小児に特に影響を及ぼす要因を把握します。その後、なぜこれが「小児病」と呼ばれるべきなのかをわかりやすく説明します。文章全体の文脈を理解し、自分なりの言葉で要点をまとめることが求められます。

問3: コレラと天然痘の特徴・特性に基づいて、現代の看護師が取り組むべき感染予防行動について考えます。まず、各疾病の特性を把握し、それに基づいて感染予防のアプローチを提案します。具体的な対策や看護師が果たすべき役割を考察し、なぜそのようなアプローチが有効であるかを理論的に説明します。簡潔で論理的な表現が求められます。

福井大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
福井県福井市文京3-9-1JR「福井」駅西口(2)乗り場からバスで約10分
「福井大学前」下車
えちぜん鉄道「福大前西福井」駅下車徒歩3分
福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3JR「福井」駅西口(1)乗り場からバスで約35分
「福井大学病院」下車
えちぜん鉄道「松岡」駅からバスで約5分
「福井大学病院」下車

福井大学のHPはこちら

福井大学の入試傾向

福井大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

  1. 試験構成:
    • 科目ごとに試験時間が設定され、各科目ごとに複数の問題が出題されます。例えば、理科は物理、化学、生物から2科目を選択。
  2. 難易度:
    • 一般的に難易度は標準的で、特に難問が多く出されるわけではありません。ただし、幅広い範囲から問題が出題されます。
  3. 出題範囲:
    • 科目ごとに広範な出題範囲があり、特に生物や化学では医学部専用の問題も登場する。地理では地図情報の記入も求められることがある。
  4. 論述問題:
    • いくつかの科目では論述問題が出題される。文章を構成する力や知識の統合が求められる。
  5. 対策の要点:
    • 過去問演習が重要。出題傾向や難易度を理解し、問題に慣れることがポイント。
    • 範囲の広さに備えて、幅広い基礎知識を身につける。
    • 論述問題に対するライティングスキルや論理的思考を高める。

対策:

  1. 過去問演習:
    • 過去数年分の入試問題を解き、出題傾向や問題形式に慣れる。特に論述問題に注力する。
  2. 基礎知識の確認:
    • 出題範囲を広くカバーするため、科目ごとに基礎から応用までの知識をしっかりと確認する。
  3. 論述スキルの向上:
    • 論述問題に対するライティングスキルを向上させるため、例題を解いたり、模擬試験を行って慣れる。

小論文対策:

  1. 問題理解:
    • 小論文の問題文をしっかり理解し、問われているポイントやキーワードを把握することが重要です。
  2. アウトラインの作成:
    • 問題に対するアウトラインを作成してから執筆に入ると、論文の構成が明確になります。導入、本論、結論の流れを考えましょう。
  3. 論理的な構成:
    • 論文の構成やアイディアのつながりに論理的な一貫性を持たせることが求められます。段落の遷移や説明の流れに気を配りましょう。
  4. 具体例や証拠の挙げ方:
    • 論文を裏付けるために、具体例や証拠を挙げることが大切です。これによって論文がより説得力を持ちます。
  5. 適切な言葉選び:
    • 質問に応じた適切な言葉選びや表現力が求められます。冗長な表現を避け、明確かつ簡潔に意見を述べることがポイントです。

福井大学の募集コース

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教育学部 学校教育課程 (定員数:100人)

学校教育課程は、教員採用試験を念頭に初等教育コースと中等教育コースの2コースを設定し、小学校、中学校、高等学校、特別支援、幼稚園の希望する教員免許を取得できるようにしている。学校が抱える諸課題に対応できる実践力や指導力を身につけさせ、子どもたちに主体的な探求力や協働する能力を育むことのできる教員の養成を目指す。

初等教育コース文系型

初等教育コース理系型

初等教育コース実技型(音楽)

初等教育コース実技型(美術)

初等教育コース実技型(体育)

中等教育コース文系型

中等教育コース理系型

中等教育コース実技型(音楽)

中等教育コース実技型(美術)

中等教育コース実技型(体育)

医学部(定員数:170人)

人間形成を基盤に生命尊重を第一義とする医の心の態度を体得するとともに、世界水準の医学および看護学の知識と技能を修得し、地域社会や国際社会で活躍できる医療人および研究者を育成する。

医学科(定員数:110人)

医学科では、幅広い総合的知識と豊かな人間性を備えた医師を養成するために、6年間一貫教育により基礎医学、臨床医学を統合的に学習するカリキュラムを編成。自分で課題を探し、解決する能力を養う「テュートリアル教育」や診療チームの一員として実際の患者の診療に参加する「診療参加型臨床実習」に、本学が独自に開発した臨床実習システム「F.CESS」を導入するなど、実践力を重視したカリキュラムを展開している。また、附属病院や地域の病院などと密接に連携した、実践的な教育も行っている。

看護学科(定員数:60人)

看護学科では、高い倫理観と良識ある人間性を有し、科学的根拠に基づいた看護を実践でき、知識・技能を生涯にわたり修得し続ける高度専門職業人の育成を目指す。幅広い職業選択ができるよう多様なカリキュラムで、医学科、附属病院と連携した教育を行っている。卒業時には看護師国家試験受験資格を取得できる。また、選択制で保健師、助産師の国家試験受験資格も取得可能。

工学部(定員数:525人)

機械・システム工学科(定員数:155人)

機械・システム工学科では、多種多様な革新的機械・システム技術の創造や原子力の安全性向上に貢献し、ものづくりを通して、安全で安心な社会の構築と持続に貢献できる人材を養成する。
電気電子情報工学科(定員数:125人)

電気電子情報工学科では、電気工学から発し、歴史とともに拡大・細分化してきた通信工学、半導体工学、計算機工学、情報工学の学問分野を広くカバーするカリキュラムにより、電気系、情報系の学問基礎の体系的な修得と両分野にまたがる分野横断的な応用力と実践力を有する人材を養成する。
建築・都市環境工学科(定員数:60人)

建築・都市環境工学科では、建築学と土木工学を基礎とし、ますます顕在化する社会基盤施設の維持・保全管理、国土の強靭化、少子高齢化社会への対応、環境調和型の生活空間の構築など、安全・安心で快適な社会生活環境の実現に貢献する実践力ある人材を養成する。
物質・生命化学科(定員数:135人)

物質・生命化学科では、高性能・高機能な材料・繊維の創製に向けた教育・研究、化学製品の合成・開発・利用を指向した物質の探求、医学・農学と工学の融合分野への応用を目指したバイオテクノロジー教育などを通じて、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、地域社会から国際社会のさまざまな分野において活躍できる人材を養成する。
応用物理学科(定員数:50人)

応用物理学科では、工学の幅広い分野に対応できる確固とした理工学の知識・思考方法・応用能力を修得するとともに、総合的な実践力や産業関連知識を自ら学び、課題解決につなげる力、グローバルな行動力、倫理観を身につけた物理を中心とした基礎科学を応用展開できる人材を養成する。国際地域学部 

国際地域学部 国際地域学科 (定員数:60人)

国際地域学科では、地域や国際社会が抱える複雑な諸課題を探究し、課題解決を実現するための実践的・総合的な能力を身につけることによって、地域の創生を担いグローバル化社会の発展に寄与できる人材を育成する。グローバル社会で活躍できる人材を育成するために、海外留学を含めた多様な経験の機会を提供し、地域の企業・自治体などと連携した地域密着型の「課題探求プロジェクト」など、課題を理解し分析する幅広い専門分野の学習を有機的に結びつける形でカリキュラムを構成する。

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