【一般選抜（前期）入試】茨城県立医療大学 令和6年度小論文過去問題と概要

小論文過去問題

R6年度　保健医療学部 看護学科、理学療法学科、作業療法学科、放射線技術科学科　一般選抜（前期）

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

※本文省略

出典：小林武彦 「生物はなぜ死ぬのか」 講談社現代新書2615、2021年より抜粋、一部改変

問１　傍線部ア AIアバターについて、筆者はAIアバターをどのような存在と考えているか、本文中の語句を使用し、それぞれ25字以内で3つ書きなさい。

問２　傍線部イ 将来消えてしまう職業とは反対に、消える可能性が低い職業の特徴について、本文にある職業を除き、医療職以外の具体的な職業を2つ示しながら、あなたの考えを250字以内で書きなさい。

問３　傍線部ウ 危機感について、筆者が感じている危機感を本文中の語句を用いて80字以内で要約しなさい。

問４　死なない、進歩しつづけるAIと、有限な命を持っているからこそ、「生きる価値」を共有できるヒトが共存していくために何が必要だと思いますか。
来ヒトとかかわる職種である医療職を目指す立場で、AIの功罪も含め、なたの意見を600字以内で書きなさい。

採点のポイント・解答例

問1　問の命題について、指定された文字数で本文より著者の考えを3つ抽出し、簡潔に述べることができるかを採点しています。

解答例

①AIが生み出したヒトっぽい存在
②仮想空間で生きていて優れた大変頼りになる存在
　ヒトよりはるかに優れていて大変頼りになる存在
③ 確実に我々の生活や生き方に影響を与える存在

問2　問の命題について、指定された文字数で自分の考えを、具体的な例を示し記述することができるかを、次の観点から採点しています。
①「消える可能性の低い職業」と「消える職業」の特徴に関する記述
②消える可能性の低い職業に関する具体例を2つ記述
③文章力((構成、文法、語彙など)

問3 問の命題について、指定された文字数で 本文の主張を理解し、簡潔に述べることができるかを、次の観点から採点しています。
①次の語句が最低一つ使用されている
(ア)人が考え得ることをやめる
(イ)主体の逆転
(ウ) 考えることが激減
(エ)人より知能が進む
(オ) うまく共存していかないと、逆に生きにくくなる可能性
(カ) AIにヒトが従属する
(キ) 人より賢くなっていくなど
② 文章力((構成、文法、語彙など)

問4　問の命題について、指定された文字数で、著者の主張を理解し、医療職をめざす自分自身の意見を述べることができるかを、次の観点から採点しています。
①読解力(著者の主張に対する理解)
②医療職を目指す自分自身の意見
③文章力(構成、文法、語彙など)

学部学科、コース

保健医療学部

看護学科では、医療機関や地域・在宅ケアなど、さまざまな分野で活躍できる看護師を育成。そのため、看護基礎科目はもちろん、人間理解を深める科目も開講。臨地実習も充実している。
理学療法学科では、身体に障害のある人の機能維持や回復、スポーツ傷害の予防や治療など、広い分野で活躍できる理学療法士を育成。運動療法を主体に、温熱、電気、水などによる物理的治療法を積極的に教育している。
作業療法学科では、リハビリ医療を支える作業療法士を育成。専門科目のほかに、医学、心理学、社会学などの広範な科目を開講。病院での指導や、住宅・地域での作業療法なども学ぶ。
放射線技術科学科では、診療放射線技師の育成を目指す。Ｘ線撮影、コンピュータ断層撮影、磁気共鳴画像の理論と技術など、幅広い専門科目を学ぶ。

所在地・アクセス

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