高校受験が近づく中学校3年生になると、学校や塾で模試の話題になることも多いでしょう。しかし、模試を正しく受けないと、あまり意味がなかったということになりかねません。
この記事では、高校受験の模試について、いつごろ、どこで、どんな模試を受けたらいいかについて解説してきます。
この記事を読むことで、自分の受けるべき模試が分かるので、どの模試を受けるか悩まなくてよくなるでしょう。模試選びで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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高校受験の模試を受けるべき時期
高校受験の模試を受けるべき時期はいつ頃なのでしょうか?まずはおすすめの時期について解説していきます。
中3の6月くらい
模試は早く受けた方がいいとよく言われています。これは、自分の実力が分かるなどのメリットがあるからです。しかし、模試を効果的に利用するには、自分が受験勉強を始めてから、苦手を見つけてさらにレベルアップを目指したいと思った時が受け時といえるでしょう。
そのため、模試を受けるべき時期は「中3の6月くらい」がおすすめです。ここで模試を受けておくことで、中3の夏休みに苦手を復習することができます。夏休み前に結果が届くような時期に模試を受けるようにしましょう。
中1、中2で模試を受けることは、難関校を受ける人にお勧めします。早めに自身の苦手に気付けるので、本格的な受験勉強の始まる中3までに、基礎をしっかり固めるのに役立つでしょう。ただし、受験人数が少ないので偏差値をあまり気にしないことも大切です。
受験者数が多いほど正確な結果が出る
模試では、その結果から志望校の合格判定がされます。この合格判定は、受験者数が少ないとあまり正確に判定されません。信頼できる判定を知りたい場合は受験者数の増える夏以降の模試を受けることも大切です。
また、模試は1回で終わらず複数回受けることも覚えておきましょう。1回の模試で正確な学力は測れませんし、受験勉強を進めることで自分の学力は変化していきます。受けすぎても復習しきれなくなるので、5回程度を目安に挑戦するといいでしょう。
高校受験の模試はどこで受ける?
模試を受ける場所は、意外と限られています。模試を実施している場所も確認しておきましょう。
原則学校で模試は行わない
模試は、原則学校では行いません。実力テストを実施する学校もありますが、これは校内での成績しか分からないため、模試とは異なります。模試を実施しているのは、塾や予備校です。そのため、自分自身で模試を選び、申し込む必要があります。
実施する塾や予備校または自宅で受ける
塾や予備校に通っている場合、そこで申し込みの案内がされるので、希望する模試を申し込みましょう。塾や予備校に通っていなくても、受験可能な模試もあります。インターネットなどで探して申し込むようにしましょう。
受験会場は塾や予備校の場合も多いですが、自宅で受験可能なものもあります。自宅受験をする場合は自分で時間を測ったり、途中で集中が切れないように注意したりする必要があります。自宅受験の場合は、勉強環境を整えることにも気を使いましょう。
高校受験の模試はどんな種類がある?
模試には様々な種類があります。ここでは代表的な模試を紹介していきます。
各都道府県毎に行われる公開模試
まずは、都道府県ごとに行われている公開模試を利用しましょう。例えば、東京都の高校受験向けのWもぎや千葉県の高校受験向けにSもぎなどです。高校受験の中でも、特に公立高校の場合は、各都道府県ごとに問題が作成されているため、各都道府県ごとの特徴をおさえた模試が受験対策として有効になります。
塾などが主催する塾内模試
塾内模試は各塾のデータから、自身の学力を判定できます。塾主催の模試は、全国統一中学生テストや早稲田アカデミーのオープン模試など無料で受けることができる模試も中にはありますよ!
塾内の模試といっても全国規模の塾の模試であれば、自分の学力が全国でどのくらいかが分かります。全国と比較した学力を知りたい人にはおすすめといえるでしょう。
超難関私立向け「駿台中学生テスト」
最後に紹介するのはハイレベルな高校を受験する人向けの駿台中学生テストです。この模試は良質で難易度の高い問題を出題しているため、難関高校の判定が正確に出るのが特徴です。難関高校を目指している人は必ず受けた方がいい模試といえます。
まとめ
高校受験のための模試は、遅くとも中3の6月から真剣に取り組んでいきましょう。正確な志望校判定を得るには1回で終わらず複数回受けることも大切です。また、学校では受験できないので、自分自身で申し込むことも忘れないようにしましょう。
模試には様々な種類があります。自分の志望校に合った模試を選び受けていくことが大切ですよ。
また、模試は受けてそのままにはしないで、必ず復習をするようにしましょう。模試を受験に最大限生かすための活用方法はこちらの記事を参考にしてみて下さいね。