志望校をどのような方法で受験しようか悩んでいる人は、落ちる確率って気になりますよね。総合型選抜では学力試験だけが評価対象ではありません。では一体どのような理由が総合型選抜の合否を決めるのでしょうか?
この記事では、総合型選抜で不合格になる理由について実例をあげて紹介していきます。不合格になる理由が分かると合格するための方法も見えてくるでしょう。
総合型選抜で合格を勝ち取りたい人は、ぜひ不合格の理由をチェックしてみてください。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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総合型選抜と一般入試の違いは?
総合型選抜入試と一般選抜入試の違いは評価の方法です。総合型選抜は書類審査・面接審査・小論文等の学力審査など複数の試験が評価対象になりますが、一般入試はほとんどの大学で学力試験のみが評価対象です。
では、総合型選抜の特徴についてもう少し説明していきましょう。
総合型選抜は学生の個性・能力も重要な評価指標
総合型選抜では複数の試験を通して大学の求める学生像である「アドミッションポリシー」に当てはまる人を合格にします。
つまり、総合型選抜では学力だけでなく、個性や能力も評価していくと考えてください。しかし自分の個性や能力って何をアピールしていいか分からない人もいるでしょう。
例えば、「生徒会長」「部長」などのリーダー経験や、部活動や留学、ボランティア活動などの高校時代の経験、検定やコンテストでの評価など、他の学生との違いが評価のポイントになります。
総合型選抜での受験を考えている人は、高校生活を自分らしく充実させることが大切と考えてください!高校1年から興味のある分野に積極的に参加していくことがアピールできる個性を育てることにつながるでしょう。
総合型選抜は面接・小論文対策が合否のカギ
総合型選抜の選抜方法は、学校によって様々です。必ず志望校の募集要項で試験内容を確認するようにしましょう。試験内容で最も多いパターンが、書類審査・面接・小論文の組み合わせになります。
書類審査の対象は、エントリーシートや志望理由書などの事前に提出した書類です。試験会場で直接審査を受けるのが面接と小論文になるので、面接・小論文対策が合否のカギになるといえるでしょう。
総合型選抜の不合格理由とは?
不合格の理由は、大学の求める学生像であるアドミッションポリシーと一致しないからです。
総合型選抜の落ちる確率は学校・学部によって異なります。人気の大学では10倍以上の倍率になりますし、募集定員の多い大学では倍率は低い傾向になります。大学ごとに違いはあるものの、落ちる確率は決して低くないといえるでしょう。
では具体的にどんな人が不合格と判断されるか、実例を挙げていきましょう。
総合型選抜の不合格の実例とは?
総合型選抜では、大学の求める学生像とギャップがあると判断されると不合格になります。不合格の実例とともに、どうすれば合格につながるのかも紹介していきます。不合格の例を見ることで、合格のヒントを探してみましょう!
志望理由と大学で学びたいことが明確でない人
提出書類でも面接でも聞かれる内容です。具体的に将来何をしたくて、大学でどう学びたいのかを伝えられないと大学側も評価しにくいです。
自分の思い描く大学での学び方を具体的に説明できるといいでしょう。
自分の将来像を具体的に描けない人
大学での学びを将来にどのようにつなげたいのかが具体的でなく、ただ大学に入りたいだけでは不合格になりやすいです。
大学は在学中積極的に学び、学んだことを社会で生かせる人材を求めています。どんな職業に就きたいか、どんなふうに社会の役に立ちたいかのイメージを持ちましょう。
出願書類と面接での回答に一貫性がない人
出願書類で書いた内容と面接で答えた内容が違うと、高評価は得られません。違う人が書類を書いたのではと思われるかもしれません!
出願書類をもとに面接練習を繰り返し行って、一貫性のある主張ができるようにしましょう。
学力試験の対策不足の人
小論文をはじめとした学力試験で、必要な学力がないと評価は下がります。
総合型選抜は学力試験も行われますので、自身の受験校の試験内容にあった対策を行って試験にのぞみましょう。
大学によってアドミッションポリシーは異なりますが、以上のような人は各大学ともに評価が低い傾向にあります。これは総合型選抜で大学側が知りたい受験生の熱意が伝わりにくいからといえます。
他にも低評価につながる例としては、志望校の特徴を知らない人や面接マナーの悪い人などが挙げられます。どれも大学で学びたいという熱意が伝わらないことが原因といえるでしょう。
まとめ
この記事をまとめると、次のようになります。
- 総合型選抜では複数の試験があり、特に面接・小論文が重要
- 不合格になるのはアドミッションポリシーとの不一致
- 熱意が伝わらないと不合格になりやすい
つまり、総合型選抜に向けて対策や準備を十分に行い、それを本番でアピールすることが合格につながるといえるでしょう。
落ちる確率が決して低くはないことを忘れずに、合格への熱意が伝わる対策を行ってくださいね!