記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 ソーシャルシステムデザイン学科の小論文対策
【令和5年 総合型選抜】
(問)SDGs の目標のうち、以下の3つの目標から 1 つを選択し、あなたの住んでいる地域や属しているコミュニティの課題と関連づけて論じてください。
3:すべての人に健康と福祉を 9:産業と技術革新の基盤をつくろう 15:陸の豊かさも守ろう
小論文の作成にあたっては、以下の項目を含めてください。
- あなたが取り上げる具体的な課題について、データや事例を示しながら、背景や現状を示してください。
- 1)で取り上げた課題について、どのような立場や意見、主張があるか、具体的に説明してください。
- 1)と 2)を踏まえて、あなたがどのように考えるのか記述してください。
なお、3 つの目標それぞれに紐づいているターゲットの 1 つに焦点を当てても結構です。SDGs の目標とターゲットについては、以下のウェブサイトを参考にしてください。
- United Nations (English) https://sdgs.un.org/goals#goals
- 国際連合広報センター(日本語)
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/31737/ 小論文で取り上げるデータや事例、立場や主張については、根拠となる資料を用い、「参考文献リスト」に示してください。
小論文過去問題解説
- 目標の選択と焦点の絞り込み 最初に、SDGsの中から具体的な目標を選択します。この際、自身の地域やコミュニティにおいて特に顕著な問題があるかどうかを考慮します。選んだ目標に関連する具体的なターゲットや指標を確認し、焦点を当てます。
- 課題の特定と背景・現状の把握 選んだ目標に関連する地域やコミュニティの中で直面している課題を特定します。例えば、「すべての人に健康と福祉を」の目標を取り上げる場合、地域の健康格差が顕著であるか、あるいは感染症の予防が課題となっているかもしれません。関連するデータや事例を集め、課題の背景や現状を詳細に説明します。
- 立場や意見、主張の整理 課題にはさまざまな立場や意見が存在します。例えば、「すべての人に健康と福祉を」の場合、予防医療の推進を支持する意見や医療リソースの公平な分配を求める主張が考えられます。これらの立場を整理し、それぞれの根拠となる具体的な情報やデータを引用しながら説明します。
- 自身の考えの展開 最後に、自身の意見や考えを述べます。これには、課題に対する解決策や改善提案、または自身の経験や見解を加えます。ただし、これも具体性が大切であり、感情的な主張だけでなく、事実や経験に基づいた説得力のある論理を備えるよう心がけます。
小論文がより構造的で、かつ論理的な進行を持つものになります。また、具体的なデータや事例を交えることで、論文の信頼性と説得力が向上します。
叡啓大学の所在地・アクセス
所在地 | アクセス |
広島県広島市中区幟町1-5 | JR「広島」駅から徒歩約10分 |
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叡啓大学の入試傾向
叡啓大学は新設の大学であり、特有の特徴があります。以下は叡啓大学の入試傾向と対策のポイントです。
入試傾向:
- 英語力の要件: 叡啓大学の一部の入試(特に総合型選抜)では、CEFR B1相当以上の英語力(英検2級相当)が必要です。英語力を証明するための試験や成績要件が設定されています。
- 総合型選抜と一般選抜: 叡啓大学では総合型選抜と一般選抜の2つの入試方法があります。それぞれの要件や試験内容が異なりますので、志望する入試方法に合わせた対策が必要です。
- 面接: 一般選抜においては面接が行われます。志望動機や自己紹介、実績について自信を持って語る練習が重要です。また、英語力も面接で評価されることがあるため、英会話の練習も役立ちます。
- SDGsへの関心: 叡啓大学はSDGs(持続可能な開発目標)を重視しています。入試でSDGsに関連する質問が出題される可能性がありますので、SDGsについての基本的な知識を身につけることが大切です。
対策のポイント:
- 英語力の向上: 英語力が求められる入試を受験する場合、英語のスキルを向上させるための勉強が必要です。英検やTOEFLなどの英語試験を受験し、スコアを向上させることを検討しましょう。
- 総合型選抜と一般選抜の選択: どちらの入試方法に応募するかを検討し、それに合った対策を行いましょう。総合型選抜では英語力が重要ですが、一般選抜では面接が影響を与えることが多いです。
- 志望動機の明確化: 入試面接での志望動機は重要です。自分の進学希望や将来の目標を明確にし、面接で伝える準備をしましょう。
- SDGsの学習: SDGsについて基本的な知識を持つことが求められます。SDGsの17のゴールや5つのP(Peace平和、Partnership共創、People人間、Prosperity繁栄、Planet地球)について学びましょう。
- 模擬面接の練習: 面接の練習を友達や家族と行い、自己表現力を向上させることが役立ちます。また、英語面接に備えて英会話のスキルも磨きましょう。
最も重要なポイントは、叡啓大学の入試要件と試験内容を理解し、それに合わせた計画的な対策を実施することです。
叡啓大学の募集コース
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ソーシャルシステムデザイン学部 ソーシャルシステムデザイン学科(定員数:100人)
叡啓大学はソーシャルシステムデザイン学部・ソーシャルシステムデザイン学科の単科大学であり、実社会における課題に対して、複眼的・多角的な視野で統合的な解決策を立案できる力を養うため、幅広い分野のリベラルアーツ科目の履修によって、実践的に活用できる学際分野の知識を修得することを目指します。中心となる主な学問領域は、人文学関係(芸術・文学、哲学・倫理学、心理学、文化人類学)、経済学関係(経営学)、理学関係のうち環境学です。
SDGsの実現に向けて国連が分類した5つのP(Peace 平和、Partnership 共創、People 人間、Prosperity 繁栄、Planet 地球)を軸に様々な学問分野を横断的に学修します。5Pのうち、Peace(平和)とPartnership(共創)に分類されるリベラルアーツ科目については学生全員が履修し、People(人間)、Prosperity(繁栄)、Planet(地球)の3つに分類される科目を学生が興味・関心に応じて履修します。また、IoTやAIなどが注目される現代においては不可欠なICTおよびデータサイエンス、ロジカルシンキング、デザイン思考、システム思考といった、これからの社会で求められるスキルを修得。1年次の上半期で開講する英語集中プログラム(IEP)により、英語で授業を履修できるレベルに鍛えます。
2・3年次では、企業などから提供された課題の原因を探究し、解決策の提案までを行う課題解決演習(PBL)に3回取り組み、課題発見・解決力や他者と協働する力、やり抜く力などを養います。また、企業や国際機関など多様な主体と連携し、インターンシップやボランティア活動・留学などの「体験・実践プログラム」に取り組みます。在学中に一度は国外での活動を必須とし、4単位以上(2科目以上)を履修します。
最終年次では、3年間の学修成果を踏まえ、学生が自ら解決すべき課題を設定し、原因究明から解決策の提案までを一貫して行う「卒業プロジェクト」に取り組みます。個別の卒業プロジェクトテーマに関する課題研究をゼミ形式で進め、中間・最終の2度の報告会を行います。報告会には、外部評価者として企業・行政などのステークホルダーを招き、それぞれの課題研究に対して、新規性、実現可能性などの観点からフィードバックをもらいます。学生はそれを踏まえて報告書をまとめ、公開プレゼンテーションの場で成果を発表します。