エントリーシートの書き方で大学受験が決まる?志望理由や自己PR例文!

大学受験

「総合型選抜のエントリーシートの書き方が分からない!」

大学入試で総合型選抜の利用を考えている人も少なくないでしょう。そこで必要になるのがエントリーシートです。その書き方次第では大学の合否も大きく変わってきますよ!

この記事では、大学入試でのエントリーシートについての概要をまとめていきます。さらに、そこで求められることの多い志望理由書と自己PR書の書き方について例文をそえて紹介しましょう。

この記事を読むことで、エントリーシートの書き方が分かるので、自信をもって出願書類を応募できるでしょう。

エントリーシートの書き方で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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大学受験でのAOエントリーシートについて

大学受験の総合型選抜で必要となる出願書類は大学によって呼び方が様々です。エントリーシート、自己推薦書、志望理由書、活動報告書などの名前が使われます。

ほとんどの大学で指定の書式がありますので、そこに指示された内容を記載していきましょう。

エントリーシートの入手方法

エントリーシートの入手方法はWeb上からのダウンロードが主流です。多くの場合、志望校にWeb出願をしてエントリーシートをダウンロードし印刷します。その後、記入した出願書類一式を指定された郵送先に提出するという流れです。

また一部では、オープンキャンパスに参加することでエントリーシートを入手できる大学もあります。

エントリーシートで記載を求められる事項

エントリーシートでは基本事項と志望動機、自己PRなどを記入します。大学によって記載内容は異なるので募集要項で必ず確認してください。

例えばWeb出願の場合、基本事項はWeb上で登録し、志望動機や自己PRなどを指定書式に記載します。また志願票とエントリーシートが別の場合は、志願票に基本事項を、エントリーシートには志望動機などを記入する場合が多いです。

具体的な記載内容としては以下のようになります。

  • 基本事項…氏名・性別・生年月日・住所・電話番号・顔写真など
  • その他…志望理由・自己PR・活動実績など

エントリーシート以外に見られることは?

エントリーシートの内容がもちろん大切ですが、その他にも気を付けたいポイントがあります。

  • 記載漏れはないか
  • 誤字脱字
  • 鉛筆で下書きした場合はちゃんと消えているか
  • 消えるボールペンは使わない
  • 修正液は使わない

このように、きれいな仕上がりになるように細かいところまで気を使ってくださいね。エントリーシートは大学側が受験生について初めて知る資料になります。相手に誠意が伝わるような丁寧な書類づくりを心がけてください。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

相手に伝わる文章になっているかは、学校や塾の先生または家族に確認してもらうことがおすすめです。自分では気付かなかったミスや文脈の修正点を教えてもらえますよ!

エントリーシートでの志望理由や志望動機の書き方

ではまず、エントリーシートの志望理由の書き方のポイントと解答例文を紹介していきましょう。

書き方のポイント

いきなり書き始めるのではなく、文章の構成を考えましょう。そのためには自分の書きたいことを整理します。自分に関する情報を書きだしてみましょう。子供時代の体験や自分の長所と短所、将来の夢など、思いつくままにたくさんがいいです。

それと同時に志望校についての情報も調べておきましょう。総合型選抜ではその大学の求める学生像であるアドミッションポリシーとの一致が重要です。学部・学科の特徴をしっかりと調べましょう。

情報を調べたら、過去・現在・未来の順に書き出したものを並べてみましょう。現在から未来につなげるために志望校で学ぶことが必要なのだと相手に伝わるような構成を心がけてください。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

もちろん嘘や誇張はいけないので、自分の経験を志望理由につなげることが大切ですよ。

回答例文

地方経済を学びたい人が経済学部を死亡した場合の志望理由書です。

 私は将来、過疎地域の活性化に役立つ仕事をしたいと考えています。

 私の母の実家がある地域は高齢化が進み、人口も減っている限外集落です。私は、帰省するたびに自然の中でのびのび過ごせるその地域が大好きでした。そして次第に、このような限界集落をどのような活動で守っていけるのかを学び、そのための仕事をしたいと考えるようになりました。

 貴学の経済学部には、地域経済について学ぶカリキュラムが多くあります。また、大学3年には実際地方で地元と人と活動する実習もあり、地域経済活性化のための様々な経験ができる点に魅力を感じました。

 卒業後は、地域経済の活性化に役立つ職業につき、地方の過疎問題に取り組んでいきたいです。

エントリーシートでの自己PRの書き方

次に自己PRの書き方を紹介していきます。

書き方のポイント

作る手順は志望理由書と同じです。自分情報リストを作り、過去現在未来で整理したのちに自己PRにつなげられる内容を選びます。過去の経験で現在何を得てどう成長したか、その成長を未来にどう生かしたいかという流れで書きましょう。

回答例文

先ほどの経済学部志望者が部活動での活動をアピールする例です。

 私は高校3年間野球部で活動していました。高校では部活と勉強の両立を目標に、自分のスケジュール管理を自分で行ってきました。

 野球部の最終的な結果は県大会3回戦敗退でしたが、仲間と話し合い練習内容を決めたり、敗戦後は反省会をして次に生かすなど、コミュニケーションの重要性を学びました。また、スケジュール管理も3年間続けられて、部活と勉強の両立も成功し、学年順位10番以内をキープすることができました。

 この経験で得たコミュニケーション力とスケジュール管理力を大学での学びにも生かしていきたいし、さらに伸ばしていきたいと考えています。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

志望理由も自己PRも回答欄の大きさに合わせて文章量を調整しましょう。具体例はなるべく書いた方がいいですが、書ききれない場合は面接で質問されることを想定して書き出しておくといいです。

上の回答例の場合は、部活で話し合った内容や自身の立てたスケジュール内容などを面接で具体的に話せる準備をしておきましょう。

まとめ

エントリーシートに何から書けばいいかは、私でも迷います。なかなか自分のPRポイントを考える機会ってないですよね。

最初は迷うと思いますが、エントリーシートは自分を振り返ったり掘り下げたりするとてもいいチャンスです。また、志望大学についても詳しく調べる必要がありますので、入学してから「なんか思ってたのと違う」と感じることも減ります。

最後まで自分の言葉でエントリーシートを書き上げてみてくださいね!

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