記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
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2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
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スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
群馬県立女子大学 文学部 文化情報学科の小論文対策
【令和5年 学校推薦型選抜 60分】
【問い】傍線部「『車内の読書』の孤独が、今流行りつつあるスマートフォンやiPadなどのメディアによって、再び新たなる『黙読』として再生しつつある」とはどういうことか、文章の内容をまとめた上で、あなた自身はこうした変化をどう考えるか説明しなさい(1000字以内)。
課題の要約文です。
約30年前の1979年にソニーが「ウォークマン」を発売し、イヤホンと共に携帯音楽プレイヤーが登場した。このウォークマンは、都市の騒音に対抗するための個室を提供し、都市空間での音楽体験を拡張した初の発明であった。ウォークマンに関する分析や研究が存在し、それに基づいて説明が提供されています。ウォークマンは都市の音景との距離を保ちつつ、都市空間を劇的に変え、音楽を通じて個人の劇場を提供します。一方、過去には鉄道の中での「車内の読書」が隣の乗客との会話からの逃避として台頭しました。この社交的な逃避は、鉄道の利用者の多様性が増加し、他者とのコミュニケーションが難しくなったために発展しました。閉じられたコンパートメント内での読書は、視線を遮断し、社交的な逃避を実現しました。このアイデアは、現代のスマートフォンやiPadなどのメディアにおいて、再び「黙読」から「黙聴」へと移行しつつある可能性があることを示唆しています。
出典:佐藤健二『ケータイ化する日本語―モバイル時代の“感じる”“伝える”“考える”』(大修館書店、2012年)
ポイント
【出題意図】
課題文は、ウォークマン・読書・スマートフォンなどのメディアが、利用の仕方によっては共通してコミュニケーションを遮断する効果を持つことを説明する文章である。論旨を理解してまとめる能力、その上で設問を把握し、解答を論理的に記述する能力をはかることが、この小論文試験のねらいである。
<群馬県立女子大学の公開内容からの引用>
小論文過去問題解説
文章の内容を要約すると、ウォークマンが登場した1980年代には、都市の雑踏から逃れて音楽を楽しむことができる「個室」を提供し、都市空間を個人の劇場に変えた。また、一時代前には鉄道内での「車内の読書」が、他の乗客との社交の義務から逃れる手段として重要であったことが述べられています。
「『車内の読書』の孤独が、今流行りつつあるスマートフォンやiPadなどのメディアによって、再び新たなる『黙読』として再生しつつある」という文の意味は、過去には読書が社交からの逃避手段として重要であり、現代においてはスマートフォンやiPadなどのデバイスが同様の役割を果たしている可能性があることを指摘しています。つまり、これらのデバイスによって、個人が都市の雑踏や公共交通機関で他の人との社交から逃れ、個人的な体験に没頭する機会が提供されている可能性が示唆されています。
私自身の意見として、この変化について以下のように考えます。スマートフォンやタブレットなどのデジタルメディアは、個人のエンターテインメントや情報アクセスの手段として非常に便利であり、都市の喧騒や公共交通機関などでの待ち時間を有効活用することができます。一方で、これらのデバイスの使用が過度になり、他の人とのコミュニケーションを減少させ、社交的なスキルを低下させる可能性もあるため、バランスを保つことが重要です。
また、これらのデバイスが提供する体験は、過去の「車内の読書」とは異なり、より多様で個人に合わせたものになっています。音楽、映画、ソーシャルメディア、ゲームなど、様々な娯楽や情報がデジタルメディアを通じて提供され、個人の趣向に合わせてカスタマイズできます。この点で、新たな「黙読」体験は多様性と個人化が強調されています。
総括すると、デジタルメディアによって新たな「黙読」の機会が提供され、都市の雑踏や公共交通機関での孤独感を埋める手段となっています。しかし、適度な使用と社交的なバランスを保つことが重要であると考えます。
群馬県立女子大学の所在地・アクセス
所在地 | アクセス |
群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1 | JR高崎線「新町(群馬県)」駅から永井バスで約10分(玉村町役場行きか前橋公園行きで県立女子大前下車) |
【群馬県立女子大学】のHPはこちら
群馬県立女子大学の入試傾向
群馬県立女子大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。
入試傾向:
- 試験形式:大学入学共通テストを主要な受験試験として採用しています。他にも個別の学力試験があることもあります。
- 科目:主要科目として国語、英語、数学が含まれています。選択科目や専門科目が存在することもありますので、詳細を確認しましょう。
- 問題の性質:文章読解、リーディング、論述問題など、基本的な学力と思考力を評価する問題が出題されます。
対策:
- 過去問題の解答:過去の入試問題を解いて、出題傾向を把握しましょう。特に共通テストの過去問は重要です。
- 基礎知識の確認:各科目の基本的な知識をしっかりと復習し、不足している部分を埋めるために教科書や参考書を活用しましょう。
- 模擬試験:試験の雰囲気に慣れるために、模擬試験を受けましょう。時間配分や問題解答のスキルを磨くのに役立ちます。
群馬県立女子大学の募集コース
文学部 募集要項はこちら
国際コミュニケーション学部 募集要項はこちら
入試情報はこちら
文学部(定員数:150人)
国文学科(定員数:50人)
国文学科では、日本語・日本文学・中国文学(漢文学)および日本語教育を専門的に学び、豊かな人間性を培うことを目指して、カリキュラムを編成している。
英米文化学科(定員数:40人)
英米文化学科では、高度な英語運用能力を身につけ、英語学、英米文学および英米文化を専門的に学び、広い視野と柔軟な思考力を養う。
美学美術史学科(定員数:30人)
美学美術史学科では、美学、美術史、実技、アートマネジメントの4つの領域についての幅広い知識や技能を修得し、多様な表現を論理的に理解する力や、豊かな感受性を育んでいく。
文化情報学科(定員数:30人)
2023年新設予定の文化情報学科は、「社会・文化」グループと「情報・メディア」グループからなる。フィールドワークなどの実地調査を主体的に進めていくスキルや、情報やデータサイエンスといった概念や技術を社会のさまざまな領域で駆使できる総合教養力を培う。文化、情報に対する深い洞察力と知性を養うことを目指した教育を進める。
国際コミュニケーション学部(定員数:60人)
英語コミュニケーション課程
英語コミュニケーション課程では、国際社会で活躍するために不可欠な、高度で実践的な英語力の獲得を目指す。ネイティブの教員を中心とした少人数制授業を通して英語運用能力を磨くとともに、英語学や言語学の諸分野を学び、コミュニケーション能力を支える専門知識を身につける。
国際ビジネス課程
国際ビジネス課程では、英語コミュニケーション力に加えて、国際経済・経営・政治など、グローバル社会で活躍する女性に必要不可欠な専門知識とスキルを身につける。また、学生の実践力を高めるために、外交官や国際NGO、企業で経験を積んだリーダーなどを講師に迎えた授業も開講している。