【推薦入試】群馬大学 共同教育学部 保健体育専攻(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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群馬大学 共同教育学部 保健体育専攻の小論文対策

【令和5年 学校推薦型選抜

問題 学校体育の目標は、単にスポーツや運動の技能を高めることだけではありません。保健体育授業を通じて、何ができるようになるか、スポーツ・運動の技能以外に目指すことを2つ回答ください。また、あなたが保健体育授業で教える際に、どのような工夫ができるかについても、2つの回答それぞれについて論じてください。(600字以内)

ポイント

【出題意図】

保健体育授業で目指すことに関する総合的な思考、工夫等を評価した。評価に当たっては、次のような点を特に重視した。保健体育授業を通じて目指すことについて、スポーツ・運動の技能以外に2つ回答しているかどうか。
保健体育授業で教える際に、どのような工夫ができるかについて、上記の2つそれぞれに回答しているかどうか上述の工夫は、具体的で適切であるかどうか。

【解答例】

保健体育授業を通じて、児童生徒の技能を育成するだけでなく、仲間と協力する心を養うことができると私は考える。集団競技では、良いパフォーマンスを発揮し得点するために仲間との協力が必要だ
というのは容易に想像できるが、個人競技でも自己記録を更新する上で、友人らからのフィードバックが重要となる。保健体育授業で教える際にこれを促すためには、児童生徒を数人単位の小グループ
に分けて、課題に取り組ませることが有効だと考える。ICT機器を用いれば、児童生徒自らが課題を明確にしてフィードバックできるため、仲間と協力することをより意識づけられると考える。
また、スポーツや運動に親しむ態度の育成も、保健体育授業を通じてできることだと私は考える。児童生徒がスポーツ・運動が嫌いになってしまうと、その育成は妨げられてしまう。したがって、保健体育授業では、児童生徒の技能レベルに応じた課題を設定することが必要だといえる。どのような技能レベルであってもスポーツ・運動の実施方法や楽しみ方があるということを児童生徒自身が学べば、スポーツや運動に親しむ態度が身につき、ひいては児童生徒の豊かなスポーツライフの形成に貢献できると考えられる。
以上のことに留意し、保健体育授業を通して児童生徒のスポーツ運動の技能のみならず、仲間と協力する心や運動に親しむ態度を育成することで、 児童生徒の生涯を豊かにできるような教師を、私は目指したい。

<群馬大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

  1. 問題文の理解:
    • 与えられた問題文を注意深く読み、肝要な情報や要求されている内容を確認します。この際、スポーツや運動の技能以外の目標に焦点を当てる必要があります。
  2. キーワードの抽出:
    • 問題文からキーワードやキーフレーズを抽出します。例えば、「学校体育の目標」「スポーツ・運動の技能以外に目指すこと」「保健体育授業での工夫」などがキーポイントです。
  3. 概念の整理:
    • 与えられたテーマに関する基本的な概念やアイディアを整理します。例えば、学校体育の目標はスポーツ技能だけでなく、身体的・精神的な健康や社交性の向上も含むことが考えられます。
  4. 自身の意見の形成:
    • 自身の視点や経験に基づいて、学校体育がどのような目標を持つべきか考えます。これには、スポーツ・運動の技能向上以外に、生徒たちの健康維持やコミュニケーション能力の向上などが含まれる可能性があります。
  5. 具体例の導入:
    • 考えを具体的に示すために、個人的な経験や現実の事例を挙げることが重要です。これによって、抽象的な概念が実際の状況にどのように関連しているかを明確にすることができます。
  6. 教育的な視点の導入:
    • 学校体育において具体的な目標を達成するための教育的な工夫や方法を考えます。例えば、グループワークやICTを活用することで、単なる運動技能向上だけでなく、仲間との協力やコミュニケーションスキルの向上も図れる可能性があります。
  7. 論理的な構成:
    • 考えを整理し、一貫性のある構成で表現します。段落を使って論点を区切り、読み手にわかりやすく伝えるよう心がけましょう。
  8. 言葉選びと表現:
    • 語彙や表現方法に注意を払い、明確で正確な言葉を用いて考えを表現します。冗長な表現や曖昧な表現は避け、要点を端的に伝えることが求められます。

群馬大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
荒牧キャンパス
群馬県前橋市荒牧町4-2
JR「前橋」駅から関越交通バス群馬大学荒牧経由渋川駅行き
・小児医療センター行きで約30分、「群馬大学荒牧」下車
JR「前橋」駅から関越交通バス渋川市内循環渋川行きで
約20分、「前橋自動車教習所前」下車
昭和キャンパス
群馬県前橋市昭和町3-39-22
JR「前橋」駅から関越交通バス群大病院行きで15分
「群大病院」下車
JR「渋川」駅から関越交通バス前橋駅行きで約30分、
「群大病院入口」下車
桐生キャンパス
群馬県桐生市天神町1-5-1
JR「桐生」駅からおりひめバス梅田線、菱線(右回り)で7分
 「群馬大学桐生正門前」または「群馬大学桐生東門前」下車

群馬大学のHPはこちら

群馬大学の入試傾向

群馬大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

入試傾向

  1. 理系科目の幅広さ:
    • 群馬大学の入試は理系科目が中心となっており、数学、物理、化学、生物などの科目が出題されます。それぞれの科目において基本的な知識が問われます。
  2. 問題形式の多様性:
    • 過去の試験を分析すると、単純な計算問題だけでなく、論述問題や応用問題も多く出題されています。そのため、単なる暗記だけでなく、知識の応用力が問われます。
  3. 英語力の要求:
    • 特に一部の学部では英語の試験があり、英作文やリスニングが出題されることがあります。基本的な英語スキルだけでなく、論理的な表現力も求められます。
  4. 総合的な問題解決能力の評価:
    • 群馬大学の入試はあくまで単なる知識の詰め込みだけではなく、総合的な問題解決能力を評価するものとなっています。実際の問題に対して柔軟かつ論理的な思考が求められます。

対策

  1. 基礎知識の確認:
    • 各科目において基礎的な知識が問われるため、教科書や問題集を通して基本事項を確実に理解し、定着させることが重要です。
  2. 総合問題への対応:
    • 単なる計算問題だけでなく、論述問題や応用問題にも対応できるよう、過去問や模擬試験を解くことで幅広い問題形式に慣れるよう心掛けましょう。
  3. 英語力の向上:
    • 英語試験がある場合は、リーディングやリスニングのスキルを向上させるために、英語の本や映画、音声教材を活用して英語力を高めることが必要です。
  4. 論理的な思考の養成:
    • 群馬大学の入試では、論理的な思考が求められます。論理的な文章構成や問題解決のフローを学ぶことで、臨機応変かつ論理的なアプローチが可能となります。
  5. 模擬試験の実施:
    • 実際の試験と同じ雰囲気で模擬試験を実施し、試験に慣れることで本番の緊張感を軽減しましょう。
  6. 継続的な学習:
    • 最後の追い込みだけでなく、入試対策は早めから始め、継続的な学習が大切です。焦らず計画的に進めましょう。

まとめ:群馬大学の入試は幅広い科目が出題され、基礎知識と総合的な問題解決能力が求められます。しっかりと基礎を固め、異なる問題形式に慣れることが合格への鍵となります。継続的な努力と計画的な対策を行い、自分の弱点を克服することが重要です。

群馬大学の募集コース

募集要項はこちら

入試情報はこちら

情報学部 情報学科(定員数:170人)

情報学部は、社会情報学部と理工学部電子情報理工学科情報科学コースを母体とする学部です。
情報学部では、科学技術と人間社会の調和が求められる持続可能社会の実現において、情報を基軸とした文理横断型の教育により、Society 5.0を支え、IoT、ビッグデータ、統計的解析手法等のスキルを持ち、人文科学、社会科学、自然科学の知識を有した人材を育成します。

医学部(定員数:268人)

医学科(定員数:108人)

医学科では、教養教育から専門基礎・臨床にわたる6年間のカリキュラムを通し、科学的知と倫理、技能(SES)について広く学び、臨床・研究・行政・教育など様々な分野で「世界でも地域でも活躍できる医師」を育成しています。特に、医療の質・安全学については全国に先駆けて講座を設置し、医療安全教育・多職種連携教育の充実を図っています。

保健学科(定員数:160人)

保健学科では、1.高度化・専門化する保健医療を担う人材、2.将来の保健学教育・研究のリーダー、3.超少子高齢社会や国際社会で活躍する人材の養成、4.チーム医療教育に力を入れています。看護学専攻では看護師、保健師※、助産師※を、検査技術科学専攻では、臨床検査技師、細胞検査士※を、理学療法学専攻では理学療法士を、作業療法学専攻では作業療法士を養成しています。どの専攻でも高い国家試験合格率を誇っています。また、卒業後は大学院への進学を奨励しています。

看護学専攻(定員数:80人)

検査技術科学専攻(定員数:40人)

理学療法学専攻(定員数:20人)

作業療法学専攻(定員数:20人)

理工学部(定員数:470人)

2021年4月、群馬大学理工学部は今までの5学科から2類8プログラム体制に生まれ変わりました。
入学時は「類」に所属し、分野の壁にとらわれずに幅広い学問を学びます。2年次以降に自分の適性を考えながら「プログラム」を選択し、専門性を深めます。

物質・環境類(定員数:285人)

持続可能な社会を支えるための基礎となる化学・生物・物理を融合した科学技術について、幅広く学べます。2年次後期からは、以下5つのプログラムのいずれかに所属します。
・応用化学プログラム:物質の合成・構造・性質に関する分野、遺伝子、生命科学分野について学びます。
・食品工学プログラム:食品機能を科学的に理解するとともに、食品の創出に関わる生産工学を学びます。
・材料科学プログラム:物質科学と金属工学を基軸として、材料開発に関する知識と技術を幅広く学びます。
・化学システム工学プログラム:物質・エネルギーを無駄なく、クリーンに利用生産するための知識と技術を学びます。
・土木環境プログラム:自然災害からの防御や社会的・経済的基盤の計画・整備・維持管理のための技術を学びます。

電子・機械類(定員数:185人)

Society5.0 を支えるIoTやロボットなど物理・数学を基礎とした科学技術について、幅広く学べます。3年次からは、以下3つのプログラムのいずれかに所属します。
・機械プログラム:エネルギー変換技術や材料加工技術、機械力学技術について学びます。(JABEE認定プログラム※2022年現在、認定中)
・知能制御プログラム:超スマート社会を創造する知能化メカトロ制御技術、IoTによるエネルギー制御技術について学びます。
・電子情報通信プログラム:最先端のデバイス、通信技術、IoTシステムなどの、モノづくりにかかわる情報技術やAI技術について学びます。

共同教育学部

学校教育教員養成課程(定員数:190人)

共同教育学部は、小学校、中学校、高等学校、幼稚園および特別支援学校等の教諭を目指す人が学ぶ学部です。小・中・高・幼・特別支援等の中から複数の教員免許状を取得できます。学校教育に対する多様な要求に対し、柔軟かつ効果的に応えられる高度な専門的知識・技術と豊かな人間性を身につけた教育者の養成を目的としています。1年次から4年次まで、学校現場に触れる教育実習関連科目を用意しています。
人文社会系:国語専攻、社会専攻、英語専攻
自然科学系:数学専攻、理科専攻、技術専攻
芸術・生活・健康系:音楽専攻、美術専攻、家政専攻、保健体育専攻
(上記3つの系は、各教科の専門的知識や小学校・中学校の教科指導法について習得します)
教育人間科学系:教育専攻、教育心理専攻(教育学・教育心理学の専門的知識や小学校の教科指導法について習得します)
特別支援教育専攻(特別支援教育の基礎理論、聴覚障害児、肢体不自由児、病弱児の心理・生理・病理や指導法、重複障害などについての専門的知識を修得します)

人文社会系国語専攻(定員数:21人)

人文社会系社会専攻(定員数:22人)

人文社会系英語専攻(定員数:15人)

自然科学系数学専攻(定員数:21人)

自然科学系理科専攻(定員数:22人)

自然科学系技術専攻(定員数:9人)

芸術・生活・健康系音楽専攻(定員数:13人)

芸術・生活・健康系美術専攻(定員数:12人)

芸術・生活・健康系家政専攻(定員数:12人)

芸術・生活・健康系保健体育専攻(定員数:17人)

教育人間科学系教育専攻(定員数:5人)

教育人間科学系教育心理専攻(定員数:5人)

教育人間科学系特別支援教育専攻(定員数:16人)

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