こんにちは、スカイ予備校の校長、五十嵐です！
「医療の道に進みたい」と心に決めたのは、ただの憧れからではありませんでした。小学生から高校生までバスケットボールに打ち込み、仲間と支え合いながら積み重ねた努力。それが、遥さんの受験勉強の基盤となりました。部活動、塾、勉強を両立する日々のなかで磨かれた「やり抜く力」。そして家族や友人の温かな支え。遥さんが九州大学 医学部 保健学科 看護学専攻に合格するまでの道のりには、たくさんの学びと気づきが詰まっていました。
記事の監修者：五十嵐弓益（いがらし ゆみます）
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で８割取る答案の作り方を指導。
２０２0年４月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去３年間で国公立大学合格８５名。
高１から入会者は国公立大学合格率９３％
高２から入会者は国公立大学合格率８６％
高３の4月から入会者は国公立大学合格率７３％。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
バスケットボールが教えてくれた「本気で取り組む力」
小学生の頃から高校卒業まで、私の毎日はバスケットボールと共にありました。スポーツを通して学んだのは、仲間と一緒に努力し、困難を乗り越えることの大切さです。目標に向かって真剣に取り組む経験は、勉強にも通じるものでした。
高校では、バスケを一緒にしたかった先輩と再びプレーするために志望校を選び、入学後も迷わず部活動へ。朝練から夜の練習までハードな毎日でしたが、その中でも勉強を続ける習慣だけは絶対に崩さないようにしていました。
「塾に行くのが当たり前」だった私の毎日
私は部活の後に塾へ直行する生活を送っていました。塾に通うことは、私にとって日常の一部。勉強は特別なことではなく、「当たり前」になっていたのです。
特に嬉しかったのは、バスケ部の友人と同じ塾に通っていたこと。一緒に汗を流し、一緒に机に向かう仲間がいることで、モチベーションを維持できました。
苦手な科目は先生を頼って何度も質問し、得意な科目は「ご褒美」として楽しむ。そんなふうに工夫しながら、受験勉強を乗り越えていきました。
勉強の基本は「自力で解けるまで何度も復習」
私が大切にしていたのは、「その場でわかっても、後で自分で解けるかを確認すること」。授業や塾で学んだ内容を、必ず一人で解き直して定着させることを心がけていました。
特に共通テスト対策では、模試の復習に力を入れ、正解・不正解問わず解説を読み込みました。少しでも不安が残る問題はすべて解き直す。それを繰り返すうちに、自然と実力がついていったように感じます。
高校3年春、休校で感じた「習慣の大切さ」
高校3年の春、新型コロナウイルスによる休校で、これまでの学校生活が突然ストップしました。喪失感を覚えたものの、「勉強することが当たり前」という習慣があったおかげで、学びの手を止めることはありませんでした。
塾が開いていれば元旦でも通い、自由登校の日も欠かさず通塾。家族が送り迎えをしてくれたことも、本当にありがたかったです。勉強に集中できる環境を整えてくれた家族の支えが、私の原動力でした。
大学生活で感じた医療のやりがい
無事に合格してからの大学生活は、まさに「やりたいこと」を追求する毎日でした。授業、一人暮らし、バイト、そしてバスケサークル。大変なことも多かったけれど、どれも充実していて、やりがいを感じることばかり。
実習では、患者さんと直接関わる中で「医療って本当に奥深い」と実感しました。教科書で学んだ知識が現場で活きる感覚は、学びの喜びを何倍にもしてくれました。看護の道を目指してよかったと心から思える瞬間でした。
未来の受験生へ、そして保護者の皆様へ
医療の道は簡単ではありません。でも、患者さんの笑顔や感謝の言葉は、何にも代えがたい喜びです。もし医療に興味があるなら、その気持ちを信じて、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。努力は、きっと報われます。
そして保護者の方へ。受験期の子どもにとって、何よりの支えは「安心できる環境」です。私の場合、父と母が無理に言葉で励ますのではなく、送り迎えや食事、時には気分転換に出かけるといった形でサポートしてくれました。その行動が、私にとっての「頑張れ」でした。温かく見守ってくれたことに、今も心から感謝しています。
