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京都教育大学教育学部の概要
京都教育大学は、明治9(1876)年に創設された京都府師範学校を受け継ぎ、昭和24(1949)年に新制の国立京都学芸大学として出立以降今日まで、教員養成として140年の歴史と伝統を有しております。時代や社会の要請に応じて、組織や課程等が変わることはありましたが、「教育者を養成する」という基本の理念や目的は一貫してきております。その理念や目的のもとに、学校教育をはじめ、社会教育や生涯学習等に携わる多くの優れた人材を輩出してまいりました。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
教育学部
京都教育大学は教員養成大学として以下のような皆さんの入学を期待しています。
1.倫理観と人権意識の大切さを認識し、将来は教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志を持つ人。
2.子どもの成長に関わることに喜びを感じ、子どもを理解するために、教職に必要な知識や技能を身につける努力を惜しまない人。
3.幅広い分野の知識・技能を持つとともに、志望する専攻領域と関連の深い教科に関して確かな学力や実技能力を有し、課題を深く思考できる人。
4.教育の基礎となるさまざまな科学、文化、芸術、スポーツなどに関心を持って、広い視野で思考し、表現しようとする人。
5.友人や周りの人たちと協働して学んでいく主体性と協調性を備えている人。
入学者選抜の基本方針
学校教員を志望するすぐれた学生を受け入れ,広く地域の教育に貢献するため,京都府内の高等学校に在籍する者を対象に小論文と面接で選考する学校推薦型選抜(地域指定),地域の制限なしに主として小論文と面接で選考する学校推薦型選抜,大学入学共通テストと個別学力検査等を課す一般選抜・前期日程及び後期日程を行います。
アドミッション・ポリシーに示している「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」,「子どもを理解するために努力しようとする姿勢」,「知識・技能」,「思考力・判断力・表現力」,「主体性と協調性」等を総合的に判断し,入学者を選抜します。
各入試区分における方針は,以下のとおりです(各募集区分の詳細については募集要項を参照してください)。
学校推薦型選抜(地域指定)
京都の教員養成大学として地域に貢献するため,出願要件Aでは京都府北部地域の高等学校に在籍する者,出願要件Bでは京都府北部地域を除く京都府内の高等学校に在籍する者を対象にしています。
幅広い分野の「知識・技能」を有しているかを主に調査書で,課題を深く思考できる「思考力・判断力・表現力」を主に小論文で,友人や周りの人たちと協働して学んでいく「主体性と協調性」を調査書・面接等で確かめます。
また,「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」を確かめるため,京都府の小学校教員を志望することを保証する学校長による推薦書及び教員志望動機書の提出を求めます。調査書,教員志望動機書に基づく面接では,「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」に加え,「子どもを理解するために,教職に必要な知識や技能を身につける努力」ができるかどうかも評価します。
学校推薦型選抜
幅広い分野の「知識・技能」を有しているかを主に調査書で,課題を深く思考できる「思考力・判断力・表現力」を主に小論文で,友人や周りの人たちと協働して学んでいく「主体性と協調性」を調査書・面接等で確かめます。
また,「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」を確かめるため,志望する専攻ごとに定める学校種の教員志望であることを保証する学校長による推薦書及び教員志望動機書の提出を求めます。調査書,教員志望動機書に基づく面接では,「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」に加え,「子どもを理解するために,教職に必要な知識や技能を身につける努力」ができるかどうかも評価します。
一般選抜(前期日程)
幅広い分野の「知識・技能」を有しているかを主に大学入学共通テストと調査書で,課題を深く思考できる「思考力・判断力・表現力」を主に個別学力検査で,友人や周りの人たちと協働して学んでいく「主体性と協調性」を調査書・面接等で確かめます。
また,調査書,教員志望動機書に基づく面接では,「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」に加え,「子どもを理解するために,教職に必要な知識や技能を身につける努力」ができるかどうかも評価します。
一般選抜(後期日程)
幅広い分野の「知識・技能」を有しているかを主に大学入学共通テストと調査書で,課題を深く思考できる「思考力・判断力・表現力」を主に小論文で,友人や周りの人たちと協働して学んでいく「主体性と協調性」を調査書・面接等で確かめます。
また,調査書,教員志望動機書に基づく面接では,「教師として地域や社会に貢献しようとする情熱と志」に加え,「子どもを理解するために,教職に必要な知識や技能を身につける努力」ができるかどうかも評価します。
*(参照)大学の公式HP→京都教育大学・教育学部
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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後期 教育学部・学校教育(社会)
※2021年より小論文を実施。
2022年 90分 1200字 300点/1500点(課)
問1 今日の日本には教育格差があると言われる。格差の原因はなんだろうか。また,格差の是正にどのような施策が望まれるだろうか。合計600字以内で論じよ。
問2 スマートフォン(スマートホン)は日々成長を遂げ,「楽しく,各種の知識・情報が得られ,多くの人と知り合える」器具になっている。このことを踏まえ,「スマホ時代に対応した生徒指導」というテーマで,600字以内で自由に論じよ。
2021年 90分 1200字 300点/1500点(課)
問題1 地球温暖化をはじめとする地球環境問題の解決のためには国際的な協力の取り組みが必要といわれているが,国連が中心となって開催する地球環境に関する国際会議においては先進国と発展途上国の主張の相違から議論が進まないこともある。先進国,発展途上国それぞれの主張を簡潔にまとめた上で,地球環境問題の解決に向けてどのようにしていったらよいか.あなたの考えを述べなさい。(600字以內)
問題2 学校教員の多忙化は,本来の職務外のことを多く任されるようになったからだとし,是正を求める声がある。これに対し,教員が本来の職務以外に手を出さないのは寂しいという意見もある。あなたは,教員の多忙化の原因をどう考え,どのように解決すればよいと考えるか,具体的に述べなさい。(600字以内)
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京都教育大学教育学部・学校教育(社会)への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など
教育学部・学校教育(社会)への志望理由書と面接対策において、以下のポイントが役立つかもしれません。
志望理由書のポイント:
- 社会科教育への興味:
- なぜ社会科教育に興味を持ち、その分野を選んだのかを具体的に説明します。
- 社会科があなたの視野をどのように広げたり、社会への理解を深めたりしたかを示します。
- 社会科教育への志望動機:
- なぜ社会科教育を選んだのか、その理由を明確に述べましょう。
- 学部・学科において具体的にどのような学びや経験を積みたいと考えているかを示します。
- 自身の社会的な経験と関心:
- 過去の社会的な経験や活動、関心をもった社会問題などを紹介します。
- 自身の経験や関心がなぜ社会科教育に繋がっているかを説明します。
- 将来の社会科教育者としてのビジョン:
- 将来、社会科教育者としてどのような影響を与えたいかを描きます。
- 生徒たちに対してどのような価値観や社会的な視点を育むかを考えます。
- 学部・学科への貢献:
- 入学後、学部や学科に対してどのような貢献を考えているかを示します。
- 例えば、社会科関連のイベントやプロジェクトへの参加、同級生との協力などを挙げます。
面接対策のポイント:
- 自己紹介の準備:
- 自分自身について簡潔に紹介し、社会科教育に対する情熱を感じさせるようにしましょう。
- 社会科教育に関する質問への備え:
- 学問的な知識や、なぜ社会科教育が重要なのかについて深く理解しておくことが大切です。
- 教育者としてのビジョンへの質問への考え:
- 将来の社会科教育者としてのビジョンや目標についてしっかりと考え、それを伝える準備をします。
- 教育における課題への対応策:
- 社会科教育において直面するかもしれない課題や問題について、どのように対応するかを考えておくと良いです。
- 個人的なエピソードの共有:
- 社会にまつわる個人的なエピソードや経験を共有することで、あなたの情熱や個性を伝えることができます。
これらのポイントを考慮しながら、自分の熱意と将来の展望をしっかりと伝えることが大切です。頑張ってください!
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まとめ
過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか? 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。