MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の経済学部に進学したいけれど、AO入試の出願条件やその詳細がわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。AO入試は、学力試験だけでなく、個性や経験、意欲を評価するため、準備の仕方も通常の受験とは異なります。本記事では、MARCHの経済学部を目指す方に向けて、それぞれの大学が求める出願条件や特徴をわかりやすく解説します。これからAO入試にチャレンジしようとする皆さんの参考になれば幸いです。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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1. AOで受けられるMARCH経済学部の紹介
①明治大学 政治経済学(グローバル型特別入学試験)
①募集人員
政治学科10名 経済学科20名 地域行政学科5名
②試験日程・内容
試験日程
10月5日(2024年)試験内容
総合問題口頭試問
③出願書類
調査書
入学志願票志願者経歴書振込連絡票
外国語検定試験証明書
④アドミッションポリシー
直感では理解できない複雑性に富んだ問題を抱える現代社会において、“モノや構造を支配する原理”を見いだす数理科学を用いて、自然や社会、人間に対して新たな価値を生み出し、大きな変化(イノベーション)をもたらすことができる人材が求められています。総合数理学部は、「社会に貢献する数理科学の創造・展開・発信」を理念に掲げ、幅広い好奇心と健全な社会常識をそなえ、普遍的かつ強力なツールである数理と情報についての知識と技術をもって現代社会の諸問題に対処し、国際的に活躍できる人材の育成を目標にしています。このような理念と目標を実現するため、次のような学生を求めています。
1 本学の建学の精神「権利自由、独立自治」に基づき、世界を見据えて自らの使命、役割を自覚し、他者との連携・共生をはかりながら、自らの「個」を確立できる学生
2 社会や自然における事象に広く関心を有し、数理科学の探究に挑戦する意欲を持つ活力にあふれる学生
3 人とのかかわりに積極的な姿勢を有し、人と社会に豊かさをもたらす新しい概念・価値観を生み出していこうとする意欲のある学生
⑤出願条件
(1)本学部での勉学を強く希望する者
(2)次のア~クのいずれかを満たす者
ア.高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を2023年4月1日から2025年3月31日までに卒業(修了)又は卒業(修了)見込みの者。
イ.通常の教育課程による12年の学校教育を2023年4月1日から2025年3月31日までに修了又は修了見込みの者。
ウ.外国において、学校教育における12年の課程を2023年4月1日から2025年3月31日まで
に修了又は修了見込みの者。
エ.文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程又は相当する課程を有するものとして認定又は指定した在外教育施設の当該課程を2023年4月1日から2025年3月31日までに修了又は修了見込みの者。
オ.専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であること、その他の文部科学大臣が定める基準を満たす者に限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に、2023年4月1日から2025年3月31日までに修了又は修了見込みの者。
カ.文部科学大臣が指定した者
(例)国際バカロレア(IB)のDiplomaを2023年4月1日から2025年3月31日までに取得又は取得見込みの者。但し、本入学試験に合格した場合でも、IB Diplomaの最終試験でDiplomaが取得できなかった場合は入学資格を失います。
キ.高等学校卒業程度認定試験に2023年4月1日から2025年3月31日までに合格又は合格見
込みで、2025年3月31日までに18歳に達する者。
ク.本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で2025年3月31日までに18歳に達する者。
(3)以下のいずれかの外国語検定試験の基準を満たす者但し、外国語検定試験の証明書類は、提出期限から遡って2年以内に受験し、かつ出願期間までに提出できる1種類かつ1回のものを有効とします。出願書類の差し替えは認めません。
外国語検定試験スコア
英語
IELTS[Academic Module]6.0以上
TOEFL iBT68点以上
TOEIC[L & R]680点以上
TOEIC[4技能]950点以上
TEAP[4技能]285点以上
ケンブリッジ英語検定153点以上
国連英検B級以上
実用英語技能検定[英検、従来型、CBT、S-CBT、S-interview]準1級以上
ドイツ語 Goethe-Institut統一試験Goethe-Zertifikat B1以上の級において総合点6割以上
フランス語 DELF・DALF 試験 DELF B1以上の級において合格していること
中国語 HSK筆記試験3級以上の級において総合点6割以上、及び口頭試験中級以上の級において6割以上
【注】IELTSについて「Indicator」、「One Skill Retake」は対象外となります。TOEFL iBT について「Home Edition」、「MyBestScores」は対象外となります。
②立教大学 経済学部(自由選抜入試)
①募集人員
経済学科
経済政策学科
会計ファイナンス学科
経済学部全体で20名程度(2025年度)
②試験日程・内容
試験日程
11月16日・11月17日
試験内容
総合科目:主に現代の政治や経済に関する知識や基礎的な数学的分析能力を問います。面接試験
③出願書類
入学志願票志望理由書調査書
証明書類
④アドミッションポリシー
知識
経済学に関する特別の知識などは必要がないが、高等学校教育課程の全ての科目に対し真面目に取り組み相応の知識を有している必要があります。また、高い国語能力に加えて、外国語や数学の十分な知識が必要となります。また、社会科学を学ぶ学部であるので歴史や社会などについての水準以上の関心と能力を有していることが望まれます。
技能
日本語および英語などの語学力は習得しておくべき不可欠の技能と考えています。「英語」に関しては、読む、書く、話す、聞くといった能力を高等学校で十分に身につけておくことが必要です。また、社会的な諸問題に関する常識と深い洞察力や感受性も有していることが望ましいと考えます。大学では多くの文献を講読しますので、読書量が多く優れた読解力を身に付けておくことも望まれる能力です。
態度
社会問題に深く関心を有する態度がまず望まれます。その際、高い倫理観と共に社会的弱者に対する優しい眼差しを有していることも重要なことと考えています。また、大学では多様な文化的背景や生活体験を有する人々と接します。そうした人々と共に学ぶためには偏見や差別意識を有さないことは当然の態度です。豊かな感性と社会常識を持ちながら、様々なことに積極的にチャレンジする意欲のある学生を求めています。
体験
基本的には高等学校で学習や行事に積極的かつ真面目に取り組んできた体験が大事です。その上でスポーツやクラブ活動、生徒会活動、ボランティアなど、何か真剣に取り組んできたことがあればより望ましいことと考えます。
⑤出願資格
次の1〜3の条件をすべて満たす者。
次の(a)〜(c)のいずれかに該当する者。
(a)高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、または2025年3月卒業見込みの者。
(b)通常の課程による12年の学校教育を修了した者、および2025年3月修了見込みの者。
(c)学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者。
本学経済学部(経済学科、経済政策学科、会計ファイナンス学科)での学習に強い意欲を持つ者。
次の出願時点・基準日時点のいずれかの英語資格を取得している者。
利用できる英語資格・検定試験については、詳細を参照すること。ケンブリッジ英語検定(C1 Advanced)スコア140以上
実用英語技能検定(英検)スコア1950以上
GTECスコア7930以上
IELTS(Academic Module)オーバーオール・バンド・スコア4.0以上
TEAPスコア225以上
TEAP CBTスコア420以上 TOEFL iBTスコア42以上
TOEIC L&Rのスコアと併せたTOEIC S&Wのスコアを含んだスコア1150以上
③中央大学(高大接続入学試験 自己推薦型、資格、実績評価型)
①募集人員
経済学科
経済情報システム学科
国際経済学科
公共・環境経済学科
【自己推薦型】
【資格・実績評価型】
計20名
②試験日・試験内容
試験日 11月11日
試験内容
【自己推薦型】は2段階選考(1次選考:書類選考、2次選考:個別試験)となります。
1次選考合格者のみ、2次選考を受験できます。
【資格・実績評価型】は志願者全員に個別試験を実施します。2段階選考ではありません。
③出願書類
調査書
志願者経歴書・活動報告書
自己推薦書
活動実績報告書に記載した事項について、客観的にその事実を証明する資料(各種試験合格証明書、賞状等)≪【資格・実績評価型】のみ提出≫
④アドミッションポリシー
経済学部では、経済学及びその関連領域にかかる教育研究を行うことにより、経済や経営についての専門的知識を備え、社会の多様なニーズに応えられる、冷静な思考力と温かい心を持った国際的な視野に立つ経済人を育成することを目的としています。同時に、幅広い教養、論理的な思考力、対人交渉や相互理解のための優れたコミュニケーション能力を備えた、社会のあらゆる場面で活躍できる知識の深さと広さを併せもつ人材を養成することを目的としています。これらの目的を達成するために、次のような学生を求めています。
私たちの生活の基礎となる経済の仕組みについて専門的に学びたい人論理的な思考力と、プレゼンテーション能力を身につけたい人パソコンを使った情報処理技術や、会計の専門知識を身につけたい人企業や官公庁、国連、NGOなどで、経済の専門知識を活かしたい人、環境問題、福祉政策の専門知識を身につけ、地域社会に貢献したい人将来ロースクールなど専門職大学院に入って、経済に強い専門家を目指す人将来大学院に入って、より高度な経済学を学ぶことを目指す人以上に基づき、次のような知識・能力・態度等を備えた学生を多様な選抜方法によって受け入れます。
幅広い問題関心とすぐれた能力をもち、経済学部で学修する高い意欲を有している。(主体性・協働性)地理歴史、公民で修得した現代世界のなりたちとその諸問題に対する広い知識を有している。(知識・技能)経済学及びその関連領域を専門的に学ぶ上で必要なだけでなく、今日のグローバル社会の中で活躍する経済人を目指すために不可欠な英語力の基礎を身につけている。(知識・技能)
国語できたえた文章力を有している。(思考力・判断力・表現力)
数学できたえた論理的思考力を有している。(思考力・判断力・表現力)
⑤出願資格
以下の(1)~(3)の全てに該当する者。
(1)2024年3月31日までに、以下①〜⑫のいずれかに該当する者(見込み含む)。
①高等学校又は中等教育学校を卒業した者。
※(3)【資格・実績評価型】⑤(P.2参照)については、「2024年3月31日までに卒業見込みの者」のみ出願を受け付けます。
②特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者。
③外国において、学校教育における12年の課程を修了した者(注1)。
④外国における、12年の課程修了相当の学力認定試験に合格した18歳以上の者(注1)。
⑤外国において、文部科学大臣が指定した11年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす
高等学校に対応する学校の課程を修了した者。
⑥文部科学大臣が外国の高等学校相当として指定した外国人学校を修了した者(注1)。
⑦高等学校と同等と認定された在外教育施設の課程を修了した者。
⑧文部科学大臣が指定した専修学校の高等課程を修了した者。
⑨外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEAレベルを保有する者。
⑩国際的な評価団体(WASC、CIS(ECIS)、ACSI、NEASC)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者。
⑪高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者(注2)。
⑫本学の個別入学資格審査において認められた18歳以上の者(注3)。
注1:12年未満の課程の場合は、さらに、文部科学大臣が指定した準備教育課程又は研修施設の課程を修了する必要があります。
注2:2023年度第1回までの実施試験を対象とします。
注3:⑫での出願を希望する場合は、以下の期日までに入試課
(問い合わせフォーム: https://chuoadmissions.zendesk.com/hc/ja/requests/new)に問い合わせてください。なお、審査結果の通知には10日ほど日数を要しますので、時間に余裕を持って手続を行ってください。
【自己推薦型】・・・2023年8月7日(月)
【資格・実績評価型】・・・2023年8月14日(月)
(2)本学経済学部入学後の学習計画や将来の構想が明確であり、これまでの自身の活動経験を本学部における学びやその後の進路において活用できると自己アピールできる者。
(3)以下のいずれかに該当する者。
【自己推薦型】
自身が関心や問題意識を持ったテーマに関して、社会・地域と連携した活動(NGO、NPO等の組織における活動を含む)に主体的に取り組んでいる者。
①日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験2級以上または公益財団法人全国商業高等学校協会主催簿記実務検定試験1級の合格。
②情報処理推進機構が実施する基本情報技術者試験または応用情報技術者試験の合格。
③本学主催の「高校生地球環境論文賞(2021年度をもって廃止)」、または環境問題、社会福祉、社会保障問題をテーマとして掲げている論文賞・コンペティション等(都道府県レベル以上の広域で募集を行っているものに限る)において、個人・団体(主たる執筆者に限る)による作品が出願開始時までに入選以上の表彰をされた者。
④2021年1月1日から2024年3月31日までに国際バカロレア資格を取得した者または取得見込みの者。
⑤本学経済学部科目等履修生(高校生対象)として、2022年度~2023年度開講の「経済入門」を履修し、A以上の成績を修めた者。
④法政大学 経済学部
①募集人員
経済学部 経済学科2名、国際経済学科6名、現代ビジネス学科2名
②試験日・試験日程
試験日
2023年11月26日
試験内容
小論文
面接
③出願書類
入学志願票
調査書
英語外部試験のスコアを証明する書類
原本志願理由書(自己推薦書)
送付用宛名
④アドミッションポリシー
1.知識・理解、技能[API]
(1)高等学校で学んだ主要教科・科目について、教科書レベルの知識をもっている。
(2)自身の考えを日本語で他者にわかりやすく文章表現することができる。
2.思考力・判断力・表現力[APII]
(1)課題解決のために知識・技能を多面的、総合的に活用できる。
(2)その考察をまとめることができる。
3.関心・意欲・態度[APIII]
(1)世の中の現状を経済という観点から考えることに関心をもち、それを学修や行動に移すことができる。
(2)知的好奇心をもって、入学までに培った基礎学力をさらに広げ・深めていこうとする向上心をもっている。
(3)経済学を中心に、政策、法律、歴史、科学、思想、文学、言語などの幅広い分野にわたる教養を身に着け、それらを経済学の専門知識と結びつけて自分の世界を広げていく。
(4)論理的思考を修得しようとする。
(5)留学、スポーツ、文化的活動、ボランティア活動、資格取得など、大学内外、国内外における学びのフィールドを有機的に結び付けて、自分の学びをデザインしていく行動力をもっている。
(6)高い倫理観をもっている。
⑤出願条件
以下の1~3の条件をすべて満たす者
1.以下の(1)~(8)の英語外部試験資格をいずれか1つ以上取得していること
(1)実用英語技能検定 準1級以上(公益財団法人日本英語検定協会主催)
(2)TOEFL iBT®(TOEFL iBT® Paper Editionを含む)72点以上(うちSpeaking10以上かつWriting10以上)
※Test Dateスコアのみを出願スコアとして活用します(MyBestTMスコアは活用しません)。
(3)IELTS(Academic Module)(IELTSペーパー版およびIELTSコンピューター版)band6.0以上(うちSpeaking4.0以上かつWriting4.0以上)
(4)TOEIC®L&R、TOEIC®S&Wあわせて1095点以上(うちTOEIC®S&WはSpeaking100点以上かつWriting100点以上)
(5)TEAP309点以上(うちSpeaking60点以上かつWriting90点以上)
(6)TEAP CBT600点以上(うちSpeaking120点以上かつWriting100点以上)
(7)GTEC CBTタイプ1190点以上(うちSpeaking280点以上かつWriting240点以上)
(8)ケンブリッジ英語検定162点以上(うちSpeaking142点以上かつWriting142点以上)
2.以下の(1)~(3)のいずれかに該当する者
(1)高等学校または中等教育学校を卒業、もしくは2024年3月までに卒業見込の者。
(2)通常の課程による12年の学校教育を修了、もしくは2024年3月までに修了見込の者。
(3)学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると
認められる者、もしくは2024年3月までに認められる見込の者(この項目の詳細は共通冊子(別冊)「2 準備(事前に確認しておくべき事項)(4)出願資格について」を参照)。