【推薦入試】山形県立米沢栄養大学 健康栄養学部 健康栄養学科(適性検査問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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山形県立米沢栄養大学 健康栄養学部 健康栄養学科の適性検査問題対策

[令和5年度 学校推薦型選抜]

問題

英文の課題を和訳した要約です。

食品廃棄物は大きな問題、 国連の食糧と農業によると世界の農地の28パーセントは、最終的に食料生産に使用されています。しかし今、フィアーガス・オサリバンさんは、新しいスーパーマーケット、シティラボに寄稿しています。 廃棄食品のみを備蓄することで問題を正面から解決します。市場は地元のレストランや食料品店から寄付された食品を受け取り、それを棚に並べて、できる限りの金額を払ってくれる顧客に販売するためです。ヘイゼル・シェフィールドがインデペンデント紙に報じたところによれば、この店はすでに 運が落ち込んでいる家族のためのライフライン。食料庫のようなものですが、食べ物を手に入れる人に対する制限。食糧廃棄を削減する唯一の理由は飢餓だけではありませんので指摘しているように、廃棄された食品は、道路を走る車4台に1台が排出する二酸化炭素に等しい影響を及ぼします。世界中で淡水の4分の1と石油3億バレルをそれぞれ消費しています。食品廃棄物スーパーマーケットだけが廃棄物との戦いの武器ではない活動家より奇妙な見た目の果物や野菜の評判を改善するために取り組んでいます。古くなった商品パンやグレープフルーツなどの無駄な製品、創造的な購入方法がたくさんあります そして本来なら捨てられてしまう食べ物を食べるのです。

出典:The World’s Big Deals:Art,Language,Food―世界を見る アート・言語・食育・働き方改革・歴史遺pp. 52-54,松柏社,2020年(問題作成のため、一部改変)

【問題3】次の英文を読んで、以下の問いに答えなさい。

問1 下線部①Food wasteを5字の漢字からなる日本語の語句になるよう、解答欄に残り4字を入れなさい。

問2 次のア~クの中から、“Food waste” に関連する世界的な問題として、本文で取り上げられていないものをすべて選び、記号で答えなさい。
ア エネルギー問題 イ 感染症問題 ウ 水資源問題 エ 貧困問題
オ 地産地消問題  カ 飢餓問題  キ 地球温暖化問題 ク 少子化問題


問3 下線部②the store is already serving as a lifelineについて日本語で説明しなさい。特に “the store” や “lifeline” については、具体的な内容を明らかにすること。


問4 下線部③there are plenty of creative ways to buy and eat food that would otherwise be thrown outについて、あなたは管理栄養士として “Food waste” の問題にどのように取り組みたいと考えますか、理由を含め、300字以内で書きなさい。なお、本文で取り上げられている“Food waste supermarkets” 以外で答えること。

ポイント

【出題意図】

【問題3】本学アドミッションポリシーの「2. 人間、健康 栄養そして食への関心を持てる人」
および 「3. 必要な基礎学力に加え、論理的な思考能力を有する人」に基づき出題した。
今回は、「食品廃棄物」について取り上げた英文を資料とし、この資料に関する読解問
題3題と意見陳述問題1題を出題した。いずれも資料英文を踏まえながら、広く人間、
健康、栄養、 そして食について日常的に関心を持つことで培われる教養や素養を問うも
のである。また、論理的に物事を考える力や表現する力を問うために、記述式の問題も
出題した。

山形県立米沢栄養大学の公開内容からの引用

小論文過去問題解説

問3: 下線部②では、”the store”(その店)は既に”lifeline”(命綱、生命線)として機能していることが述べられています。これは、その店が食料を提供することで、困難な状況にある家族や個人にとって生活の継続を支えていることを意味します。この店は、必要な食品を手に入れるための頼りになる場所として存在し、人々にとって非常に重要な存在であると示唆されています。

問4: まず第一に、教育と啓発を重視します。一般の人々や食品産業に対して、食品廃棄物の深刻な影響と持続可能な消費行動の重要性を啓発するキャンペーンを実施します。食品の適切な保存法や消費日の管理についての情報を提供し、無駄を減らすための具体的な方法を示します。次に、地域社会と連携し、余剰の食品を寄付するプログラムを促進します。食品業界と連携して、新鮮な食材を寄付しやすくし、地元の食品銀行や施設に供給します。これにより、飢餓と食品廃棄物の問題に同時に対処できます。また、食品廃棄物を削減するためのクリエイティブな食事プランを提供します。食品廃棄物を最小限に抑えつつ、栄養豊富で健康的な食事を楽しむ方法を指導します。このプランは家庭やレストランにおいて実珸られ、無駄を減らし、環境に優しい選択を促進します。総じて、私のアプローチは食品廃棄物の問題に教育、協力、クリエイティビティを組み合わせたもので、より持続可能な未来に向けて貢献することを目指します。

山形県立米沢栄養大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
米沢キャンパス
山形県米沢市通町6-15-1   
JR「米沢」駅より タクシー約10分
「米沢」駅より米沢市街地循環バス南回り路線 約10分 
「栄養大・米短前」下車徒歩0分

山形県立米沢栄養大学のHPはこちら

山形県立米沢栄養大学の入試傾向

山形県立米沢栄養大学の入試傾向は以下のような特徴があります。

一般教養試験と専門科目試験が実施されます。一般教養試験は、国語、数学、英語などの基礎的な教養を問われる試験であり、専門科目試験は、栄養学や食品科学など専門分野に関する知識や理解度を評価する試験です。

山形県立米沢栄養大学の募集コース

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健康栄養学部 健康栄養学科 (定員数:42人)

命の基本である食に携わる管理栄養士は、人の心に添いながら支援を行っていく自覚と、相手の人格を尊重し、人の心を理解できる気持ちを常に持ち続けることが重要であり、同時に、「栄養のプロ」として「栄養」に関する高度な知識と技術をもって、人々の健康な生活を支えていくことが求められます。
管理栄養士養成施設である本学では、教養科目と専門科目の2つの基本的枠組みでカリキュラムを構成しています。
教養科目では、人とかかわる際の知識と理解を深める「心理学」や「コミュニケーション論」、社会人として多方面で活躍できるように「キャリアデザイン」などの科目を学びます。更に、山形県の多彩な食材や豊かな食文化を生かして県民の健康で豊かな暮らしを実現できるように「山形の食」に関する科目も学びます。
専門科目では、導入科目・専門基礎分野・専門分野・発展科目による4つの科目区分を段階的に設けるとともに、養った知識を実践して深めるために演習や実習を数多く用意しています。具体的には、管理栄養士としての重要な基盤となる栄養の意義や、個人・集団・地域のそれぞれを対象に栄養管理について理解を深める、「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論」といった科目を学びます。3年次からは、実際に管理栄養士が働く現場での「臨地実習」を行います。
なお、栄養教諭を目指す学生のために栄養教諭に関する科目も用意しています。

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