高校生が入学してから医学生が1〜2年次にやっておいた方がいいこと

大学受験

「大学時代は人生の夏休み」という言葉をよく耳にしますが、これは全ての学部に当てはまるわけではありません。

特に、医学部、歯学部など、医療系の学部は、講義・実習・レポート・卒論に加え、国家試験の勉強もしなくてはいけません。文系は3・4年生になると履修する授業の数も減っていき、4年生はゼミしか履修していない、なんてことも珍しくありません。その分、就職活動やバイトにも精を出すことができます。

しかし、医療系の学部は3年生になると本格的に実習が始まり、大学の勉強とは別に、国家試験に向けた勉強もしなくてはいけません。とても「人生の夏休み」などと言える状況ではないのです。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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1. 医学部生のさまざまな悩み

医学部の学生は、他のどの学部よりも厳しいカリキュラムと長期間にわたる国家試験の準備という、二重のプレッシャーに直面しています。初年度は、新しい学習環境への適応、高度な科目の理解、さらには自己管理のスキルを身に付ける必要があり、これらの要素が複合的に絡み合うことで、医学部生は多くの悩みを抱えることになります。

1.精神的なストレス

医学部の学生は、長時間の勉強や実習による身体的な疲労と同時に、精神的なストレスにも晒されます。特に、成績や将来のキャリアに対する不安は大きな負担となり得ます。

2.時間管理

効率的な時間管理は、医学部生にとって必須のスキルです。多くの課題、レポート、テストに加えて、個人の生活やリラクゼーションの時間も確保しなければならないため、時間をいかに有効に使うかが鍵となります。

3.将来に対する不安

医学部生は、将来の医療従事者としての役割に対する大きな期待とプレッシャーを感じることがあります。自分がどの分野に進むべきか、またどのような医師になりたいかというキャリアに関する不安も大きいです。

これらの悩みに対処するためには、以下のような方法が考えられます

1.ストレス管理

適切なリラクゼーションと睡眠、趣味やスポーツなど、ストレスを解消する活動を取り入れることが重要です。また、友人や家族、カウンセラーとのコミュニケーションを通じて心の負担を軽減させることも効果的です。

2.時間管理のテクニック

日々のスケジュールを計画的に管理し、優先順位を設定することで、学業とプライベートのバランスを取ることができます。また、勉強の効率を上げるための時間管理のテクニックを学ぶことも役立ちます。

3.キャリアに関する相談

将来に対する不安を和らげるためには、キャリアセンターや先輩医師との相談が有効です。自分の興味や適性を理解することで、より明確なキャリアプランを描くことができるでしょう。

以上のような対策を講じることで、医学部生はこれらの悩みに対処し、充実した学生生活を送ることができるようになります。

2.1〜2年次にやっておいた方がいいこと

医学部の学生が1〜2年次に特に心がけるべきは、勉強、バイト、そして遊びをバランスよく組み合わせることです。この時期に築く基盤は、後の学生生活はもちろん、将来の医療人生においても大きな役割を果たします。

1.バイトの経験

医学部生にとってアルバイトは、単に収入を得る手段を超えた重要な学びの場です。時間管理やコミュニケーションスキルの向上、さらには様々な職業体験を通じて、人生の視野を広げることができます。

また、様々な職種の経験は将来のキャリア形成に役立つ貴重な人脈を築くことにも繋がります。

2.貯金

経済的自立への意識を高めるために、貯金は非常に重要です。将来のための貯金は財政的自由と安定をもたらし、緊急時の資金源としても機能します。

貯金を通じて、財政管理のスキルを身につけることができ、長期的な視点での計画性も養えます。

3.メリハリのある生活

3年生になると、実習が本格的に始まるためずっと遊んでいたり、アルバイトでお金を稼ぐことが難しくなってきます。そこで学業、アルバイト、遊びのバランスを取るためにも、1〜2年次でメリハリのある生活を行う練習をしておき、忙しい3年生からの日常を効率良く乗り切りましょう。

4.遊びの大切さ

学業の合間に遊びを取り入れることは、ストレスの軽減と心身のリフレッシュに役立ちます。友人との交流や旅行、趣味への時間投資は、精神的な充実感をもたらし、学業のモチベーション向上にもつながります。

遊びを通じての経験は、人間関係の構築や新しい視点を得る機会にもなり、医学生としての視野を広げる重要な役割を果たします。 これらの要素を組み合わせることで、医学部の学生は、単に学業に集中するだけでは得られない豊かな経験を積むことができます。勉強、バイト、遊びのバランスをうまく取りながら、充実した医学部生活を送ることができるでしょう。

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