【推薦入試】宮崎県立看護大学 看護学部 看護学科 (小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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宮崎県立看護大学 看護学部 看護学科の小論文対策

[令和5年度 看護学部看護学科 学校推薦型選薦入試 90分]

問題 次の文章を読んで、問いに答えなさい。

課題の要約文です

成功への障害を取り除き、恵まれない環境出身者も含めて誰もが平等な機会を持ち、能力と努力に基づいて出世できる社会を考える。しかし、差別や家族の影響により難しい側面もある。もし平等な機会を実現するなら、社会正義は成り立つかと問われる。アメリカン・ドリームの理念が広がり、世界中の民主主義社会に共感を呼ぶことだろう。流動的な社会は自由と個人の価値を強調するが、完全な能力主義が正義とは言えない。格差は平等な機会を阻害し、成功のはしごを登る平等な機会が重要である。能力主義の理念は不平等を正当化するものであり、競争による不平等の正当性が疑問視される。

出典:マイケル・サンデル著/鬼澤忍訳 『実力も運のうち 能力主義は正義か?』による

問1 この文章を250字以内でまとめなさい。

問2 傍線部Aは、どのようなことですか。具体的に300字以内で説明しなさい。

問3 筆者が述べている能力主義の問題について、あなたはどのように考えますか。自分の経験や具体例を踏まえて300字以内で説明しなさい。

ポイント

出題意図

大学で学ぶための基礎的な読解力とあわせて、他人の立場を理解しようとする力を確かめます。また、抽象的な表現を身近な具体例を通して説明する論理的な能力を評価します

<宮崎県立看護大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

問1: この文章は、理想的な社会についての考察で、不公平な障害を克服し、すべての市民に平等な機会を提供する難しさと、能力主義のメリットと課題について議論しています。

問2: 傍線部Aでは、筆者は「完全に流動的な社会は、二つの理由から、人を奮い立たせる理想となる」と述べており、それについて説明しています。具体的に、自由と公正に関する理想を述べ、自分の運命を決めるのは個人自身であるべきであり、自分が獲得するものは自分が値するものであるべきだと主張しています。

問3: 能力主義の問題について考えると、平等の原則と不平等の正当化の間に微妙なバランスがあることが理解できます。私は、能力主義が個人の努力と才能に報いる点で優れていると考えます。しかし、特権や偏見による不平等が個人の機会を制限することは公正ではありません。例えば、優れた教育へのアクセスが不平等な場合、個人の能力を最大限に発揮できない可能性があります。したがって、能力主義社会で重要なのは、平等な機会を提供し、不平等を正当化しないためのメカニズムを確立することです。

宮崎県立看護大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
宮崎県宮崎市まなび野3-5-1JR日豊本線「宮崎」駅下車、バスで約30分

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宮崎県立看護大学の入試傾向

富山県立大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

  1. 入試方法: 富山県立大学の一般的な入試方法は、学力試験と面接試験です。学力試験は、国語、数学、英語などの科目から構成されます。
  2. 学力試験の内容: 学力試験の科目や範囲は、一般的な高校のカリキュラムに基づいています。具体的な出題内容や配点については、過去の入試問題や入試要項を確認する必要があります。
  3. 面接試験: 富山県立大学では、学力試験の結果を基に一定の合格者を対象に面接試験を行います。面接では、個人の意欲や将来の目標、志望理由などについて質問されることが一般的です。

宮崎県立看護大学の募集コース

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看護学部 看護学科 (定員数:100人)

患者の生命力を高め、心に働きかけ、セルフケア・セルフコントロールを手助けできる看護職者を育成する。
一般教育と専門教育を体系的に統合したカリキュラムが特徴。学年を2学期に分け、半期で単位を修得するセメスター制を採用している。
普遍科目群で、人間についての総合的理解を深め、幅広い教養と状況に応じた判断力を養う。専門基礎科目群で、人間の身体と心の仕組みや、健康を維持・向上させるための保健・医療・福祉の社会的な仕組みを学ぶ。
さらに、専門科目群で、看護学全体の基礎を学ぶ「基礎看護学」、地域社会における看護のあり方を学ぶ「地域看護学」、家族の持つ意味やライフサイクルに対応した健康障害を理解するとともに、それぞれの特性に応じた看護実践の理論と方法を学ぶ「家族看護学」を履修する。これらと並行して体験・総合科目を履修し、福祉施設などでの実習を通して実践能力を高める。
フィールド体験実習と臨地実習からなる看護学実習を重視している。

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