
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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小論文過去問題
R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際関係コース 一般選抜(前期)
問題 次の文章を読んで、後の問いに解答しなさい。
※本文省略
出典 監修者:貴堂嘉之、著者:一橋大学社会学部貴堂ゼミ生&院ゼミ有志『大学生がレイシズムに向き合って考えてみた』明石書店、2023年、14~17ページ
問1 下線部(A)に関して、日本が欧米諸国における人種差別と無関係ではなかった、とはどのような意味か。文章中の表現を用いて100字以内で説明しなさい。
問2 下線部(B)に関して、なぜ日本においては、「人種」ではなく、「民族」という言葉が用いられるようになったのか。その内容を問題の文章全体を踏まえて、150字以内で説明しなさい(なお、文章中の表現を用いても構わない)。
問3 下線部(C)に関して、「日本における差別を「人種差別」と捉えることによって、他国における差別が日本社会につながる問題であることが見えてきます。」という筆者の見解について、あなたはどう考えるか。文章中からこれらが指し示す意味を簡単にまとめ、これまでに学校で学んだことや普段の生活の中からの気づきも参考にしながら、800字以内でできるだけ具体的に論じなさい。
R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際コミュニケーションコース 一般選抜(前期)
第1問 日本のジェンダー問題を解決するために、どのようにすればよいか、次の文章を踏まえながら、あなたの考えを700字以内で述べなさい。
※本文省略
出典:ブレイディみかこ「千里の道も地べたから」(日本文藝家協会編『ベスト・エッセイ2023』光村図書、2023年)
第2問
In the age of globalization, more and more companies are seeking college graduates who are able to work smoothly with colleagues and customers who are culturally different. What skills are necessary for college students to be able to succeed in job hunting? Please provide examples and details to support your description. Your re-sponse should be about 150 words in English. If using a Japanese word is necessary, add an explanation in English.
出題意図
R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際関係コース 一般選抜(前期)
これからの日本社会が迎える「多文化共生社会」でも必ず問題となる「差別」概念、とりわけ「人
種差別」「民族差別」を取り上げ、文章の読解力・理解力を確認するとともに、受験生の「多文化共
生社会」への問題関心、多様性への理解や、論理的な立論の力を見たい。
問1 近代国民国家の建設とともに領土拡大をはかった日本の歴史的背景と「人種」の概念についての
内容が理解できているかどうかを確認する。
国際関係コースのアドミッション・ポリシーに基づいた評価の観点
・《求める人材》1(2)の「日本語の文章の読解力と、口頭及び文章で適切な日本語を論理的に運用する力」を見る。
・《選抜の基本方針》における「高等学校教育課程の基礎学力」と「表現力・思考力」を見る。
問2 問1と同じく、文章中で数度出てきたキーワードの内容が読み取れ、理解できているかどうかを
確認する。
国際関係コースのアドミッション・ポリシーに基づいた評価の観点
・《求める人材》1(2)の「日本語の文章の読解力と、口頭及び文章で適切な日本語を論理的に運用する力」を見る。
・《選抜の基本方針》における「高等学校教育課程の基礎学力」と「表現力・思考力」を見る。
問3 いまなお社会に根強く残り、真の多文化共生社会の実現のための障壁となっている「民族差別」
などの私たちの身近にも起こりうる問題に関して、受験生がどのように問題関心を持ち、どのような議論を展開するのかを確認する。
国際関係コースのアドミッション・ポリシーに基づいた評価の観点
・《求める人材》3(1)の「北東アジアをはじめとするアジア地域や国際社会、またグローバル化した国内社会が抱える課題に強い関心を持ち、背後にある歴史や地域的特性について主体的に探究しようとする姿勢」と同(2)のうちの「多文化・異文化への好奇心、寛容な姿勢」を見る。
・《選抜の基本方針》における「主体的な探究心」、「協働性・多様性への理解」、「表現力・思考
力」などを見る。
R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際コミュニケーションコース 一般選抜(前期)
第1問 日本語小論文は、課題文を十分に読み解き、そこに示されている、日本のジェンダー問題に関する考えを読み取った上で、学校で学び得た知識や、様々なメディアからこれまで得られた知識を使用し、日本のジェンダー問題について、自分の考え方を適切に述べることができるかを問うものである。適切な読解力、これまでの学習成果、更に、的確な表現力を把握するための問題である。また、自らの考えを表明する自主性も同時に観ていこうとする問題である。
第2問 英語小論文では、国際コミュニケーションコースのアドミッションポリシーに沿って、英語による表現力と国際コミュニケーションコースで学ぶ上での関心や主体性を評価する。設問は自分の考
えを150ワード程度のパラグラフで表現するものである。主題文、支持文、結論文をfirst、second、
next、however、althoughなどの談話記号を用いて、読み手にわかりやすく伝える努力をしている
かを評価する。時制、主語と動詞の一致、助動詞、接続詞などの基本的な文法力を評価する。問題
文にない語彙を正しく用いる力、正確なスペリング、コロケーションを意識した表現力を評価する。
学部学科、コース
国際関係学部
英語・韓国・中国・ロシアなどの言語・政治・社会・文化について学び、国際社会に貢献できる人材を育成する。国際関係学科では、グローバルな視点で多文化共生を学ぶ「国際関係コース」と、言葉や文化から世界を知る「国際コミュニケーションコース」を設け、グローカルな人材の育成を目指す。
地域政策学部
地域が抱える課題について、複眼的な視点から解決策を見出し、地域の発展に貢献できる人材の育成を目指す。
地域政策学科では、経済学・経営学の観点から地域を見つめる「地域経済経営コース」、公共的見地から地域課題をとらえる「地域公共コース」、地域づくりの企画・実践力を養う「地域づくりコース」を設置している。
看護栄養学部
看護学科では、「看護を実践する能力」「相手を理解し協働する能力」「地域の特性と健康課題を探究する能力」の3つの能力を柱に、自ら考え行動できる、視野の広い専門職業人を育成する。
健康栄養学科では、看護師、保健師などの関連職種との連携を重視したカリキュラムを通じて、超高齢社会において必要とされる在宅栄養ケアの専門的な実践能力を身につける。
人間文化学部
幅広い知識と柔軟な思考力・判断力を持って、広く社会で役立つ実践力を備えた人材の育成、地域文化を生かしたまちづくりを目指す。保育教育学科は、乳幼児から小学校までの発達段階を見通した教育ができる高い専門性を持った人材を育成する。地域文化学科は、幅広い文化的教養と柔軟な思考力、判断力を持って、広く社会で役立つ実践力を備えた人材を育成する。
所在地・アクセス
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所在地 | アクセス |
浜田キャンパス: 島根県浜田市野原町2433-2 | JR山陰本線「浜田」駅から大学線バスで「県立大学」下車、すぐ |
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松江キャンパス: 島根県松江市浜乃木7-24-2 | JR山陰本線「乃木」駅から徒歩約25分 |