大学評定で推薦をもらうには評定平均4以上が必要?気になる大学の評定一覧!

大学受験

「推薦には評定平均が大事って本当?」
「大学評定ってどう決まるの?」

大学を推薦入試で受験したいとき、ポイントとなるのが評定平均です。どのくらいの大学評定平均があればどのくらいの大学を受験できるのか、知りたい人も多いでしょう。

この記事では大学評定平均値の算出方法から、指定校推薦の仕組み、気になる大学評定基準値を解説します。

この記事を読むことで、大学の指定校推薦と評定平均のことが分かります。そのため、定期テストでどのくらいの点数を目指したらいいか、目標がはっきりするでしょう。

指定校推薦をねらってみたい人は、ぜひ読んでみてください。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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大学評定ってなに?

大学受験で聞かれる評定平均とは、一言でいうと高校成績の平均値です。ではどのように評定平均を算出するのかを説明します。

評定の算出方法

評定平均は、最大値が5.0です。各学期ごとにそれぞれの科目で5段階評価で成績が出ます。これが評定です。10段階評価の学校は5段階に書き換えて計算しましょう。全科目の5段階評価の数字を全科目数で割ると評定平均値となります。

ちょっと分かりにくいと思うので、簡単な例を挙げてみましょう。

例えば、数学A4、数学Ⅰ5、英語3、現代文4、古文5という成績だったとします。

この場合、4+5+3+4+5=21  21÷5=4.2となり、評定平均は4.2と算出されました。

評定が算出される期間

評定平均は高校1年生から出願するまでの期間の学校の成績から算出します。推薦入試の出願は高校3年2学期に行う場合が多いため、高校3年1学期までの成績で評定平均を出すことが多いです。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

評定平均の値を出すときは、高校1年生、2年生の成績も、体育や音楽の成績も全て合算します。高校1年生からしっかりと評定を上げておくと評定平均値が高くなりますよ!

指定校推薦について

ここで、評定平均値が大きくかかわる指定校推薦について説明します。指定校推薦を利用して志望校を受験できると合格の確率が非常に高くなるのでしっかりチェックしておきましょう!

指定校推薦の仕組み

大学入試の種類には次のようなものがあります。大まかに分けるとこの3タイプです。

  • 一般入試
  • 学校推薦型選抜
  • 総合型選抜(旧AO入試)

この中の学校推薦型選抜の特徴は、高校の推薦が必要ということです。学校推薦型選抜の中に指定校推薦と公募推薦があります。

公募推薦はどの学校からも応募できますが、指定校推薦は大学が指定した高校の生徒だけが出願できる推薦入試です。大学からの指定は、過去にその高校から入学した生徒の学力などで決まっています。

指定校推薦の特徴は次の4つです。

  • 高校ごとに異なる
  • 枠がせまい
  • 専願
  • 私立大学のみ

それぞれの特徴を解説していきます。

第1に、高校ごとに異なるというのは、例えば、A高校には早稲田大学の指定校枠が2名分、B高校には1名分、C高校には枠がないという感じです。自分の高校でどんな大学の指定校推薦があるか確認してみてください。

第2に、指定校推薦は各高校の枠はせまいです。そのため、校内選考で指定校推薦を受ける人を決める事になります。指定校推薦は合格率が非常に高いので校内選考を通過できれば大学合格が見えてきます

第3に、指定校推薦は合格したら必ず進学するという専願で受けることが原則です。指定校で合格したのに進学しないと、次年度からの指定校枠に影響が出てしまうかもしれないので、その点は気を付けましょう。

第4に、指定校推薦を行っているのは私立大学のみです。国公立大学は公募推薦のみのため、指定校推薦のように合格率は高くありません。

指定校推薦に必要な評定平均

必要な評定平均は、志望大学によって異なります。また、高校ごとにも異なります。おおよそとしては評定平均4以上はあるといいでしょう。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

くわしくは、学校で公開されている指定校推薦一覧を確認しましょう。人気のある大学の場合は、校内選考を通過するためにも基準より高い評定平均が必要になります。

国公立大学の評定一覧

国公立大学に指定校推薦はなく、公募推薦のみです。公募推薦にも出願できる評定平均の基準が決められています。成績基準がない場合は、共通テストが課されていることが多いです。

学部ごとの成績基準としては医学部では4.2以上、その他で3.5以上が多いです。

国公立大学の推薦は共通テストが試験内容に入っている場合もあります。公募推薦を受験するかどうか決めるには募集要項の確認が大切です!

私立大学の評定一覧

私立大学の評定平均の基準も、高校ごとに異なります

正確な基準は学校で公表される指定校推薦一覧を確認しましょう。一般的に必要といわれる評定平均を有名な大学から一部を紹介します。

早稲田大学・慶応義塾大学…4.3~

明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学…3.8~4.2

関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学…4.0~

亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学…3.5~

五十嵐塾長
五十嵐塾長

上記の数字はあくまで目安です。正確な値は高校が発表する指定校推薦一覧を確認しましょう。

校内選考を通過するためには、人気大学の場合は基準よりも0.2以上は高い値が必要になるでしょう。評定平均は少しでも高い値を取っておきたいですね!

まとめ

指定校推薦で受験するためには、高校1年生から学校の授業をしっかり受け、定期テストで結果を残し高い評定を取ることが大切です。

3年間ずっと努力することは、大変に感じるかもしれません。しかし、指定校推薦を勝ち取れたら、一般入試よりもずっと高い確率で希望する大学に合格できるでしょう。

指定校推薦のチャンスを逃さないためにも、高校1年生から各科目で評定5を目指して勉強に取り組んでみてください!

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