香川大学の推薦入試の仕組みが知りたい!概要と合格のための対策を解説!

大学受験

香川大学は、香川県高松市に本部を置く国立大学です。

1923年創立の歴史を持ちその歴史は1874年にまで遡ることができます。

香川大学は6つの学部を持つ総合大学で、高い教育・研究レベルで世界的にも知られています。

そんな香川大学への推薦での入学を目指している方に読んで欲しい情報を
まとめました。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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香川大学の推薦は学校推薦型選抜ⅠとⅡの2種類

香川大学は、一般入試とは別に学校推薦の枠を各学部に設けています。
それは、香川大学が創造的で人間性豊かな専門職業人・研究者を養成することを
大学の理念の一つに掲げており、筆記試験だけでは見出すことの出来ない
能力や意欲を評価しようとしているからと言えるでしょう。

そんな香川大学の学校推薦型選抜は、ⅠとⅡの2種類があります。

学校推薦型選抜Ⅰの概要

学校推薦型選抜Ⅰでは、大学入試共通テストが【免除されます】。

教育学部
法学部
経済学部


が実施しています。(順不同)。
※法学部と経済学部については、学校推薦型選抜ⅠとⅡの両方を実施しています。

大学入試共通テストが免除されるからといって
学業に力を入れなくて良いというわけではもちろんありません。

学業に加えて大学での教育・研究に耐えられる
基礎的な英語・数学をはじめとする学力や、
コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力が必要とされます。

また、課外活動(クラブ活動や委員会活動、ボランティア活動など)の
経験も重視されます。

例えば、教育学部の学校推薦型選抜Ⅰでは
ボランティア活動などで子どもと接することを推奨しています。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

課外活動などに打ち込んだ経験のあるかたは受けることを

検討して良いでしょう。

学校推薦型選抜Ⅱの概要

学校推薦型選抜Ⅱでは、大学入試共通テストが【課されます】。

法学部
経済学部
医学部医学科
総合工学部
農学部


が実施しています。(順不同)。
※法学部と経済学部については、学校推薦型選抜ⅠとⅡの両方を実施しています。


受験しなければならない大学入試共通テストの科目は学部によって異なります。
(例)
●農学部応用生物科学科
 ◯理科(「物理」「化学」「生物」「地学」)から1科目
 ◯外国語(「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」)から1科目

これに加えて、調査書や志望理由書の提出が求められます。

二次試験を受ける必要がないことや、
課される大学入試共通テストの科目数が一般入試よりも少ないことが特徴です。

大学入試共通テストでよい成績を修めることはもちろんのこと、
学校推薦型選抜Ⅱにおいても、アピールに値する課外活動や
高いコミュニケーション能力が求められます。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

学校推薦型選抜Ⅰ・Ⅱの両方において、
優れた基本的な学力、アピールに値する課外活動の記録、
高いコミュニケーション能力や意欲が求められます。

学校推薦型選抜を受験するために

学校推薦方選抜は狭き門です。

高校において成績はもちろん生活の態度や課外活動への取り組みなど
オールラウンドに高い評価を得ることが必要です。

評定平均は少なくとも3.8以上

高校受験においては中学校の成績をまとめたものを
「内申」と呼んでいた方が多いと思います。

しかし、大学受験においては高校の成績をまとめたものを
「内申」よりも「評定」と呼ぶことが一般的です。

設定平均は、各教科の5段階評価を科目数で割ったもので、
最大で5.0の値を取ります。

高校1年生から、高校3年生までの1学期までの成績の平均をとり算出されます。

学校推薦を得るためには、最低でも3.8以上の評定平均が求められます。

評定平均3.8という値をとるのは決して用意ではありません。

基本的に5か4の評価を得る必要があり、3は極力避けるべきです。

1つでも2以下があると一気に難しくなります。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

オールラウンドな成績を取る必要があります。

校内選考を勝ち抜く必要がある

学校推薦は定員が決まっています。

そのため、同じ学年で同じ大学・学部の推薦を希望している生徒がいた場合
校内での選考が行われます。


校内選考の方法は高校によって異なります。

普段の学校の学業成績を細かく審査する場合もあれば
校内選考用の独自の試験を課す場合、
学業成績に加え課外活動や生活態度を総合的に判断する場合など様々です。

いずれにせよ、学業や課外活動、学校生活全般をオールラウンドに
全力投球することが求められます。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

同じ大学を目指す生徒がいれば切磋琢磨できる良きライバルとして、
生徒同士でギスギスした仲にならないと良いですね。

また、不要なトラブルを避けるためにも
学校推薦を狙っていることは安易に口外しない方が良いでしょう。

学校推薦型選抜合格に必要な対策

そんな学校推薦型選抜に必要な対策を、
大学入試共通テストを課さないⅠ型と
大学入試共通テストを課すⅡ型に
大分してみていきましょう。

共テなしの場合は小論文と面接を徹底的に対策

大学入試共通テストが課されない選抜を受験する場合、
小論文といった提出書類、そして面接を徹底的に対策しましょう。

小論文も面接も一人では対策がしにくいものです。

指導してくれる大人(学校の各教科・進路指導の先生、塾講師)に
小論文の添削や模擬面接を依頼し、慣れておくことがおすすめです。


また、面接で聞かれるのはあなたがその学部を目指す理由や
どのような高校生活(含:課外活動)を送ってきたかです。

これは一朝一夕で話す話す内容ができるものではありません。

1年生のうちから準備をしても早すぎるということはありません。

充実した高校生生活を送ることが、そのまま推薦の対策に直結します。

共テアリの場合は共テと提出書類が重要

大学入試共通テストが課される学部を受験する場合、
上に述べたことに加えて大学入試共通テストで良い点数をとる必要があります。


また、面接のない学校選抜型推薦Ⅱにおいては、あなたの魅力を
書類でアピールする必要があります。


例えば、農学部では下記のような内容の志望理由書を提出します。
 ・なぜ香川大学に入学しようと思ったか。
 ・農学部では何を勉強したいか。
 ・それを大学卒業後の人生でどのように生かしたいと考えているか。

このときに必要なのは農学に関する専門的な知識というよりも
あなた独自の志望理由が論理的に、読み手に伝わるように書かれているかです。
(農学部に入学したいということをアピールできる基礎的な知識は必要です)。

また、検定試験もあなたをアピールする材料になります。
漢字検定、数学検定、英語検定といった定番の検定をはじめ
色々な検定にも挑戦しましょう。


検定をアピールするには認定証のコピーを添付する必要があります。
取り寄せるには数週間かかる場合もありますので、早めの用意が大切です。

検定にチャレンジすることは、普段の勉強のペースメーカーにもなりますよ。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

繰り返しになりますが、1年生のうちから学業・課外活動・学校生活全般を
オールラウンドにこなすことが大切です!

推薦入試は高校1年から評定を取ることが重要

推薦入試はあなたが通う高校が大学に
「この生徒は貴大学に相応しいので推薦します」とする入試方法と言うことができます。

言うなればあなたの高校の名前を借りて、そして看板を背負って大学に入学するということです。

高校1年生の段階からの成績が見られるのですから、
2年生や3年生になってから慌てて勉強に力を入れても手遅れということが起こり得ます。

特に、高校での勉強内容は積み重ねが必要です。
1年生の段階から満遍なく勉学に力をいれ、良い成績を獲得しましょう。

勉強(試験結果)で良い成績を取ることはもちろんのことですが、
生活の態度といった下記のようなポイントをしっかりと押さえる必要があります。

 ・勉強の成果(定期試験の結果、授業の成果、宿題の提出状況など)
 ・生活の態度(授業中の態度、身だしなみをきちんとしているか、出欠席状況など)
 ・課外活動(クラブ活動、委員会活動、ボランティア活動など)
 ・学生生活全般(掃除や行事への参加・貢献具合、犯罪行為を起こしていないかなど)


課外活動への参加具合や校則を遵守しているかなど、
「勉強や成績」とは直接繋がりのないポイントも重要です。

いくら成績が良い生徒だったとしても、
高校は素行の悪い生徒に、高校の看板を背負わせて大学に推薦することはできないからです。


もし、素行の悪い生徒を大学に推薦した後、
その大学でトラブルを起こせば大学が「もうあの高校からは推薦では取らない」ということになりかねません。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

推薦で進学させてもらうには、
高校の看板を背負っても恥ずかしくない生徒である必要があります。

まとめ

香川大学の学校推薦型選抜Ⅰ・Ⅱについて概説しました。

どちらの選抜を受けるにせよ、
大切なのは勉強・課外活動・学校生活全般を高校1年生のうちから頑張り、楽しむことです。


2年生や3年生になって慌てて何かに取り組むといった、
付け焼き刃の対策でどうにかなる選抜方式ではありません。

推薦の大きな魅力の一つは、筆記の学業成績だけではなく
課外活動などを含んだあなたの魅力全体を使って挑戦できることです。


この記事を参考に高校生活を充実させるとともに、
ぜひ香川大学の学校推薦型選抜にも挑戦してみてください。

尚、この記事は2023(令和5)年10月時点の情報を元に作成されています。
選抜方式や日程などについては変更される可能性があります。
受験を検討する際は、ご自身で必ず公式サイトや資料で情報を確認してください。

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