(前期・後期)新潟大学法学部の小論文過去問題集

小論文過去問題

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長■小論文指導歴25年これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします☆知らないと損する「小論文やっていはいけないNG動画」を無料プレゼント中!

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(前期・後期)新潟大学法学部の小論文過去問題集|入試傾向・対策・予想問題まで完全解説

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新潟大学法学部の概要

新潟大学法学部は、1964年に設立された我が国有数の法学部の一つです。法学科、政治学科、国際公共政策学科の3学科から構成され、法曹関係者の養成だけでなく、行政・企業などへの人材輩出も目指しています。少人数教育に力を入れており、教員と学生の距離が近いのが特徴です。法律知識の修得はもちろん、論理的思考力やコミュニケーション能力を身につけることができるのが魅力といえます。

新潟大学法学部 小論文入試の傾向と特徴

新潟大学法学部の小論文は、社会問題・法政策・公共政策に関するテーマが中心となっており、受験生に「賛否両論を整理したうえで自分の意見を論じる」という高度な思考力を求める問題が繰り返し出題されています。以下に、過去問から読み解ける主要な傾向と特徴を詳しく解説します。

①テーマの傾向:時事・社会問題が中心

少子化対策・結婚支援、校則の必要性、定年制の廃止、高齢ドライバーの免許返納、マンションのルール形成、子どもの貧困、アイデンティティと社会問題など、時事性が高く、法律・政策・社会倫理に関わるテーマが頻出です。特定の専門知識がなくても論じられる一方、社会情勢への関心と論理構成力が問われます。受験生は日頃から新聞・ニュースに目を通し、社会問題に対する自分の意見を言語化する練習をしておくことが重要です。

②設問形式:「賛否両論+自分の意見」型が頻出

前期試験では、賛成意見・反対意見の両方を示したうえで、自分の立場を明確にして論じるという設問形式がほぼ毎年採用されています。これはいわゆる「両論型」の小論文であり、単純に「賛成か反対か」を述べるだけでは評価されません。相手側の意見を公平に理解したうえで、それに対する反論を含めながら自分の考えを展開する力が必要です。後期試験では課題文読解型が出題されており、文章の要旨を正確に把握する読解力も求められます。

③字数・時間:120分・1000字

前期・後期ともに試験時間120分、字数は1000字以内という条件が統一されています。1000字という字数は多すぎず少なすぎず、論の展開を丁寧に組み立てながらも冗長にならない構成力が求められます。時間配分としては、構想・メモに20〜30分、本文執筆に60〜70分、見直しに10〜15分を目安にしましょう。

④評価のポイント:論理性・具体性・バランス感覚

新潟大学法学部の小論文では、論理的な文章構成・具体的な根拠の提示・バランスある視点の三点が特に重視されると考えられます。法学部という性質上、一方的な感情論ではなく、複数の立場を踏まえた上での論理的な議論展開が求められます。また、具体的な社会事例や統計データを適切に引用しながら論を補強する能力も評価対象となります。

新潟大学法学部 小論文対策ポイント

ポイント①:「両論型」答案の書き方をマスターする

前期試験の頻出形式である「賛否両論+自分の意見」型の答案では、以下の構成を基本とします。
【序論】問題提起と自分の立場の提示
【本論①】賛成意見とその根拠
【本論②】反対意見とその根拠
【本論③】反対意見への反論または自分の立場の補強
【結論】まとめと自分の主張の再提示
この流れを練習することで、採点者に「多角的に考えられる受験生」という印象を与えることができます。特に、反対意見を「切り捨てる」のではなく、「一定の理解を示しながらも自分の意見を優先する理由」を示すことが高評価につながります。

ポイント②:課題文型(後期)は「要旨把握+応用展開」で差をつける

後期試験では、アマルティア・センの著作など学術的な課題文が出題されています。課題文型では、まず著者の主張を正確に読み取ることが前提です。その上で、その主張を「日本の文脈に当てはめる」などの応用展開が求められます。課題文の言葉をそのまま使うだけでなく、自分の言葉で言い換えながら具体例を加えることで、読解力と応用力の両方をアピールできます。

ポイント③:社会問題への知識を蓄える

過去問のテーマを見ると、少子化・高齢化・定年制・貧困・アイデンティティなど、現代日本が直面する社会課題が繰り返し登場しています。これらのテーマについて、背景・現状・課題・解決策をセットで整理しておくことが対策の核心です。新聞の社説・NHKのニュース解説・政府の白書などを積極的に読み、自分なりの「社会問題メモ」を作成しておくと本番で役立ちます。

ポイント④:法学部らしい「公共性・公平性」の視点を意識する

法学部の小論文では、個人の感情や価値観だけでなく、社会全体の利益・公正さ・権利と義務のバランスといった視点が重視されます。「自分がどう思うか」ではなく「社会としてどうあるべきか」という問いを常に意識して答案を書く習慣をつけましょう。例えば、高齢ドライバーの免許返納問題であれば、個人の移動の自由という権利と、社会の安全という公共性を対比させながら論じることが法学部らしいアプローチです。

ポイント⑤:書いた答案を添削してもらう

小論文は独学での限界があります。自分では「論理的だ」と思っている文章でも、第三者が読むと「意味が伝わりにくい」「根拠が薄い」と感じることが多々あります。スカイ予備校では、25年のキャリアを持つ専門講師が独自のSKYメソッドに基づいて丁寧に添削指導を行っています。ぜひLINE登録からお気軽にご相談ください。

(前期)新潟大学法学部 小論文過去問題

2022年前期 120分 1000字 150点/1000点

問:現在、政府および自治体は、少子化対策を目的として結婚支援のための取組を推進している。政府や自治体が結婚支援に取り組むことについては、賛成、反対の両方の意見がある。どのような賛成意見が考えられるのか、またどのような反対意見が考えられるのか。賛成・反対の意見を紹介しつつ、政府や自治体が結婚支援に取り組むことの是非について、あなたの考えを1,000字以内で述べなさい。

2021年前期 120分 1000字 150点/1000点

問:多くの学校では、各学校の責任と判断のもとに定められる決まりとして校則が存在する。校則が必要かどうかについて、肯定・否定のそれぞれの立場の論拠と予想される反論を示しつつ、あなたの意見を1000字以内で述べなさい。

2020年前期 120分 1000字 150点/1000点

問:現在、多くの民間企業で定年制が採用され、そこで働く従業員は一定の年齢に達すると退職することとされている。もし仮に、法律により全ての民間企業に対して定年制の廃止を義務付けることが提案された場合、あなたはどのように考えるか。このような提案のメリット・デメリットを踏まえた上で、あなたの考えを1000字以内で論じなさい。

2019年前期 120分 1000字 150点/1000点

問:平成29年度の「交通安全白書」によると、75歳以上の運転者(以下、「高齢運転者」という。)による死亡事故件数については、75歳未満の運転者と比較して、免許人口10万人当たりの件数が2倍以上多く発生している。交通死亡事故の人的要因をみると、高齢運転者はハンドル等の操作不適による事故が最も多く、次いで内在的前方不注意(漫然運転等)、安全不確認の順に発生している。

一方で、75歳未満の運転者では、内在的前方不注意、安全不確認が比較的多く発生している。さらに、ハンドル等の操作不適による事故のうち、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる死亡事故は、75歳未満では死亡事故全体の0.7%に過ぎないのに対し、75歳以上では5.9%と高い割合を示している。

また、高齢運転者による死亡事故について、死亡事故件数全体が減少する中、全体に対する構成比は上昇傾向にある。こうした中で、現在実施されている高齢運転者に運転免許証を自主的に返納させる制度に代えて、強制的に返納させる制度にすべきではないか、という意見がある。

高齢運転者による死亡事故件数を減らすために、高齢運転者の運転免許証を強制返納させることの是非について、強制返納によって生じるメリットとデメリットに言及しつつ、あなたの意見を1000字以内で述べなさい。

2018年前期 120分 1000字 150点/1000点

問:あるマンションの住民総会で、小学一年生の子を持つAさんから、「最近、隣の市では小学生の子どもが下校中に不審者に声をかけられて誘拐されそうになった事件がありました。うちの子には知らない人から挨拶されたら逃げるように教えているので、マンション内でも挨拶しないように決めませんか。小さな子どもには、挨拶してきた人がマンションの居住者かどうか判断できませんし、現在のままではとても不安です。」という意見が出された。

すると、年配のBさんからも、「私も、普段からマンション内で挨拶しても相手から挨拶が返ってこなかったので、気分が悪かったんです。だから、住民どうしお互いに挨拶するのは止めましょう。」という意見が出された。

議論の結果、最終的に二人の意見に賛同する者が多数を占めたことから、同マンションでは挨拶禁止のルールが定められることになった。このような内容のルールを定めることの是非について、その背景を分析しつつ、あなたの考えを1000字以内で論じなさい。

(後期)新潟大学法学部 小論文過去問題

2022年後期 120分 1000字 200点/1000点

【文章】(出典)アマルティア・セン著(大門毅監訳、東郷えりか訳)『アイデンティティと暴力―運命は幻想である』(勁草書房、2011年)の一節。

問:文章はインド出身でイギリスやアメリカなどを拠点に活動してきた学者アマルティア・センの著書からの引用である。センはここで、世界における多くの政治・社会問題が「アイデンティティ」を背景として発生していることを論じている。センの議論を日本に当てはめてみた場合、「アイデンティティ」を背景とする政治・社会問題としては、どのようなものがあるだろうか。そうした問題の解決策とともに、1,000字以内で述べなさい。

2021年後期 120分 1000字 200点/1000点

問:昨今、子どもの貧困が社会問題となっている。貧困には、日々の衣食住にも事欠くというものもあれば、「人がある社会のなかで生活する際に、その社会の殆どの人々が享受している『普通』の習慣や行為を行うことができない」(阿部彩「『豊かさ』と『貧しさ』:相対的貧困と子ども」『発達心理学研究』23巻4号、2012年)というものもある。後者の例を子どもに当てはめると、年齢に応じたおもちゃを持てないなど、様々な場面での機会の喪失が挙げられる。子どもの貧困問題の解決に向けて、行政・学校・地域社会それぞれに何ができるかを含め、あなたの考えを1000字以内で述べなさい。

2026年度 新潟大学法学部 小論文予想問題

過去問の傾向を踏まえ、スカイ予備校が2026年度入試に向けて作成した予想問題です。本番と同じ形式で練習することで、実戦的な答案作成力を身につけましょう。

予想問題(前期タイプ)

【課題文】

近年、日本社会においてAI(人工知能)の活用が急速に進展している。医療・教育・司法・行政など、これまで専門家が担ってきた領域においても、AIによる判断支援や自動処理が導入されつつある。特に司法の分野では、量刑の算出や再犯リスクの予測にAIを活用することへの議論が高まっている。支持者は、AIの活用により人間の感情的バイアスを排除し、より公平で一貫した判断が可能になると主張する。一方、批判者は、AIの判断根拠が不透明であること(ブラックボックス問題)や、学習データに含まれる社会的偏見がそのまま判断に反映されるリスクを指摘している。また、刑事裁判において被告人が「なぜその判断がなされたのか」を知る権利(理由提示請求権)との整合性も問題となっている。さらに、AIはあくまで過去のデータを基に判断するため、個別具体的な事情を汲み取る能力に限界があるという指摘もある。日本では裁判員制度により市民が司法に参加する仕組みが整備されているが、AI導入によってその意義が希薄化するという懸念も存在する。このように、司法へのAI活用をめぐっては、効率性・公平性・透明性・人権保障という複数の価値が複雑に絡み合っている。

【設問1】

司法分野におけるAI活用に賛成する立場と反対する立場、それぞれの論拠を整理したうえで、あなた自身はAIを司法判断に活用することに賛成か反対か、理由とともに述べなさい。

【設問2】

AI技術の進展が社会に与える影響を「公共の利益」と「個人の権利」という二つの観点から分析し、法律や制度によってどのような規制・活用の枠組みを設けるべきか、あなたの考えを述べなさい。(字数は設問1・設問2合わせて1000字以内)

予想問題 解答例

以下は、スカイ予備校・五十嵐弓益校長が作成した解答例です。答案の構成・論理展開・表現の工夫を参考にしてください。

 司法分野へのAI活用については、賛否の双方に一定の合理性がある。まず賛成の立場から見ると、AIは膨大なデータを迅速かつ一貫して処理できるため、裁判官の感情的バイアスや経験差による判断のばらつきを軽減できるという利点がある。特に量刑の決定において、類似事案との比較をAIが即座に提示することで、より公平で根拠ある判断の補助が可能となる。また、業務効率化によって裁

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