長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科 入試対策(小論文過去問題解説)

大学受験

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科 入試対策|小論文過去問題解説・2026年度予想問題付き

長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科の小論文過去問

[令和2年度 一般選抜 後期 試験時間:90分]

問題

公開なし

①出典:永田和宏『知の体力』、新潮社、2018年、54-58頁
出題の内容:読書と勉強の必要性

②出典:鷲田清一『〈弱さ〉のちから』、講談社、2001年、176-180頁
出題の内容:人に迷惑をかけること

長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科の入試傾向と特徴

長崎県立大学看護栄養学部看護学科の小論文試験は、課題文読解型を採用しています。令和2年度後期試験では、複数の課題文(永田和宏『知の体力』および鷲田清一『〈弱さ〉のちから』)が提示されており、単なる要約にとどまらず、看護職を志す者としての自己の考えを論述することが求められます。

出題テーマの特徴として、「読書・学びの本質」や「弱さ・依存・他者との関係性」といった、人間の根本的なあり方や対人関係に関わるテーマが選ばれています。これらのテーマは看護の本質——患者の弱さや依存に寄り添い、継続的な学習を通じて専門性を高めること——と深く結びついており、受験生の看護観・人間観を問う意図が読み取れます。

試験時間は90分と比較的長めに設定されており、課題文を丁寧に読み込み、論理的に自分の考えを展開する力が要求されます。字数は明示されていませんが、複数の課題文が提示されることから、各課題文に対する理解と統合的な思考力が問われます。また、看護学科という特性上、医療倫理・ケアの倫理・人間の尊厳といった観点を盛り込んだ答案が高く評価される傾向があります。

一般入試(後期)での出題であることを踏まえると、前期試験を経て再挑戦する受験生も多く、より高いレベルの論述力・思考力が求められる傾向があります。日ごろから看護・医療に関するニュースや文献に触れ、自分なりの看護観を言語化できる準備が不可欠です。

長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科 小論文対策ポイント

①課題文の正確な読解力を鍛える

長崎県立大学看護栄養学部の小論文では、複数の課題文が提示されます。まず筆者の主張・論旨を正確に把握することが最優先です。永田和宏『知の体力』では「知識を得ることの意味・読書の本質的価値」が、鷲田清一『〈弱さ〉のちから』では「弱さや依存を肯定的にとらえる視点」が述べられています。筆者の主張をひとことで言い表せるまで読み込む練習を繰り返しましょう。

②看護の視点を必ず盛り込む

看護学科の小論文試験である以上、「なぜこのテーマが看護と関係するのか」を明示することが重要です。たとえば「弱さ・依存」というテーマは、患者が医療者に依存せざるを得ない状況と直結します。そのような患者の弱さを否定せず、むしろ「弱さを持つことが人間として自然である」という視点でケアする姿勢を論述に組み込みましょう。

③自分の具体的な経験と結びつける

抽象的な議論だけでは説得力が不足します。ボランティア経験・病院実習・身近な人の闘病経験など、自分の実体験を根拠として活用することで、独自性のある答案になります。経験がない場合でも、ニュースや書籍で得た具体的な事例を引用する方法が有効です。

④構成は「問題提起→主張→根拠→反論への対応→結論」で統一

90分という時間を有効に使うために、答案構成は事前にテンプレートとして頭に入れておきましょう。導入で課題文の論点を提示し、本論で自分の主張と根拠を展開、反論にも言及したうえで結論をまとめる流れが、評価の高い答案に共通する構造です。

⑤語彙・表現力を日常的に磨く

医療・倫理・社会に関するキーワード(「自律」「共感」「インフォームドコンセント」「アドボカシー」「ケアリング」など)を日常的にインプットし、答案の中で的確に使えるようにしておきましょう。専門用語を適切に使うことで、看護職への意欲と知識の深さをアピールできます。

2026年度 長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科 予想問題

予想問題(課題文)

 現代の医療において、「ケアする」とはどういうことかが改めて問い直されている。かつての医療は、専門知識を持つ者が知識を持たない患者に対して一方向的に処置を施すものだという前提が強固に存在していた。しかし近年では、患者自身の意思や価値観を尊重し、医療者と患者が対話を通じて治療方針を決定していくという考え方が浸透しつつある。

 そもそも「ケア」という言葉の語源には、「気にかける」「心を向ける」という意味が含まれている。単に身体的な処置を行うことではなく、相手の存在そのものに関心を持ち、その人の苦しみや不安に寄り添うことがケアの本質だといえるだろう。看護師はとりわけ、患者の日常に最も近い場所に立つ医療専門職として、このケアの本質を体現することが求められている。

 しかし一方で、現代の医療現場では業務の効率化・標準化が求められており、一人ひとりの患者にじっくりと向き合う時間的・精神的な余裕が失われつつあるという現実もある。忙しい業務の中でも「ケアする心」を維持し続けるためには、看護師自身が自らの感情や価値観と向き合い、継続的に学び、自己を成長させ続ける姿勢が欠かせない。医療技術の習得だけでなく、人間としての深みを育てることが、真の看護師像につながるのではないだろうか。

(五十嵐弓益 作成・スカイ予備校オリジナル問題)

設問1

本文の筆者が述べる「ケアの本質」とはどのようなものか、200字以内でまとめなさい。

設問2

現代の医療現場における課題を踏まえたうえで、あなたが考える「看護師として大切にすべきこと」について、自身の経験や考えを交えながら600字以内で論述しなさい。

予想問題 解答例

設問1 解答例

 筆者が述べる「ケアの本質」とは、単に身体的な処置を施すことではなく、相手の存在そのものに関心を向け、その人の苦しみや不安に寄り添うことである。「ケア」という言葉の語源が示すように、「気にかける」「心を向ける」という姿勢が根底にあり、患者の意思や価値観を尊重しながら対話を重ねることを通じて実現されるものだと筆者は主張している。(199字)

設問2 解答例

 私が看護師として大切にすべきだと考えることは、「患者の弱さを否定せず、その人の全体を受け入れること」である。

 現代の医療現場では、業務の効率化・標準化が進む一方で、一人ひとりの患者に向き合う時間が失われつつあると本文は指摘する。確かに、看護師は多くの患者を担当し、処置や記録に追われる日々の中で、心のゆとりを保つことは容易ではない。しかしそのような環境の中にあっても、患者が「自分はここにいていい」「この人は自分のことを気にかけてくれている」と感じられる関わりを継続することが、看護の本質だと私は考える。

 私は高校時代、祖父の入院に付き添う経験をした。祖父は自分が家族に迷惑をかけていると感じ、ケアを受けることを申し訳なさそうにしていた。そのとき、一人の看護師が「助けてもらうことは恥ずかしいことじゃないですよ」と祖父に声をかけた。その一言で祖父の表情が和らいだ姿を、私は今でも鮮明に覚えている。この経験から、患者の「弱さ」に寄り添い、その弱さを肯定することが看護師の重要な役割だと強く感じるようになった。

 また、本文が指摘するように、真のケアを実践するためには看護師自身が継続的に学び、自己を成長させる姿勢が不可欠である。技術や知識のアップデートはもちろん、患者の立場に立って考える想像力や共感力を磨き続けることが、看護師としての専門性を高めることにつながる。

 患者一人ひとりの声に耳を傾け、その人の弱さを力に変えるケアを提供できる看護師を目指して、私は学び続けていきたい。(592字)

スカイ予備校からのアドバイス

長崎県立大学看護学科の小論文対策では、「看護観の言語化」が最大のカギです。課題文のテーマ(弱さ・依存・学びの本質)は看護の現場と深く結びついています。日ごろから「なぜ看護師を目指すのか」を自分の言葉で語れるよう練習し、ボランティアや実体験を根拠として積み重ねましょう。スカイ予備校では、SKYメソッドに基づいた個別添削指導で、あなたの看護観を力強い答案に変える伴走をします。

長崎県立大学の所在地・アクセス

キャンパス 所在地 アクセス
佐世保校 長崎県佐世保市川下町123 JR佐世保線「佐世保」駅からバスで約30分 MR(松浦鉄道)「大学」駅下車、徒歩5分
シーボルト校 長崎県西彼杵郡長与町まなび野1-1-1 JR「長崎」駅からバス25分 JR「長与」駅下車、徒歩20分

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長崎県立大学の入試傾向(全学部共通)

共通テストの影響

一般入試の場合、共通テストの結果が合否に大きな影響を与えます。特に国語と数学の得点は重要であり、これに加えて英語の成績も考慮されることが多いです。看護学科では理科(生物・化学)の得点も重視される傾向があります。

学科ごとの試験科目と難易度

長崎県立大学の学部・学科によって必要な試験科目や試験内容が異なります。看護栄養学部では、小論文試験が課されることがあり、読解力・論述力・看護に関する基礎知識が総合的に問われます。

面接・小論文

看護学科では面接や小論文試験が行われます。志望動機・将来の目標・看護に対する考え方などが評価されます。日ごろから自分の看護観を文章と言葉の両方で表現できるよう準備しましょう。

推薦入試

長崎県立大学では推薦入試の制度があります。推薦入試では、高校での成績・推薦状・面接・小論文などが重要な評価要素となります。

長崎県立大学の学部・学科一覧

経営学部(定員数:200人)

経営・マーケティング・会計等に関する専門的な知識を学び、経営上の諸問題を発見・分析・解決できる実践的能力の修得を目指す学部です。「地域における経営実践」「地域と企業演習」「海外ビジネス研修」などの実践科目が特徴です。

  • 経営学科(定員数:140人)
  • 国際経営学科(定員数:60人)

地域創造学部(定員数:250人)

公共政策学科では安心・安全で豊かな地域社会の発展を目指し、実践経済学科では地域課題を経済的視点から解決する力を養います。現場体験・実習を重視したカリキュラムが特徴です。

  • 公共政策学科(定員数:120人)
  • 実践経済学科(定員数:130人)

国際社会学部 国際社会学科(定員数:60人)

北米・アジア各国での語学研修や外国関連企業でのインターンシップを必修化。理論と実践を組み合わせた多面的なカリキュラムで国際感覚を磨きます。

情報システム学部(定員数:120人)

1年次の「教養セミナー」から始まり、長崎県内の島でのPBL「しまなび」、3週間以上の「企業インターンシップ」まで、段階的に実践力を養うカリキュラムが特徴です。

まとめ:長崎県立大学 看護栄養学部 看護学科 小論文対策の総括

長崎県立大学看護栄養学部看護学科の小論文試験は、課題文読解型であり、「弱さ」「依存」「学びの本質」といった人間の根本的なあり方に関するテーマが出題される傾向があります。看護学科という特性上、課題文の内容と看護の現場を結びつけ、自分自身の看護観を論理的に展開する力が強く求められます。

対策のポイントは以下の3点に集約されます。

  1. 課題文の正確な読解:筆者の主張をひとことで言い表せるまで読み込む練習を行う
  2. 看護の視点との接続:テーマを必ず看護・医療の文脈に引き寄せて論述する
  3. 自己の看護観の言語化:なぜ看護師を目指すのかを具体的な経験とともに表現できるよう準備する

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