地方で生きる vs 都市で生きる ―人口減少時代の新しいキャリア戦略

大学受験

東京じゃなくても、いい。今、地方という選択が「戦略」になる時代が来ています。

30年間、教育現場で多くの生徒たちを見送ってきた私(五十嵐)が、最近強く感じることがあります。それは、「東京に行かなければ成功できない」という固定観念が、確実に変わり始めているということです。

東京一極集中の終わりが見えてきた

皆さんも気づいているかもしれませんが、2020年以降、東京の人口増加率が急激に鈍化しています。実は2021年には初めて転出超過となったほどです。コロナ禍がきっかけでしたが、それ以上に大きいのは働き方の変化です。

私の教え子たちからも「先生、東京の会社に就職が決まったけど、実家から通勤することになりました」「大手企業なのに、地方勤務を希望したら通りました」という報告が増えています。企業側も東京のオフィス縮小を進め、地方拠点を強化する動きが目立っています。

2026年、地方移住は「攻めの戦略」になる

これから社会に出る皆さんにとって、地方で働くことは「逃げ」ではありません。むしろ「攻めの戦略」なのです。

なぜなら、地方では若い人材が圧倒的に不足しているからです。東京では「大手企業の歯車の一つ」になりがちですが、地方では20代でも重要なプロジェクトを任される機会が格段に多いのです。私の教え子で、25歳で地方のIT企業の部長になった生徒もいます。東京にいたら、きっと平社員のままだったでしょう。

また、生活コストの差は想像以上に大きいです。東京で月20万円かかる生活が、地方では12万円程度で可能。浮いたお金で副業や自己投資に回せるのも大きなメリットです。

リモートワークが変えた「居場所の自由」

今の時代、「どこにいても仕事ができる」環境が整いました。私が指導している生徒の中にも、北海道に住みながら東京の会社で働いている子がいます。週に1回だけ出社し、あとは自宅やコワーキングスペースで業務を行っています。

副業も含めれば、可能性はさらに広がります。地方で本業を持ちながら、オンラインで全国の企業と仕事をする。これが新しい働き方のスタンダードになりつつあります。

地方で輝く若者たちの実例

具体的な成功例をお話ししましょう。私の教え子の一人は、大学卒業後に故郷の農業地帯に戻り、ドローンを使った農業支援サービスを立ち上げました。年収は400万円程度ですが、生活費が安いため実質的な豊かさは東京の600万円レベル。何より、地域に必要とされる実感があると話してくれました。

別の教え子は、地方の観光業界でデジタルマーケティングを担当し、SNSを使った地域PR活動で大きな成果を上げています。こうした仕事は東京では競争が激しすぎて埋もれがちですが、地方では貴重な人材として重宝されています。

受験で培った力が地方の未来を変える

皆さんが受験勉強で身につけた「問題を分析し、解決策を考える力」こそが、地方が最も求めているスキルです。

人口減少、高齢化、産業の空洞化…地方が抱える課題は複雑ですが、だからこそ若い視点と柔軟な発想が重要なのです。受験で論理的思考力を鍛えた皆さんなら、きっと地方の課題解決に大きく貢献できるはずです。

私は30年間、生徒たちに「自分の可能性を狭めるな」と伝え続けてきました。東京か地方かという二択ではなく、「自分らしく輝ける場所はどこか」を考えてほしいのです。地方にはまだ見ぬ可能性と、皆さんを待っている人たちがいます。人生は一度きり。既成概念にとらわれず、新しい時代の波に乗って、自分だけのキャリアを築いていってください。

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